湿度が高くじんわり汗がでる。
雲は太陽を遮るけれど、同時に湿気も遮っているようだ。
カーンと宇宙まで通り抜けてくれたら
清々しいのかなぁと思う。
道路を一つ隔てた竹細工のお店に5歳くらいの男の子がいて
吊る下がった風鈴の風になびかせる短冊を
掴んでチリンチリン楽しそうにふっている。
音が響き渡る。
風情だなぁと思う。
今日は当店に5~6人の撮影隊がきていました。
「空援隊 トレジャーハンター」と書かれた青いTシャツを着た3人の男性。
取材スタッフのインタビューアーはお煎餅を焼く社長について話を聞き
カメラマンは単独で角度やアングルを変えながら写真をとり
ディレクターはのんびりその仕事を見ていました。
私は空援隊の一人の方と
中国がね、とか、お煎餅の生地はね、とか。
世間話をしているところに外国のお客様がきて
あぁこの人は中国語も英語も話さないからきっとタイ人だぁ。
と当て推量をしておりました。
この季節、大きな昆虫、緑と黒の縞模様をした鬼ヤンマが
町を徘徊していて、時々お店の中にやってきます。
お盆の季節に来るので、ご先祖様の生まれ変わりと言われ
家の様子を見に来くるのだそうです。
がっしりとした体で悠々飛びまわる姿が毎年やってくると
故人の冥福を祈りたくなるような気持ちになるから
この言い伝えも嘘ではないかもしれないなぁ。
こんなふうに
色々と浮かび上がる
「思うこと」は
自然と湧いてくるもので
止めようと思っても止められない。
湧き続ける想念の泉はもしや
私の行動、私の考え、私の意志とは関係が無いものかもしれないぞ。
種をまかずとも雑草が生えるようなもので
私は生えてくる草の中から嫌いな草を抜き
気に入った草を残す。
私には太陽を浴びせることも雨を降らすこともできないので
育つかどうかは自然の思うところにまかせるしかない。
私は種を持たないから、期待通りの花を咲かせることもできない。
私は私の庭に生える雑草を抜くだけの管理人でしかないから
庭を眺めながら
素敵な花が生まれてくるのをゆったりと待ち
雑草取りにはげもう。
いつか鬼ヤンマが住めるような
庭を夢みて。
雲は太陽を遮るけれど、同時に湿気も遮っているようだ。
カーンと宇宙まで通り抜けてくれたら
清々しいのかなぁと思う。
道路を一つ隔てた竹細工のお店に5歳くらいの男の子がいて
吊る下がった風鈴の風になびかせる短冊を
掴んでチリンチリン楽しそうにふっている。
音が響き渡る。
風情だなぁと思う。
今日は当店に5~6人の撮影隊がきていました。
「空援隊 トレジャーハンター」と書かれた青いTシャツを着た3人の男性。
取材スタッフのインタビューアーはお煎餅を焼く社長について話を聞き
カメラマンは単独で角度やアングルを変えながら写真をとり
ディレクターはのんびりその仕事を見ていました。
私は空援隊の一人の方と
中国がね、とか、お煎餅の生地はね、とか。
世間話をしているところに外国のお客様がきて
あぁこの人は中国語も英語も話さないからきっとタイ人だぁ。
と当て推量をしておりました。
この季節、大きな昆虫、緑と黒の縞模様をした鬼ヤンマが
町を徘徊していて、時々お店の中にやってきます。
お盆の季節に来るので、ご先祖様の生まれ変わりと言われ
家の様子を見に来くるのだそうです。
がっしりとした体で悠々飛びまわる姿が毎年やってくると
故人の冥福を祈りたくなるような気持ちになるから
この言い伝えも嘘ではないかもしれないなぁ。
こんなふうに
色々と浮かび上がる
「思うこと」は
自然と湧いてくるもので
止めようと思っても止められない。
湧き続ける想念の泉はもしや
私の行動、私の考え、私の意志とは関係が無いものかもしれないぞ。
種をまかずとも雑草が生えるようなもので
私は生えてくる草の中から嫌いな草を抜き
気に入った草を残す。
私には太陽を浴びせることも雨を降らすこともできないので
育つかどうかは自然の思うところにまかせるしかない。
私は種を持たないから、期待通りの花を咲かせることもできない。
私は私の庭に生える雑草を抜くだけの管理人でしかないから
庭を眺めながら
素敵な花が生まれてくるのをゆったりと待ち
雑草取りにはげもう。
いつか鬼ヤンマが住めるような
庭を夢みて。