怪人クンのムフフ日記

ムフフ、ムフフ、時々オヨヨの〝怪人クンワールド〟炸裂!
あの大物も、この人も。愉快な仲間続々登場!

馬鹿だよなぁ、男ってやつは…

2006年08月15日 | Weblog
<8月14日(月)>

会社はきょうも休み。窓から差し込む太陽の光も気にせず、のん気に寝ていた怪人クンをよそに7:40頃という時間帯から東京、千葉、神奈川の一部が大停電に見舞われていたというのだ。情報源はテレビ。9時に起きてすぐそれを知った。
電気が使えない。人々の足となるJRや私鉄、地下鉄も動かない。信号機も不能。エレベーターの中に閉じ込められた人もいる。この暑い中、密室地獄はたまったもんじゃないだろう。一大事である。これらの状況、3時間後にはなんとか修復したというが、140万世帯もに大迷惑をこうむらせた。
余波は彼にも襲いかかった。うたさんからも13時頃連絡がある。
『停電で大変だったよ』。
ようやく動き出したものの、なおもダイヤに乱れが生じているようだ。駅のホームで電車を待っているが来ないとぼやいていた。
原因は何だったのか?東京都江戸川区と、千葉県浦安市の間を流れる旧江戸川にかかる送電線を航行中のクレーンが傷つけたことによるものだったとか。人間による操作ミスだったのだ。
今回のことで改めて思ったことがある。例外として「自然」という言葉が当てはまることもある。しかし多くの場合、人をかき回すものは人であり、救うのもまた人なのだ。復旧作業や修理は人がやるものだからだ。便利なツール、コンピューターは人間が命令して初めて働くもの。そこに人が介入しなければ始まらないのだ。

昼間はぷらぷらと街めぐり。本屋などに行って立ち読み。夜も出かけなかった。
22時から日本テレビにチャンネルを合わせる。『アンテナ22』で何度か放送されているシリーズもの、夜の世界で働く女たちのドキュメントを見た。
舞台は六本木。この街で最高級といわれるクラブと、もう一軒はキャバクラを取り上げていた。どちらもさまざまな人間模様がある。
彼女を知らない男は、(この街の)もぐりとまで言わしめる存在のカリスマ・ママ。
母親と交わした約束は1ヵ月。自分を試すため、期限付きで博多から上京した女性。
「お客は育てるものよ。ただいまお育て中」「1651=色恋」を乱発する女たち。
自己防衛策のため〝飲みキャラ〟に徹するホステス。
この社会は女性上位。怒鳴られる黒服。
飛び交う札束。98万円の超高級ワイン。黒革の長財布からゴールドカードを抜き取り、一夜に300万円遣う客などなど…。

中でも、一番インパクトがあったのはこのコ。キャバクラに勤める静岡出身のキャストだ。25歳。
彼女の場合、何がすごいかと言うと〝接客しないことが接客〟になっていたことである。お酒もお客が自分で作っている。彼女は作らない。相手に視線も投げかけず、横でひたすらケータイゲームに没頭する。それでもお客は喜んで笑っている…。
要は「一緒にいるだけ」で満足させてしまう魅力があるのだ。勤務時間が終われば、そこにお客がいようと席を立ち「お疲れさま」と帰ってしまう。それだけじゃない。店の大事なミーティング。他のキャストは強制参加。全体会議の出席も、彼女だけは義務付けされていない。
放任が許される理由。マネージャー曰く、「〝スーパールックス〟の持ち主であること。常に上位成績であり、結果を出していること」。
店にとって〝特別な存在〟であるから許されてしまうのだという。彼女だけはあらゆる例外が認められているのだ。でも、彼女は全然ぶってない。お高く留まっていない。自然体なのだ。彼女の指名客がインタビューに答えていた。
「プロなんでしょうけど、それを思わせないところがいい。一緒にいて癒される」と誰もが言いそうなコメントを残していた。彼女の魅力を言葉にすると、そのくらいありふれたものしか浮かばないのか?近いようで遠い存在。遠いようで近い存在。届きそうで届かない。でも届くかもしれない。微妙な心中。夢と現実の狭間を、限られた時間と空間の中で男たちは楽しんでいるのだ。
この世界は、実力主義であるということをまざまざと見せつけられた。ナビゲーターのテリー伊藤氏はエンディングで、「それぞれの持ち味で彼女たちは闘っている」と言っていた。いやはや、すごいものを見た。
60分の放送が終わったあと、ふとピンク色の薔薇が頭に浮かんだ。彼女もここ六本木で闘っているんだなぁ、と。半端じゃないぞ、こりゃあ!

普段、ほかのテーブルでお客たちがどんな会話で盛り上がり、表情を見せるのか?遊び歩いてきた怪人クンもそれを見る余裕はなかった。どんな時も、目の前にいる女のコとの話に夢中だったからだ。
こうして、〝外〟から客観的に見てみて思ったことは…。怪人クンにも言えることだが、この言葉に尽きる。
「馬鹿だよなぁ、男ってやつは…」。
けど楽しいから、やっぱそれでいいのだ!


※またまたロリコン伯爵へ。
おぬしの言ってる意味がわからないなぁ。そもそも、怪人クンがちょんまげに勝つも負けるもないんだよ。彼にカノジョがいて、怪人クンにいないと負けなの?恋愛は他者と競うもんじゃないんだよ。勝ち負けでもない。そこに勝敗があるとしたら、自分に勝つか負けるかだけ。相手(カレシやカノジョ)と闘うわけでもないよ。
それからねぇ、怪人クンが言った〝モテる〟とはそういうことじゃないよ。自分を知らない人たちも含め、不快に思われたりしないこと。たとえば、このブログの読者がちょんまげという人間を文字だけで見た時、コメント欄に書いてあることだけでイメージする。彼のことは〝イモ〟軍団以外知らないんだかさ。
〝モテる〟とは、他者がその人に対して好感を〝持てる〟かそうでないかを言うのだ。好感度のことだよ。特定の異性(恋人)がいるいないをさしてのこととはまた違うのだ。個というより、そこには多くの人(複数)から、あるいは世間からどう思われるか?というもっと広いテーマがある。
怪人クンがちょんまげに言いたかったのはそこなのだ。おわかりかい?ロリコン伯爵よ。
※『アンテナ22』のテレビ画面から。六本木の文字と風景(写真)。