モミジバフウの葉痕
酒井大岳という方が書かれた”金子みすず”の本の中に次のような詩が紹介されていました。
作者は中学一年生の男の子です。
***人は何のために生きるのか***
木は一本一本ことなったかおをしています。
ざらざらした木のかわをなでれば
木のいいたいことがびんびんつたわってきます。
「水がたりない」
「きょうはさむい」
「ゆきになるぞ」
・・・・とすぐわかります。
木は一本一本ちがったにおいをもっています。
夜明けにおきて山をまわれば
さまざまな木のにおいで山はいっぱいです。
朝ごはんにはこの山のくうきがいちばんはらいっぱいになります。
こんなぜいたく、みなさんにはわからないでしょうね。
生きるとかんじるしゅんかんです。
この男の子も今は”見て観る”事の出来る立派な大人になっている事でしょう。