野の花語り

野山歩きで出会った野の花や昆虫たちとおしゃべりしながら時々道草も・・。

見て、観る。

2006-02-07 19:37:17 | 葉痕
  
  モミジバフウの葉痕

酒井大岳という方が書かれた”金子みすず”の本の中に次のような詩が紹介されていました。

作者は中学一年生の男の子です。

***人は何のために生きるのか***

   木は一本一本ことなったかおをしています。
   ざらざらした木のかわをなでれば
   木のいいたいことがびんびんつたわってきます。
   「水がたりない」
   「きょうはさむい」
   「ゆきになるぞ」
   ・・・・とすぐわかります。
   木は一本一本ちがったにおいをもっています。
   夜明けにおきて山をまわれば
   さまざまな木のにおいで山はいっぱいです。
   朝ごはんにはこの山のくうきがいちばんはらいっぱいになります。
   こんなぜいたく、みなさんにはわからないでしょうね。
   生きるとかんじるしゅんかんです。

この男の子も今は”見て観る”事の出来る立派な大人になっている事でしょう。

苔と地衣類

2006-02-06 19:10:06 | 苔、地衣類
  
  スナゴケ

数年前までは蝶は総て蝶、トンボは総てトンボ、カミキリムシは総てカミキリムシ
という風にアバウトに表現していました。^_^;
勿論、苔は総て苔。地衣類も苔と混同。
最近少しずつ形態が分ってくると調べても名前の分らないものが多く逆に不完全燃焼でストレス発生。

苔には蘚類(せんるい)と苔類(たいるい)に分かれるようでスナゴケは蘚類(茎と葉が明確に分る)に入る。
 の歩みで一歩一歩進むしかないかな。

  
  オオマツゲゴケ

コケと名前に付いていますが、地衣類です。
名前の由来は葉状のような先にまつげ状のものが付いていますね。これをシリアと言うそうですよ。
今日勉強しました。

ムラサキシジミの越冬

2006-02-05 17:53:18 | 昆虫
  
  2月2日  山口市

きのこの写真撮りに夢中になっていたら目の隅に一瞬瑠璃色がちらつきました。
周りに瑠璃色のものは有りません。 幻覚?
暫らくすると又瑠璃色がヒラヒラ! 
ムラサキシジミが羽を開いたり閉じたりしていたのです。(*^_^*)

            

羽を閉じたこの状態で目の前に。
シーズンの元気の良い頃はなかなか撮る事は出来ませんから、きのこそっちのけで撮った事は言うまでもありません。(^^ゞ

翌日から強い冬型になり、雪もかなり降りました。
図鑑には成虫で越冬すると書かれています。雪の中でも生き延びる術を持っている
んでしょうね。

世代交代

2006-02-04 21:54:12 | つなぎゆく命
  
  ドウダンツツジ

枝だけがやたら出ていてところどころにこんな実が・・・。
葉をすっかり落としたドウダンツツジの姿でした。♪

             

             5月にはこんな可愛い花が。♪

  
  アセビ

アセビの蕾も少し膨らんだかな。

新旧揃って送別会の宴です。(^^♪

初めて見るもの

2006-02-03 17:14:58 | つなぎゆく命
  

  ツツジ科(サツキ?)の植物の葉の上に変ったものを見つけました。
  種子の裂開後の姿?でしょうか、それともガク片?

  いままで目にしてても気が付かなかったものかもしれませんね。^_^;

  

  小さな果実が数個ぶら下がっていました。
  名札には、チュウゴクガキ(老牙鳥柿)と記されています。
  横15mm、長さ20mm。
  木の下には黒くなった実と小動物の糞(多分ウサギ)が沢山転がっている。
  きっとウサギ?の好物なのでしょうね。

  ネットで検索しましたが出てきませんでした。

知らないものが多すぎてワクワクが続きます。♪

☆ 真締正直さんのコメントでロウヤ柿(老鴉柿)と教えて頂きました。
  ありがとうございました。

☆ 花虫とおるさんのコメントに詳しく書かれていますので参考にして下さいね。

  公園の名札にはチュウゴクガキ(老牙鳥柿)と書かれていたんですよ。
  笑ってしまいますがプンプンですよね。プンプン!

  

春の足音

2006-02-02 18:57:24 | 野の花
  
  ボケ

  あと2日で立春です。♪
  山口市の公園で小さな春を見つけました。

  硬い蕾の中に一輪、微かに微笑んでいます。
  モノトーンの世界に灯りがポッと灯ったように・・・。

  
  コブシの蕾

  寒がりコブシさんは毛皮のコートがお似合い!
  コートを脱いだらシックな白のドレスに衣替え!
  もう直ぐだね。

            

            秋になったらこんなドレスに衣替え。

胡椒に似てる ?  

2006-02-01 19:18:11 | つなぎゆく命
  
  フウトウカズラでした。♪

  萩市笠山山麓、虎ヶ崎近くの雑木林の極狭い範囲で成育していました。
  写真でうろ覚えの胡椒の実にそっくりです。
  もし胡椒だったら何故って疑問が生まれますよね。

  胡椒は南インド原産のつる性の植物、こんな所に生えている筈は無いと思いな
  がら椰子の実と同様に暖流に乗ってやって来た実が岸に流れ着き着床したのか
  なとロマンチックに想像したりして・・・。

  お分かりになる方教えてくださいね。

   
かぜくささん、夢喰さんのコメントで、フウトウカズラだと教えて頂きました。
かぜくささん、夢喰さん有難うございました。
1時間前に分らなかったものがこうして教えていただける、嬉しい事ですね。♪