怪人クンのムフフ日記

ムフフ、ムフフ、時々オヨヨの〝怪人クンワールド〟炸裂!
あの大物も、この人も。愉快な仲間続々登場!

怪人東飛!同伴続行!

2006年08月25日 | Weblog
<8月24日(木)>

これぞ電撃!怪人クンが東飛する。言っておくが、頭皮ではない。8月25日(金)、東京は水道橋で行われる「昭和プロレス学~猪木論④~」への参戦が急遽決まったのだ。
今回のイベント。一時は不参加も噂されたが、ここに来て心は翻った。一体、怪人クンを突き動かしたものは何だったのか?
『オヨヨ・ジャーナル』取材班は24日、〝怪人心理学〟に詳しいG・ヌマ氏の化身、ダシ男を直撃した。朝の7時すぎ、某所にて収録。ダシ男はタバコをくゆらせながら、紫煙を吐く。時折ご機嫌な表情を浮かべる。いいことでもあったと見える。ホットコーヒーを一口だけすすると、すぐさま言葉を繋いだ。

「なんや知らんが、ワシに用事?」
――― ハイ。実は怪人クンのことでお話を伺いたくてですねぇ。
「さようか、さようか。ほなほな。まぁ、座りぃ。怪人クンのことならなぁ~んでも訊いてや。ダシダシ答えまんがな!でも兄ちゃん、なかなかのイケメンやね。もこもこに似てるんとちゃう?まぁ、どうでもええか。質問はなんですの?」
――― もこもこ、ですか?あ、もこみち。速水もこみちですね。いやいや(ぽりぽり)。
乗せられた担当記者は、促されるままソファーに腰を下ろすと早速本題に入った。
――― 今週の金曜日、行かないはずの怪人クンが「昭和プロレス学」に出るというのですが?
「あ、彼が突き動かされた理由でっか?そりゃ、あなた。やっぱりあれでっせ。時々、怪人クンには〝東京酸素〟が必要ちゅうことですよ。別に大げさな話とちゃうで。花に水やるようなもんや。それせな、怪人クンという男は枯れてしまうんや。彼にはお膝元の静岡と第2のふるさと東京の程よいブレンド感が心地いいというか、ちょうどいいんやね。人はそれを中途半端言うけども、中途半端こそ彼の真骨頂いうかね。怪人クンは心のバランスが崩れると、こうして東京へ行くんやな。あっちへ行って、ターザン山本!さんやうたまくら!さんにおうて再生を図るんやねぇ。いいこっちゃで。ダシダシ」。
――― なるほど。
「ところでアンタも読んどる?最近の怪人クンブログ。しょうもないことしか書いてないやろ?何かと言えばキャバ、キャバや。恋するのはええ。誰かてあるこっちゃ。ワシかてあるで。その昔、大巨人というキャバ嬢にのぅ…ウホホホホ」。
地鳴りのような音。中村玉緒笑いをするダシ男。己の思い出が甦ったのか?遠くを見つめるも、すぐさま気を取り直したようだ。
「そやかて、そればっか書いてたら世界が狭くなりすぎや。他者(ひと)のおのろけ話ほどつまらんもんはないでぇ。そやろ?まして、怪人クンのは片想いや。お先ハッピーな話聞かされるんとちゃうで?辛気臭くてかなわんわ。そんなもん、最悪やないかい!俳優・大滝秀治さんやないけどな、『お前の話はつまらん!』や。でもまぁ、ブログや。怪人クンが書きたいことを書けばええ。彼の人生なんやし。それでええんや。ワシらがゴチャゴチャ言うことやない」。

そうなると、気になるのはお蝶との同伴である。まさか、キャンセル?これについてもダシ男がズバッ!と答えた。みのもんたの如くである。
「アンタも野暮な質問しますなぁ。そんなもん、会うに決まっとるやないかい!同伴続行や。『昭和…』も出る。どっちもやる。パチ、パチ、パチ、万々歳や。アホなこと訊きなさんな!」
それまでのご機嫌が一変した。ご立腹のダシ男。このあとも、毒舌振りはエスカレートするばかり。とんだとばっちりが、ある男にも降りかかる。
「アンタ、ところでどこの人や?なんやて、『オヨヨ・ジャーナル』?しょっぱいなぁ、ホンマ。お宅の編集長なんか〝オヨヨ〟しか言わへんやないかい。ようあれでインタビュアーが務まるのう?でもまぁ、アンタらには巨乳美人のボインのねぇちゃんがおったなぁ。それだけが救いやな。なんちゅうたっけ?エロなんとか言うねぇちゃんやったと思うわ」。
――― エロ茶ですか?乳ハーフですけど。
「な、なんやて?オカマか?」
――― 冗談ですよぉ。
「心臓に悪いこと言わんといてや。兄ちゃんもキツいわ。もこみち顔しおってからに」。
――― すいません(ペコリ)。
「そやそや。エロ茶やエロ茶。あのぶるるんとした、プッチンプリンみたいなのがええねん。なんできょうは来とらんのあのコ?せっかくお宅らが取材に来たんなら、巨乳っこに会いたかったわぁ。気ぃ利かせんかい。ワシ、結構タイプやねんけどなぁ(ぽっ)。NEXTはあのねぇちゃんにしてや。同伴指名や。絶対やぞ。頼むでしかしぃ~」。
――― キャバ嬢とは違うんですけど…。
「楽しみやなぁ。ウホホホホ。ダシダシダシダシ。今度エロ茶の名刺もらわんといけんなぁ」。
――― ……………。
怪人クンは25日に1泊。翌26日、10時にホテルをチェックアウトしてそのまま静岡へ帰るという。午後からはお蝶に備える。

木曜22時。部屋で東京行きの準備をする。これでよし!と。
ちなみに、あしたの「昭和プロレス学」のテーマは、たった一度だけ実現した『8・26夢のオールスター戦』(1979=昭和54年、日本武道館)である。新日本、全日本、国際の3団体が集結。メインイベントは8年ぶりの〝B・I砲〟復活。ジャイアント馬場(全日)、アントニオ猪木(新日)VSアブドーラ・ザ・ブッチャー(当時・全日参戦中)、タイガー・ジェット・シン(当時・新日参戦中)の越境ドリーム・タッグマッチだった。
現代は簡単に団体交流が実現するようになったが、当時は馬場と猪木が同じリングに上がるなど考えられないことだったのだ。力道山亡きあと、それぞれに団体を興した二人がリング上で顔を合わせたのもこれ1回だけ…。
そんな〝真夏の夜の夢〟を新間寿(しんま・ひさし)さんとターザンさんが熱く語る!


※本日の日記は一部フィクション(妄想)と、真実(事実)の二重放送でお届けしています。
※前回7月下旬の「昭和プロレス学」より。炎上するターザン山本!さん(写真)。