城台山日記

 城台山の麓で生まれ、毎日この山に登り、野菜・花づくり、読書、山登りをこよなく愛する年寄りの感動と失敗の生活日記です。

笙ヶ岳 23.1.21

2023-01-21 19:38:19 | 山登り
 今日は養老山脈で最も高い笙ヶ岳(908m)に登ってきた。実はEさんから提案された山は伊吹山であったのだが、テンクラの予報(木曜日)はC、その理由は天気は晴れなのだが10m以上の風が吹くというものであった。伊吹山はほとんど木がないので、まともに風が体温を奪う。そして、過去にCで登った霊仙や金草岳、いずれも強い風に見舞われた。軟弱なおじさん(良く言えば慎重な)は、これでは尻込みするしかない。おじさんが出した代案が笙ヶ岳であった。そのおじさんの気持ちを慮ってくれたのかどうかはわからないが、Eさん、Y女史もその案に賛成してくれた。そして、今回今まで集団では一緒に登ったことはあるが、少人数での登山は初めてだったHさんを誘うことに成功し、おしゃべり溢れる山行となった。

 集合場所から見る養老山脈や伊吹山は、昨夜の雪で軽くお化粧していた。

 今朝の養老山脈

 今朝の伊吹山

養老の滝近くの駐車場から4人は歩き出した。過去にこのルートで一回登ったおじさんは、その時のトレースを何度も確認しながら登った。途中、旧牧場に上がる林道を大幅にショートカットし、標示板(左笹原峠、右もみじ峠)のあるところに出てきた。ここから大洞谷までは下りとなっている。大洞谷の標示板(左大洞登山口、右もみじ峠)の下に小さく「笙ヶ岳」と書かれてある。分岐から右に大洞谷を遡る。道は細く雪があるので、落ちないように注意して登る。沢を渡ると今度は左に山腹を巻いていくのだが、徒渉地点のすぐ右上にあった赤布を見落とし、沢沿いに進んでしまった。道がなくなっていることに気づき、そのまま急斜面を登った。雪がうすくある上に大変な急斜面、つかむところもあまりない。やっとのことで本来の道に達することができた。ここからアイゼンを練習かたがた着けた。軽アイゼンすら着けたことがないHさん。ところがしばらく行くと雪はまばらとなった。最後に急な登りがあるので我慢をしてもらった。その最後の登りもアイゼンがいるというほどではないが、練習なのであった。このコースの唯一の展望(鞍部から山頂の途中)からは御岳や中央アルプスを望むことができた。


 養老の滝駐車場 8:04 有料で1000円 この時間には管理人はいないので戻ってきたときに払う

 退屈な林道歩き 8:41 おしゃべりが弾んでいる

 林道をショートカット 9:27

 標示板(左笹原峠、右もみじ峠) 9:33

 標示板(左大洞登山口、右もみじ峠) 9:44 笙ヶ岳の文字は小さい

 アイゼンを着ける 10:14 最近購入したモンベルの10本歯 とにかく軽いのが魅力 
 今日の靴は冬靴ではない これくらいの雪ならこれで良い(冬靴約1kg、これ700g)

※この時期、たとえ低山であってもす滑り止めとして軽アイゼン(できるなら6本歯以上)くらいは持参することが望ましい。瑞浪市にある屏風山に1月に登った時、凍結ヵ所があった。おじさんは持参していたが、相棒は持参していなかったため、登るのに苦労していた。



 最後の急登・雪の花 10:47

 笙ヶ岳山頂 11:22

 山頂でお昼を食べていたら、我々が来た道とは反対の方(道はない)から若い二人組が登ってきた。藪で意外と時間がかかったこと、地元の人間であると話した。山仲間のOさんを知らないかとの問いにその姓は多いとの答えで、さらに0さんの兄さんが瓦屋(実は弟さんだった)さんだと言うと、その方の息子さんは私たちと同級で「まこと」さんだと言う。まさかここまで話がつながるとは思っていなかった。世間は意外と狭い、何でも話してみるもんだなと納得した次第。帰り林道では伐採した木を切断し、車に積載する作業の真っ最中だった。林道が整備されたところでは、機械化がかなり進んでいることが実感できた。 

 コースタイム 駐車場8:10→山頂11:20~12:00→駐車場13:50


 地形図

 今現在揖斐の山は雪があまりない。月曜日あたりから降るようだが、あまり期待できないかもしれない。来月から貝月山、天狗山、涌谷山などに行こうと相談している。

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