先日草加市へ行ってきました。
草加市といえば日本で一番煎餅が有名な場所です。
「草加せんべい」の名前で知られるこちらの地方は
本当に煎餅屋さんが沢山あって、60くらいの店舗数があります。
一つの会社が草加市内に3店舗4店舗とあるところもあり、
混沌とした煎餅エリアです。
「草加せんべい」はどんなせんべいか?と疑問を抱いて向かったのですが
お店をまわってすぐ特徴がわかりました。
ずばり「堅焼き」です。
どこのお店の煎餅も厚く堅くできていて、醤油で味付けしてあります。
見た目は実際に買って並べて比較したので
それぞれの特徴を見つけることができましたが、
もしデパートなどで「草加せんべい」という名前で売られていたら
一体どこのお煎餅屋のせんべいか見分けることは困難です。
なぜ草加市にはこんなに煎餅屋があるのか?
町を車で走りながら考えていました。
新井機械さんにも聞いてみました。
草加市のHPも見てみました。
およそこんな理由によるようです。
・煎餅発祥の地
・江戸に近く、宿場町として栄えていた頃、地元米を使った保存食のお煎餅に人気がでた。
・天皇がお召し上がりになり、評判がよく、知名度が急上昇。店舗数増加。
・「草加せんべい」のブランドを地域一体で確立。
・デパートや駅にて販売するようになり規模が拡大した。
なるほどね~。
だからなのね~。
と私は妙に納得。
お店をめぐりながら草加特有の雰囲気を感じることができました。
1・小さいお店が多い
・宿場町として栄えたため、建物が乱立した結果?
・自分のところで生地から生産しているため、煎餅の種類が少なくなり、その結果売り場を広くする必要がない。
・卸業がメインなので、お店は小さいほうが経済的。
2・閉鎖的
・観光産業がなく来客数が少ない。
・来店客は常連さんが多い。
・そのため多くのお店は扉を開けて店内に入らないと品物が見れない。
3・ブランドイメージ
・デパートや駅での卸をするために「草加」のブランドイメージが重要。
・そのため店先に炭焼き用の七輪が置いてある。
・しかし卸をするには大量生産が必要なので、多くのお煎餅はガスか電気で焼いている。
4・品質
・およそ10種類の堅焼きを食べ比べてみた。
・まずい!というお煎餅は一つもなくレベルが高い。
・好みの堅焼きに探す喜びを楽しめる。
以上が私の感じた草加市の特徴です。
次回からはそれぞれのお店の堅焼きをレポートしていきます。
味付けの違いがわずかなので、厳しいレポート作業になりそうです。