昨年のは話ですが、
生徒会で年一回発行される文集みたいなのがあって、そこに娘は吹奏楽部の部長として原稿を頼まれました。
内容は、三年間の部活生活を振り返って感じたことや思い出などを書くみたいでしたが、
書いたあと私に「見る?」と持ってきたので読みました。
そこには、仲間に支えてもらって乗り越えられたこと、いい仲間に恵まれたことなどが書かれていました。
ただ、ちょっと気になったのは、
「私はこの吹奏楽部に入ったことを後悔はしていません」という文章
娘に「なんかさ、後悔はしてないって書くより、よかったですのほうがいいんじゃない?後悔はしてないけど。。。ってなんか含みがあるような感じがするよ」と言うと
「だって、良かったなんて思ってないもん」
「ええ そうなの 良かったって思ってないの」
「うん、思ってない。良くなかったわけじゃないけど、良かったとは思ってない」
なんか、ちょっとショックというか、驚きました。
部活では本当にいろいろあって、苦労もしたし、嫌な思いもしてきた、それは知ってるけど
それでも、いろいろ乗り越えてこれて結果良かった ではないの?
娘にはやっぱりどうしても顧問が今でも許せないくらい嫌いなようで、その思い出だけが良かったと娘に言わせないのだと思います。
その原稿にも先生の文字は一文字もなく、全て一緒に頑張った仲間への感謝の言葉でした。
そして、あの頃を振り返って
「今ね受験勉強とか大変だけど、部活の苦労に比べればどってことないって思える。だって勉強は自分だけの責任でしょ。自分が怠ければ怠けただけの結果が出るし、頑張れば頑張っただけの結果が出る。全部自分の責任。でも、部活は私ひとりではどうしようもならないことばかり。だから受験もそれを思い出して頑張ろうって思う」
そんなことを言ってました。
そして高校に入っても絶対吹奏楽部には入らないそうです。
決して嫌な思い出で終わったからではなくて、もう自分の中で精一杯やったから十分なんだそうです。
「もし、先輩に誘われて入ろうかななんて言い出したら、お母さん全力で止めてね」
「わかったよ、全力で止めるわ」
まあ、なんだかんだ言っても自分で決めるし、私が何を言おうと関係ないでしょうけど。