決勝戦は、北村さんと成田さん@昨年と同じ顔合わせ。
昨年成田さんは、女流で活躍している長谷川さんを準決勝で下している事を思うと、この両者の戦いは凄いレベルである事がわかる。
話は3年前に戻るが、2年中学選抜で連続優勝していた成田さんを予選リーグで負かしたのが北村さんで、1敗した成田さんとアンヌ隊員が1-1組として対戦する事になってしまった。
アンヌ隊員には、「記念対局して来て下さい」と言うしか無かった。
一時期は完全女王なのかと思われていた成田さんでしたが、女子選手全体のレベルが上がり本大会でも予選リーグで、東京代表に惜敗している。

成田さん先手で始まった決勝戦は、予想通り相振り飛車となり向飛車VS三間飛車。


昔ながらの金無双の相フリに見えなくもないが、ここまでの手順は勝又教授の説明を読んでいたので何となくイメージ的に判るも、横にいるウッキー師範に訊ねながらの観戦で楽しゅうございました。
この局面は、角の力の差があり先手少し指し易い感じから、桂馬が9三⇒8五へと進軍して来た。

△1三香の手待ちに九筋から攻めて、9二の升目に歩を置いたのが上の図。
ここで有効ポイントを取った成田さんが、そのまま押し切り優勝されました。
端攻めは部分手筋で、この局面からなら思いつく手筋だが、ここまで来る段階で少し少しリードして来た先手の力強さを感じた一局で、これは定跡を知っているだけでは埋まらないものを感じた。
成田さん、おめでとうございました。
北村さんは、来年は女流プロになっていて、次回はお会いできないかもですね。

会場で売っていた、昆布を巻いてある餅が美味しゅうございました。
この情報を、ある選手のお母様にしたところ、彼女は大量に買い込んでいた。(笑)

選手&関係者のお弁当。


ウッキー師範の計画では、「かつお大作戦」を展開して来年の長崎を目指すとの事。
「ペロリング・イワシ・ラーニング・システム」考えなければ・・・・・・。