怪人クンのムフフ日記

ムフフ、ムフフ、時々オヨヨの〝怪人クンワールド〟炸裂!
あの大物も、この人も。愉快な仲間続々登場!

骨抜きの夏

2006年08月21日 | Weblog
<8月20日(日)>

いかにも灰色。青空の中の、ごく一部に怪しい雲が立ち込める。でもそれは威嚇程度のもので、本格的に雨を呼び込むには至らない。それにしても暑いなぁ。何をしているわけでもないのに汗が噴き出してくる。残暑の洗礼である。この残暑というやつがまたしつこいのだ。怪人クンは〝夏のロスタイム〟と呼んでいる。今年は夏がストップしていた分、季節交代のホイッスルが鳴るのもまだまだ先か?
時刻は15時を少し回っていた。街を少しぷらついてからウチへ戻る。部屋のテレビを点けると夏の甲子園大会、高校野球の決勝戦「駒大苫小牧VS早稲田実業」が放送中だった。何気に見ていたら、壮絶な試合であることに気づく。11回を終わって1-1。えっ?ということは、2イニングも余分に戦っているのか。結局、延長15回引き分け。翌日再試合というとんでもない結果になった。早実のエースピッチャーはこの試合を1人で投げ抜き、ラストイニングでは147キロ、146キロ、また147キロの剛速球を放った。たまげたスタミナだよ、この投手。
あしたの新聞。亀田弟のボクシングもあるが、1面は間違いなくこれでしょう!ドカーンとド派手に躍るコピーは、「早実、壮絶。苫小牧にてんてこまい」。
これは、試合を観ていた観客や大衆の気持ちを代弁したものである。2つのチームが世間をあっと言わせたわけだから、このくらいのダジャレを入れてほしいなぁ。ダメ?

目を閉じる。前日という過去に時がタイムスリップする。
土曜日、お蝶がくれた黒いハンカチ。右横に座っていた彼女は優しいまなざしを向けて怪人クンにこう語りかけた。
「(これで)汗拭いて」。
お蝶からそれを手渡された瞬間、全身の力が抜けそうになる。同時にメロディーが鳴り響く。♪ホワン、ホワン、ホワン、ホワンワンワンワン…。去りゆく季節に待った!がかかる。ハッピーな人間に四季はない。オールシーズン、サマータイムである。
恋する夏。骨抜きの夏―――。
こんな時、頭をよぎったのは〝幸せ〟をテーマにした男と女のシーン。志村けんと女優が演じる夫婦コントがダブって映る。
「あなた、お風呂にする?ご飯にする?それとも…●る?」
セリフもシチュエーションも全然違うものなのに、どこか波長が一緒なのだ。この感覚、読み手には上手く伝わらないかもしれない。100人いたら100人がよくわからないだろう。でも、怪人クンにはお蝶の一言がどことなく同じリズムに聴こえたのだ。妄想が加速すると、何でもかんでもこじつけたくなるんだよね(笑)。

きょうの日記、意味不明、理解不能と思われてもいい。早い話、それだけ突然のプレゼントがうれしかったということである。怪人クンはとことん壊れているらしい。やっべ~ぇよなぁ。まっ、いっかぁ~。
これ以上書くと収拾がつかなくなりそうだ。今のうちにキーを叩くのを止めるとしよう。


※まずは1回でも多くレースに参戦すること。エントリーすること。すなわち、会いに行くこと。それが大事なのです。どうか〝落馬恋愛〟だけにはなりませんように!と、心に願う怪人クンなのでした。
※いつかの空(写真)。