一昨日ピアノから帰って泣いた娘ですが、その原因となる場面を私は見ていました。ちょうど迎えに行った時、先生から説教されてる真っ最中でした。
グループの発表会が終わりホッとしたのもつかの間、来月はピアノのオーディション。参加は自由で、受かると来年東京のなんとかっていうホールで演奏できるとか。これに参加するまでもいろいろあったわけで。
娘は昨日初めてその曲を先生の前で弾きました。自分ではそこそこ頑張ったつもりでいたのに、けちょんけちょんに言われ、責められ、聞いててそこまで落とすか?って思いました。
帰り際、娘は笑顔で「ありがとうございました」と言ったのですが、先生は「なんで笑えるのかしらね、私は胃が痛くなる思いだわ」と。
本当は悔しくて、泣きたいのを必死にこらえての笑顔だった。絶対に先生の前で泣くもんかって、我慢して笑顔を作ったのを私は知っています。
決して、お説教から解放されやれやれと思っての笑顔ではない。
だから帰った途端、大泣きしたのです。
あんな言い方はないだろうな、と私も思いました。でも、娘は悔しさをバネにしています。娘にとって結果はどうでもいいのです。先生に頑張ったねと言わせたい。
私もこの件では先生にいいたいことは山ほどありますが、頑張って乗り越えようとしている娘を見て、文句は言いまいと思いました。
この先、いろんな人と出会い、傷ついたり辛い思いをしながら大人になっていく。
娘は悔しいと思ったけど、先生を責めたりしません。辞めるとも言いません。
そんな娘を見て、私は偉いなと思います。きっとこれからイライラを私にぶつけてくるでしょう。
覚悟してドンと構えた母でいようと決めました。