林田のおせんべいブログ

日本で一番美味しいお煎餅を作るため、全国のお煎餅を食べたり、お煎餅屋の日常を絵日記でご紹介しています

「マヨネーズ唐辛子」木下土井米菓の変わり種おせんべい

2012年04月26日 | 千葉のせんべい


今日のお煎餅も土井米菓、最終章「マヨネーズ唐辛子」です。
お煎餅としては大変珍しい「要冷蔵」で販売されていたお煎餅。
冷蔵庫から出てきたときは思わずニンマリしてしまいました。
それを常温で2カ月経過後食べるので、
これは勇気がいると思いませんか?

早速食べてみると、
生地はこれまでのと同じで柔らかく
青のりの甘みがきいた柔らかい生地です。
ザクザク食べているとぴりり。
ぴりり。ぴりり。と軽い刺激で楽しませてくれます。
そこからマヨネーズの酸っぱさというんでしょうか、
唾液がしみだし口の中をうるおしてくれる味わいが踊りだします。
生地と非常に相性がよく、
マヨ煎餅はこの生地が最高!と、
このお煎餅以外のマヨ煎餅を食べたことが無いのに思いました。
土井米菓の「しょうゆ」や「にんにく」もおいしいですが、
このマヨ唐辛子は別のお煎餅屋では作れない逸品です。

その後試した結果、
こちらのお煎餅は冷蔵庫で冷やしてから食べたほうが
よりマヨネーズの味がキリリとでて美味です。




千葉県木下のせんべいについて

2012年04月24日 | 千葉のせんべい
こんにちは。
先日京都に行って来まして、
色々なおせんべい(おかき)を買ってきたので
後日レポートをしたいと思います。

今日は千葉県の木下地方のせんべいについてです。
こちらは千葉県と茨城県の県境にある場所で
利根川がちかくにあるため水が豊富で稲作が盛んです。
そのためおいしいお米がとれるので
農家の方が余ったお米を煎餅にして食べていたのが源流のようです。

こちらは田んぼや畑に囲まれたのどかな場所なので
商売をするには不向きな場所であり、
その結果お煎餅屋さんは地元密着系の質実剛健な作りをしています。
良いお米を使ったお煎餅。
味付けはシンプルでお米と醤油のみ。
天日乾燥が主流なので乾きやすいように薄い生地が特徴的です。

パッケージはいたって簡素で、白や黒一色でお店の名前がはいっているだけ。

こういったものはデパートで売れるはずもなく、
お店を構えてもお客さんがくるような立地でもなく、
そういったわけで地元農協や生協などに卸しているようです。

この間「世界一大きいせんべい」をギネスに認められ
知名度の向上を目指しているようですが、
まだまだ知る人ぞ知るお煎餅地帯なのです。






「にんにく」千葉県木下地方の土井米菓が作るにんにくせんべいのクチコミ

2012年04月18日 | 千葉のせんべい


今日のおせんべいは土井米菓「にんにく」です。
「しょうゆ」と同じく青のりの入った駄菓子風の生地ですが、
こちらはかなり見た目が濃く、
ところどころ醤油が染みたあとがあります。

早速食べてみると2度付けしているのかな?
と思うほど醤油が濃いめでさらにニンニクが効いてます。
青のりと水あめの効果なのか
ガツン!とにんにくがパンチを聞かせてこず、
青のりの甘さと柔らかさにのってジワジワ染みだすニンニク臭です。
特に嫌みのなに臭さは濃い醤油とあいまって、
味覚は旨味で喜び昇華させられ、
安定した精力増強効果があるんじゃないか?
なんて思うほどでした。

誰にでも食べられる生地の柔らかさでお年寄りも安心です。




「しょうゆ」木下にある土井米菓の青のり入りせんべいのクチコミ

2012年04月15日 | 千葉のせんべい


今日のおせんべいは土井米菓「しょうゆ」です。
生地に青のりが沢山はいっています。
表面にはみりんの適度な照り加減と
色合いに抑揚があって大変おいしそうです。

こちら土井米菓さんは
田んぼがたくさんある地帯の中にあって、
建物は、「どーん、煎餅屋」ということもなく、
普通の建物の入口にのれんがかかっているぐらいで
見つけるのは難しいです。

早速食べてみると、
駄菓子のような軽くて安っぽい食感の中に
チリチリした歯触りが残る不思議な生地で、
これに青のりが柔らかく、しかし強く口の中で踊りだし、
醤油とみりん、そしてほんのり甘さをだす
水あめがとてもいい感じです。
これまで食べてきたお煎餅とは一線を画す味わいで、
安っぽい食感なのに生地の味がしっかりでている、
なんとも不思議なお煎餅です。
田んぼに囲まれたところのお煎餅屋さんなので、
良いお米を使っていることは間違いないでしょう。
他の種類にも期待がかかります。





「沖の石」小宮のせんべいのクチコミ

2012年04月12日 | 埼玉のせんべい


今日のおせんべいは小宮のせんべい「沖の石」です。
石重ねよりも一回り小さく、
厚みも普通の堅焼きくらいの厚みです。
食べてみると醤油はおそらく違わないのだと思いますが、
味わいの違うこと違うこと。
石がさねが芳醇な味わいに対し、沖の石はとてもストレートで、
味が横道にそれたりしません。
醤油をあっさりめにして、生地を生かしたところはかわりませんが、
お米の味と焦げ加減で勝負している感じです。
お煎餅は生地の厚みを変えるだけでも
味わいが随分と異なるので、それを知るいい例でした。