城台山日記

 城台山の麓で生まれ、毎日この山に登り、野菜・花づくり、読書、山登りをこよなく愛する年寄りの感動と失敗の生活日記です。

石徹白の名峰・芦倉山に登る 17.4.30 

2019-04-11 20:24:21 | 過去の山登り記録
芦倉山(1716.8m) 2017.4.30 
 

 芦倉山は丸山と一緒に「ぎふ百山」に掲載されていますが、登山情報をネットで調べても少なく、銚子ヶ峰、丸山から縦走するか、白山中居神社から保川林道を経て、尾根に取り付くルートが代表的なものですが、雪がないとかなりの藪となることから春の残雪期に登るのが一般的となっています。登り5時間から6時間と予想されることから、体力的に少し心配ですが、このチャンスを逃すと、恐らくもう登る機会はなくなると思い、参加しました。

 旧白鳥町の前谷地区に至ると、満開の桜が目に飛び込んできた。桧峠付近のスキー場にはほとんど雪はない。白山中居神社から保川林道に乗り入れた。一部雪の残った所や少しぬかるんだ場所もあったが、845m付近に駐車した。林道の歩きが大幅に少なくなったことを喜んだ反面で、かなりの藪漕ぎを覚悟しなければならない。

 8時45分駐車地出発。林道脇にはフキノトウが随分出ている。これは帰りのお楽しみになった。8時10分林道から尾根に取り付く。このあたりの藪は植林地が多いこともあり、まだ薄い。1100m付近から残雪が出てきたが、つながってはいない。この尾根は1200mから1300m付近が緩やかな台地状になっている。1260m付近では樹木がなく、間近に芦倉の山頂を望める場所があり、かつてテント場として利用したらしい。ここから見るところ尾根筋は、かなり藪が出ている。

藪が出た芦倉山
 1300mを超えると傾斜は急となり、藪も濃い。藪を漕いでは、雪庇がかろうじて残る場所の歩きでエネルギーをためて、再び藪突入という繰り返しが続く。細い雪の道は東側が切れ込んでいて、神経を使う。藪の攻略法をリーダーから聞く、灌木は幹や枝の乗り越えで体力を消耗するので、できるだけ笹が多いところを探しながら登るのがこつだそうだ。残り50mを切った地点からようやく快適な雪の道が頂上まで続いていた。12時44分頂上着、右手には大日ヶ岳、左手には残雪豊富な白山、別山などを見渡すことができた。

頂上からの白山
 頂上には先客がいた。昨日開通した林道(銚子ヶ峰に登るアクセス道)から丸山から縦走してきたらしい。頂上直下の窪地で昼飯。タケノコの煮付けを肴にビールが旨いが、帰りの藪を考える少し憂鬱。帰りは軽アイゼンを着用、藪でも滑らないので有効。登りと違い、速いペースで下り、1260m付近には1時間程だった。16時16分駐車地に到着、行動時間8時間40分、久々に長い登山となった。

参加者 L杉本眞、他7人


★★「過去の山登り記録」は、大垣山岳協会のブログに投稿してきたもの(2017.4~2019.1)を順次このコーナーに移し替ます。
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