明日はピアノの発表会です。
おそらくこれが最後になるかな。
ピアノの発表会はグループのエレクトーンのそれとは違ってかなり緊張します、見てるほうが。
去年は最悪の出来でした。
緊張と練習不足でボロボロ
なんとか最後まで弾いたけど、自分でも途中ではやく終われ~と願ってたとか
そして、悔し涙
時期的に部活の行事などの忙しいことが重なり、かなり追い詰められての発表会でした。
なので、今年は辞めようよ~と心で叫んでたのですが
今年はリベンジすると言って当たり前のように参加
ああ、今年もまた大騒ぎして練習するんだろうなと思っていたのですが
忙しさは去年にも増してあったのに、何故か余裕
必死に練習するでもなく、かといってまったくしないわけでもなく、
緊張感もなく、なんなんだろう
なので、私もなんとなく余裕で最後の発表会を楽しめそうです。
ところが・・・・
昨日のことです。
一緒に出る予定のT君が急遽キャンセルということに。
理由は一月にさかのぼります。
毎年のことですが、3ヶ月前くらいは先生も余裕で「この調子で頑張ってね」位ですんでるのですが
2ヶ月前くらいになると「この調子じゃ出せないわよ」とピリピリムードになってきます。
それがわかってるのに、今年もまたのんびりムードの娘たちでした。
そしていつも揉めるT君ち、
今回は春から曲を決めてたT君。あまりの大曲に先生からはNOと言われる覚悟だったのに、意外とあっさりOKが出ました。
なんですが、結局ここにきてまったく仕上がってない状態に、またまた先生から「このままじゃ出せない」と言われ
T君母は「もう出るのやめるわ」と言い出しました。
ああ、またですか?
確か以前も先生にこっぴどく叱られた後、「うちはもう出ませんから」と言い放ったT君母
「先生が出せないって言うんだからしょうがない。
もともと無理な選曲だった。それでも発表会なんだから本人がそれでいいんだから弾かせてほしかった。
先生は自分の生徒がみっともない演奏をするのが許せないだけ、ようするに自分の見栄だけ。」
そういう理由でT君とも話し合って辞めると言って来ました。
T君自身も先生に怒られすっかり自信もやる気もなくし、もうどうでもいいや、となってると言います。
私としては最後になるかもしれない発表会だし、一緒に出ようよと誘ったのですが、母の決意は固いようでした。
とは言うものの、先生が出さないわけはないのです。そしてT君だって出たいのです、本当は。
毎回思うけど、出る出ないの問題を母が抱えすぎてる。
話し合いの主導権を母が握ってて、T君はもうどうでもいいみたいになってる。
お正月まったく練習もせず、断る気満々でレッスンに行ったT君と母。
ところが、先生からは「この曲は来年にして、今年は別の曲にしましょう」といくつか候補の曲を聴かされた。
その中にT君の気に入った曲があったらしく、あっさりとその曲で出る方向に落ち着いたようです。
なんていうか、母がこの話に入ってきたことで返ってややこしくなってしまったという印象を受けます。
その後も新しい曲を練習して発表会に臨むはずだったT君、今週の月曜日に会った時は普通でした。
ところが、昨日T君のお母さんがこの2,3日T君の様子がおかしくなってきてて、食べたものを吐いたりしてるので
これはただ事でないとT君と話をしたそうです。
そしたら、発表会に出れないと泣きながら訴えてきたそうです。
ずっと言えなくて我慢してたのか、それとも出たいという気持ちはあったけど体が拒否しちゃったのか。
母は、最近まともに弾いてないし、ただ怠けてるだけと思って、
「忙しいのはTだけじゃないんだよ。中学生みんな同じなの、それでもみんな時間作ってやってるんだよ」
ときつく言ってたようですが、かえってそれがT君を追い詰めてしまってたようです。
母は、本当は最初の曲で出たかったんだと思う。でもそれを先生が許してくれなかったので、曲を変えた。
そのことがずっと頭にあって、プライドも傷ついたし、やる気もなくなったと言います。
それでも、曲を変えることに同意したのはT君自身です。
そうせざるを得なかったとしても、決めた以上は自分の責任。
生徒会もやってて、先生の人望も厚く、勉強も人一倍頑張って常にトップを走ってるT君。
T君にとってこれが人生初の挫折かもしれない。
T君の母は、今回自分が良かれと思ってアドバイスしてきたことが裏目に出てしまったと反省してました。
こんなに疲れてるなんて思ってなかったと。