ayamiの子育ち 自分育ち日記

一人っ子の娘は小学校4年生の時に約4ヶ月間の不登校を経験しました。でも今は毎日元気に学校へ行っています。

起立性調節障害と不登校

2012-05-16 12:58:42 | 不登校だった娘

高校生になり、毎日楽しく学校生活を送ってる娘

箸が転んでも可笑しい年頃なのか、学校が楽しくて好きでたまらない、そんな感じ

 

起立性調節障害と診断され不登校になったのが6年前、そうあれからもう6年もたちます

娘のOD症状は今どうなのか、というと大きな症状といえるものはありません

小さな症状は時々立ちくらみがある、顔色が悪い、くらいで生活には特に支障もありません

じゃあ、ODは治ったのか?と言われると・・・

身体症状があっても薬を服用せずに日常生活に支障が少なくなった状態を治ったというのなら治ったのでしょう

これは体質だと思うし、私も低血圧で立ちくらみもよくありますが、普通に生活してます

ひとつ言えるのは、娘はもう不登校にはならないと思うことです

 

あの頃、朝起きると頭が痛い、気持ち悪いと布団から出られなくなった娘

少し休めば良くなるだろうと思ったけど、症状は益々悪化し一日中寝ている日も

病院で「起立性調節障害です」と言われ、ネットで検索した日々

どうやったら治るの?それだけが知りたかった

わかったことは「必ず治りますが、時間がかかります」というもの

症状が軽くなる対処法や生活上の注意点はいろいろあった

朝の光をあびる、いきなり起きずにゆっくり時間をかけて起き上がる、お風呂にゆっくり浸からない、乾布摩擦、

水分、塩分を取る 薬や漢方薬の投与 適度な運動

それらはまったく無意味なことではないでしょうが、それで元気に学校に行けるようになるかというとそういうわけではありません

 

どうやったらODが治り、再び不登校にならないか、正解は人それぞれだと思いますが、

我が家の場合、娘のODを治す(症状が軽くなり生活に支障をきたさない)ためには復学するということが必要だったと思います

学校生活で精神的ストレスを感じていた娘、でもその学校に戻すことが一番の治療法だった

勿論無理やり学校に戻したわけではありません

子どもが身体を悪くしてまで行きたくない、行けないと言うのなら、無理に行かせることは逆効果になります

まず身体を休めることが必要です

実際娘は家でゆっくり休んで、少しずつ体調も回復してきました

横になって寝てる時間が少なくなってきました

それでも、そこからがなかなか進まずODの症状も少しはいいけれど、学校に行けるほどではない

例えば熱が出たとして、下がってもすぐに元気にはなれないし、いきなりステーキを食べるなんてことは出来ないですよね

そんな病み上がりのような状態がずっと続きます

休みが長くなるほどに学校へは行きずらくなります

本当は行きたいのに行きにくい 学校と思うだけで頭が痛くなる

羽根を休め元気を取り戻したら自然に行けるようになるとは思えなくなりました

・無理に登校を促さない

・学校に行けるといいね、等は言わない

・家で出来ることからやる

こんな生活でこの先どのくらい待てばいいんだろう

ODが治っても学校へは行けないのではという不安

行けなくたっていいじゃないですか、学校だけが全てじゃない、と言われてもそこまで腹をくくる勇気はなかった

 

不登校は子どもだけの問題ではないと思います 家族の問題だと思います

家庭の中で問題があった、それを子どもが不登校という形で教えてくれたのだと思います

我が家の家庭の問題点は何だったのか

・子ども上位の生活

・親の価値観の押し付け

・先回りの子育て

・失敗するという経験を奪い 失敗させないために手出し、口出し

過保護、過干渉が娘を弱い子にし、学校でストレスをかかえODになったと考えました

そのことに気づき、親が変わらなければ、とそれまでの子育てを反省し対応や行動を変えたことで、娘は再び学校へ戻りました

自分を責めるのでなく、後悔するのでもなく、ただ間違ったことは素直に反省し、変えていくこと

暗く心を閉ざし、時に暴れ、いつも具合が悪くすぐに横になっていた娘が変わってきました

学校に行かなくたって、お母さんはあなたが大好きだよ

そういう気持ちだったけど、元気になって学校に行きたいと娘が望むなら本来の元気な娘に戻してあげたかった

 

あれから6年たち、今私は本当に楽になりました

毎日お弁当を作るという仕事が増えたけど、後はあまり出番もありません

どちらかというと、娘に助けてもらうことが増えたかもしれない

いつも明るく笑わせてくれる娘に毎日元気をもらってます