鏡海亭 Kagami-Tei  ウェブ小説黎明期から続く、生きた化石?

孤独と絆、感傷と熱き血の幻想小説 A L P H E L I O N(アルフェリオン)

生成AIのHolara、ChatGPTと画像を合作しています。

第59話「北方の王者」(その1)更新! 2024/08/29

 

拓きたい未来を夢見ているのなら、ここで想いの力を見せてみよ、

ルキアン、いまだ咲かぬ銀のいばら!

小説目次 最新(第59)話 あらすじ 登場人物 15分で分かるアルフェリオン

ついに、あの機体の姿が・・・

こんばんは。画像生成AI、Holaraさんに助けられっぱなしの鏡海です。今日もHolaraさんにお願いして、連載小説『アルフェリオン』に出てくる「あるもの」の画像をイメージ通りに《導着》させることができました。
 
これです!
 
 
おぉぉ、これは・・・まさかの、エインザールの赤いアルマ・ヴィオ、「紅蓮の闇の翼」アルファ・アポリオンではないですか!!
 
小説の本編では、実物はまだ登場していないにせよ、想像上の姿やイメージというかたちで、すでに何度も言及されてきた伝説のアルマ・ヴィオですね。旧世界の「空の巨人」とも言われています。
 
元々、アルファ・アポリオンは、イメージ通りに《導着》させるのがとても難しそうだったので、これまで画像にするのを避けていたのです。ふと思い立って、実際、この間に無いほど呪文(プロンプト)の調整やら画像の「ガチャ」引きやらを繰り返すことになりましたが、これでほぼ思い通りです。
 
強いて言えば、アルファ・アポリオンは、燃え盛る大鎌を手に持っているのですよね。死神というか、死の天使を象徴する装備です。それが、今回の画像では、幅広の矛から長い突起の生えた不思議な武器になっています。まぁ、その奇異な外見が、不気味な怖さを感じさせなくもないです。鎌については、何度もほららさんにお願いしたにもかかわらず、実装してもらえませんでした(笑)。
 
アルファ・アポリオン、この画像の赤の感じ・・・生々しい、業火や血の赤というか、禍々しい雰囲気が良いです(苦笑)。うまくプロンプトを受け止めてくれて、注文が通って、Holaraさんと気持ちが通い合ったかのように錯覚する瞬間でしょうか。
 
いま「錯覚」と言った通り、実際にAIと気持ちが通い合うことは、確かにありません。ただ、そうであっても、こちらがAIに依頼をうまく伝え、リードしないと、思ったような画像は出てこないものです。単純にプロンプトを並べるだけだと(特に漠然とした、抽象的なプロンプトだけだと)、あり得ないような絵が時々出てきて、一人で吹き出しそうになります。たとえていえば、「世界終焉の日」と依頼したら、なぜか猫耳の少女が出てくるとか、それに近いことはあります。プロンプトの選び方も、日本語と比べてニュアンスを正確に把握していないことも多い英語であるだけに、簡単ではないです。
 
それゆえ、《導着》であると・・・つまりAIさんをプロンプトで導き、その結果を画像として定着させる、と私は表現しているのです。実際に絵を描くこととは明らかに別の作業ですが、ただ入力したら望むものが出てくる、自動販売機でジュースを買うような行為とはこれまた違いますね(笑)。ChatGPTさんのようなチャット型のAIの場合でも、こちらが聞きたいことの中身や文脈をうまく実質的に伝えられるかどうかで、あさっての方向の迷回答だったり、逆に、「実は中に人間が入っているのでは?」と思わずうなりたくなるような名回答だったり、結果が全然違ってくるのと同じようなものでしょうか。
 
というふうに、ほんの少しだけ呪文になれてきたせいか、以前よりも表現の難しいキャラクターの画像化を、ほららさんにお願いすることができるようになってきています。
 
たとえば、エルヴィンですね。あの可憐ながらも不気味な少女、飛空艦クレドールを支える「柱の人」です。
 
 
ちなみにエルヴィンというのは、本来は男性の名前です。某エルヴィン・スミスさんのように。アルヴィン等々の名も男性ですね。しかし、なぜ彼女はそんな名前に・・・。何もかもが謎なキャラですが、そのうち衝撃の過去が出てくるかもしれません(ちなみに、実は男性でした!ということは無いです)。
 
それから、飛空艦ラプサーの副長、シソーラです。
 
 
ルキアン、ランディと共にナッソス公爵家に交渉(決裂は目に見えているので、単なる時間稼ぎ?)に出向いたお話のときに、キャラが立ちました。
眼鏡のキャラって、《導着》が比較的難しいんですね。なんというか、AIの方で勝手にイメージを解釈して、こちらが望んでいない特徴を勝手に付与してきたりすることが少なくないように感じます。たとえば「眼鏡」に「ショール」、「比較的年齢が高め」とすると、赤ずきんに出てきそうなおばあちゃんにされちゃったり(笑)。
 
さて、最後に。小説本編をご覧の方はお分かりの通り、前出のエルヴィンは、物語上、かなり重要なキャラです。彼女の絵も使って、先ほどのアルファ・アポリオンを活用した宣伝画像を用意しました。Twitter に流す画像です。
 
 
もう1枚。
 
 
これらの画像から、旧世界の時代にエインザールのやったことが、それ自体としては実はテロリストそのまんまだというのが、分かってしまいます。「絶滅執行」って・・・ほとんど狂気の振る舞いです。
元々、アルファ・アポリオンは、その名から連想されるように、最初から天上界に滅びをもたらすために、エインザールによって生み出されたアルマ・ヴィオです(アポカリプス、黙示録あるいは世界の終焉という語の「アポ」と同じ意味合いの「アポ」ですね)。もっと端的には、アルフェリオンの最終形態が、「アポカリュプシス」といいます。もう、滅ぼす気でいっぱいだったのですね、エインザール博士は。なぜそこまで、同胞や故国を憎んでいたのでしょう・・・。
 
ちなみに以前、アルフェリオンがイーヴァとの戦いで大破し、例の「黒宝珠」によって機体が再構築されていく過程で、システム(?)が、現状では「アポカリュプシス」というフォームの使用権限がないと言っていました。「カラミティ・フォーム」も使えないようでした。
 
なんだか殺伐として参りましたが・・・。エインザール博士の胸の内は、どのようなものだったのでしょう。ルキアンに言わせれば、「本当は、優しい人が優しいままで笑っていられる世界を創りたいだけだったのに」というエインザールの願いが、どこで歪んで、その果てに「天上界=天空植民市群」をコロニーごと破壊して落とすようなテロ(いや、もはや宇宙戦争?レベル)という恐るべき暴挙に出るまでになったのか。いまのところ、真実は闇のむこうです。
 
いつも鏡海亭にお越しいただき、応援していただいてありがとうございます。本日はこのあたりで。よい週末をお過ごしください。
 
ではまた。
コメント ( 0 ) | Trackback ( )