年中さんから11年通ってたヤマハのグループレッスン、とうとう卒業しました
毎年春になると、次年度の話になります
今までは当然続けますよねって感じで更新してきましたが、さすがにもう高校生
中学入学の時点で、もう終わりかな?って思ってたのに、グレード6級を受けてから、また子どもたちにも続けたいという気持ちがありそのまま3年間やってきました。
11年前、友達と軽い気持ちで行ったヤマハの体験レッスン
ピアノが弾けたら楽しいだろうな、お友達と一緒に音楽を楽しめたらいいな、そんな軽い気持ちでスタート
最初のレッスンで先生がエレクトーンの音を紹介してくれました
エレクトーンはボタンひとつでいろんな音が出ます。
みんなも音を出してみて、と言われ適当にボタンを触り、鍵盤を押してみます
他のお友達はみんなあれこれいじっては出てくる様々な音に大喜び
一方の娘は想像を遥かに超えた打楽器の音に驚いてパニックになり泣き出してしまいました
慌てた先生は、じゃあみんなで前に来て歌いましょうと切り替えてくれたのですが
娘はずっと恐がって泣いていて私から離れようとしません
その日のレッスンは私も辛かった、泣いてる娘をなだめながら
なんで他の子は楽しそうに出来るのにこんなことくらいで恐がるのか、情けなさでいっぱい
帰ってきたらあんなに大騒ぎしてきたくせに何もなかったかのように振舞う娘に怒りが爆発
前途多難なヤマハのスタートでした
思えば娘はかなりの臆病者でした
昔教育テレビでやってた「はっちぽっちステーション」のコンサートに連れて行った時も
始まった途端、あの暗がりと大音響にビックリして帰ると言い出し、結局私とずっとロビーで過ごしました
観てたのはお父さんのみ 結構面白かったぜって、まあ暢気な・・・
そんな臆病者で恐がりの娘に先生も気を使ってくださり、しばらくは平凡な音のみでレッスンしてもらってました。
音楽を楽しむ子になってほしい、ほんの軽い気持ちだったけど
本当に楽しめるようになるまでは、楽しくない練習、そして努力や根性が必要なんだなとわかりました。
最後のレッスンで久しぶりに娘たちの演奏を聴かせてもらいました
いろいろ思い出すと泣きそうになるので、あまり考えないことにして
曲は大河ドラマ「江」のテーマ曲
三人の音、この子達らしい音、それぞれの音が重なり合っての素晴らしいアンサンブルでした
エレクトーンの音が恐くて泣いてた娘、いつも女子二人に押され気味で僕余ったパートでいいですと言ってたT君、感が良くて誰よりも上手にピアノは弾けるのに歌が苦手だったMちゃん
三人ともよくここまで成長してくれました、感動で胸がいっぱいです
出来れば続けさせたいと思う気持ちもあります。
でもこのグループはこの三人だから成り立ってます、一人でも欠けたらもうグループではない
いろいろありまして、続けるのは無理なようです。
とりあえず、三人ともピアノはそのまま続けるというので先生とのお付き合いはまだまだ続きます。
最後の感想で娘は「レッスンが厳しくて泣きそうになったこともあったけど、発表会で演奏するのは楽しかった」と言ってました。
泣きそう、じゃなくて実際泣いてましたけどね。
親が関わらなければならない習い事はその関わり方の程度が難しいところです。
ここまで続けられたのは他のグループのお母さんたちに比べ、私たち親が熱心だったという部分もあると思います。
送り迎えのみ、の親がほとんどです。
私もそれでいいと思いますが、他のお母さんたちとの関係もありなかなか無関心にはなれず。
先生も熱心ですから、協力的な親はやりやすかったと思います。
ただ、問題は子どもたち
毎回母がレッスンの日程を自分の手帳に書き、マネージャーのような振る舞いをしてると
子どもは自己管理が出来なくなります。
自分のことなのに、他人事
子どもに任せたいという気持ち、でも無関心な親と思われたくないし、自分だけ参加しないわけにもいかない
そういうジレンマにこの数年間は悩まされました。
でもそれももう終わり、ようやく勝手に行って勝手に帰ってくる習い事になります。バンザーイ