2016年7月23日(土)
東篭ノ塔山(ひがしかごのとやま)に向かう
水ノ塔山(みずのとやま)山頂を経て、東篭ノ塔山に向かいます。(今さらルビをふってみました。w)
いったん下って行きます。
今さらと言えば、歩いているこの稜線進行方向左が長野県、右が群馬県の県境だったのですね。
眼下、写真右上の雲の中から左はじへ抜ける林道が見えますが、これが復路で歩く道です。(^o^;
程なくして遠くからも良く見えた崩落斜面が近づいてきます。 赤ゾレと呼ばれているようです。
雲で隠れていた東篭ノ塔山と西篭ノ塔山が見えました。
そんな中。
足元にはリンネソウ。 お初です。
植物学の父、カール・フォン・リンネがこよなく愛した花、という事らしいです。
す~ごく小さくて可愛いです。
が、足元がぬかるみ、非常に狭い場所で見つけたため同じような画像を3枚くらいしか撮れなかったのが非常に残念。
ハナニガナでしょうか。
こういう背の低い株が多かったのですが、こういうものでしたっけ?
ウスユキソウとヤマハハコ。 下の方にはイブキジャコウソウ。
ワシャワシャッとした、ペーパーフラワーチックな感じが良い~。
花いっぱいの斜面が続きます。
先を見ると東篭ノ塔山への最後の登りがきつそうだったので、おやつ。w
で、東篭ノ塔山山頂と~ちゃ~くっ!!
「360度の展望」はまったく拝めず。w 青空が覗いているだけ良いよね。
山頂は岩イワながらとても広く、展望が良い時には良いランチスポットですね~。
この山頂へは、これから向かう池ノ平湿原の駐車場から一時間弱で登ってこられるため、
軽装の方たちの姿も多く見かけました。
岩が多いトレイルなので、せめて足元はしっかりしていた方が良いと思います。
西篭ノ塔山まで行こうと思っていたので、昼ごはんはそちらに行って戻って来てからと思っていましたが。。。
時間は11時半ごろだったし、湿原に行けばまた花を見て時間が掛かっちゃうだろうし。。。
なので、さっさと下りました。
さっさと下ったのですが、だんだん下り斜面が緩やかになり、
トレイルの岩が土になって周囲も森っぽくなってくると。。。
あら、かわいい。
ちょっと座り込んで撮りますか。。。ここしかないかもしれないし。。。
と思ったら、たくさん咲いていました。w コバノイチヤクソウ。
マルバブキダケの森を過ぎ、
クルマユリを眺めながら歩いていると、
池の平湿原の駐車場が見えてきました。
手前の森と奥の森の境を走っている林道が高峰高原(車坂峠)から湯の丸高原(地蔵峠)へ抜ける林道です。
私は復路、この道を高峰高原に向かって歩いて行きます。
ちなみにこの林道は午後5時に林道ゲートが閉まります。 朝は何時からかはわかりません。
私が歩いた区間は砂利道でしたが、道幅は広く、大きなデコボコは無いようでした。
駐車場には林間学校で来ている生徒たちが乗ってきただろう大型バスがたくさん見えましたから、
安心して走れる道ではないでしょうか。(バスは地蔵峠から来たかもしれませんが)
正面奥の方に建物が見えますが、そこは湿原の資料館のようなものになっています。
その右側が駐車場でトイレもあります。
駐車場は有料で、普通車は1台500円です。
ちょうど良いベンチがたくさんあるので、ここでお昼ご飯にします。
いつも晴れさんが使っているお弁当箱。
食べ終わったらパタパタとたためるものが羨ましかったので、ついに発見、購入!w
お昼ご飯を食べたら、池の平湿原へ行きますよ~!
の前に。 近くにヤマオダマキがあったので。
この、全体に黄色っぽいヤマオダマキはたぶん初めて。
これも今回見たかったひとつでした~。(^O^)
さぁ、本当に湿原に下りて行きます。
この池の平湿原は三方ヶ峰旧火口にできた湿原です。
ワレモコウもたくさん見られました。
木道を下ってきて、いよいよ湿原です。
奥左に見える高い山が三方ヶ峰というわけではないようです。
湿原の真ん中を通りぬけるこの木道の他に、湿原を取り囲むようにも木道やトレイルが作られているみたいです。
私は三方ヶ峰まで行って、ピストンで帰ってきます。
小学生の皆さんも散策に来ていました。
グリーン一色に見える湿原も、低い所をよく見れば、色々なお花が咲いています。
木道は湿原面よりちょっと高い位置にあり、遠くの植物は撮りにくいので、
人がいない所を見計らって腹這い撮影。w
ノハナショウブ。
大きな池塘。
三方が峰まで登ってくると、先ほどまで歩いていた水ノ塔山~東篭ノ塔山が見えました。
遠くの山々は見えませんが、麓の街は見えました。
そして、足元の砂礫地にはコマクサが!
え? 見えないの?
じゃ、はいどうぞ。 もう終盤でしたが、見られました~!
では、展望もそれほどないですし、帰りの林道歩きが長いので、
そろそろ戻りましょう。
ウツボグサ、ホソバノキソチドリ。
?
上と下の花びらをよいしょっと開けて顔を突っ込むハチ。
シャジクソウはこんなお花。
シャジク(車軸)とはこの葉っぱの形からだそうです。
長野県では浅間山系と美ヶ原高原でしか見られない、
日本全土でも、北海道、宮城県、群馬県、長野県でしか見られないようです。
ツリガネニンジン
そうそう。 つぼみの答えは上の花。
ホタルブクロ、でした~!
つぼみが段々大きくなって、大きな花が咲くのですねぇ~!
池の平湿原から、朝出発したビジターセンター駐車場まで林道を歩きましたが、やっぱりこれが長く感じました~。 一時間20分くらい。 林道の脇にもお花がたくさん咲いていますけどね。
4時を過ぎてしまったので急いで荷物を整理して、高峰高原ホテルのお風呂に行きました。 800円(タオル付き)で受付18:00までです。 露天風呂はありませんが、大きな窓からは佐久方面が見渡せ、夜には夜景も見られるそうですよ。
夕飯はお蕎麦でもと思っていましたが、久しぶりに横川の釜めしが食べたくなりました。 横川SAに寄って、野菜も食べたかったので、根菜がたっぷり入った豚汁付きのセットで。 美味しかった~!!
「また、行こう!!」と思っています。
コメントありがとうございます!!
えぇ、えぇ。
湯の丸山~烏帽子岳、最初はそちらを考えていたのですが、
東篭ノ塔山なら今回ヤナギランが見られそうだったので、
まず行ってみました。
黒斑山も雪の時期や、初春に行ってみたいですね。
四阿山~根子岳も行きたいですが、
行きたい所が多くて、休みや天気の具合もありますし、
困ってしまいますねぇ。w
リンネソウ、魅力的なお花ですねぇ。
kazuさんも7月初旬に行かれていたのですね。
さすがにお花の時期が違っていて、興味深く拝見しました!
私もきっとまた行ってしまいます~!!
私はオダマキは多分日光でしか見たことが無いのですが、
外側が紫の物しか見たことが無かったので、
黄色のオダマキ、見たかったのですよ。
今回は時期的にもうないかも、と思っていたのですが、
お会いできてうれしかったです~!
あちこち歩くと、当然ながら違う種類のお花も見られて、
興味深いです!
いつも拝見してますが
大好きな山域なのでコメします。
リンネソウを、初めて見たのはこの山でした。
いつ行っても花を楽しませもらえる山ですね。
高峰山、湯の丸よ、烏帽子岳とか
根子岳もいいですよ。
近いうちにまた行っちゃいそうです(笑)
Laylaさんにとっては最高の山、だったのでしょうね。
キバナノヤマオダマキは、浅間に行った際、初めてみました。
ヤマオダマキの中でも、一際美しい黄色をした花~
この色のオダマキを私が見たのは、浅間でした。
この山域ではよく見かける花らしいのですが、その色の美しさは今も脳裏に浮かぶかの様です。
色も違うとは初めて知りました。
それが面白くて。
白い花はシャジクソウとは花も葉の形もちがうので。。。
釜めしおいしかったですよ~。
で、次回行ったら道の駅雷電でくるみだれのおそばが食べたいなぁ、なんて。w
どこかお美味しいお店があったら、そのうち教えてくださいね~。
ホタルブクロだったのですね!
オダマキかな?とか思ったのですが全然違ってました。
つぼみだと全然分かりません想像も付きませんでした。
さすが!Laylaさんです。
あれ?釜めしと思ったらSAおぎのやに寄られたのですね。
?の花、白花のシャジクソウでしょうか?
8月に霧ヶ峰・美ヶ原を歩いた時に咲いていたのですがクローバーじゃないしと、その時は分からずブログにアップしませんでした。