以前、不登校を支援している機関に相談メールをしたことがあります。
起立性調節障害の子どもを支援したことがありますか?と質問したところ
答えは、『支援している子どもたちのほとんどが診断されたらODでしょう、実際にODの子を何人も復帰させましたが、ひとりとして障害と思う子はいませんでした。』
『不登校になる子はその性格に問題がある、ただ医者は性格形成に問題ありとは言えませんから、症状を診て、自律神経失調症や今なら起立性調節障害と診断する。病名をつけられたことで、親も子も安心する。
病気だったらしかたない、ゆっくり休めば体もよくなるだろうと。ただ安心できてしまうことで将来に不安が残るのではないか。』
厳しいコメントでしたが、逆にODの子の克服は難しくないとも言われました。実際支援された子達は、現在はまったくODを感じさせず登校しているそうです。
勿論、症状の軽い重いはあると思いますが、私はこれを読んで納得しました。
ODになった原因、最初はわかりませんでした。
どうしてこんなに頭が痛いのか?学校に行きたいのにどうして行けないのか?
きっと本人もわからなったと思います。
一ヶ月くらいして少しずつ話をするうちに、ストレスの原因は先生にあると思いました。
それなら、転校すればいいの? 担任を代えてもらえば治るの?
答えはNOです。
そのことはきっかけではあったかもしれないけど、原因ではない。
原因は、私の子育ての間違いです。
少しのストレスでも体に異常が表れるような心の弱い子に育ててしまった。
神経質な子育てをしてしまったのです。
丁寧な子育てと言ってくださる方もいましたが、ほっといても子は育つくらいに大きく構えていたいものです。
体質として、自律神経が弱いというのはあると思いますが、ODでも普通に学校に行って普通にみんなと遊んだり出来るのです。そして、学校に行きながら、世間にもまれながら精神的にも強くなっていくんでしょうね。
この病気を治すのはお医者さんでも薬でもなく、やはりメインは母親なんだと思います。
今現在、娘は毎日自分で起きて、朝食を食べ、支度をして学校へ行きます。
帰ってきてから、遊びに行く日もあり、のんびりする日もあり、疲れて寝る日もあります。
宿題、その他、私から言うことはありません。自分のことは自分で出来る子になりました。
『親が変われば子は変わる』を実感しています。
私たち親は、子どもが将来自立して生きていける子を育てなければいけないと強く思います。
親はいつまでも子どもの傘にはなれないのですから。