城台山日記

 城台山の麓で生まれ、毎日この山に登り、野菜・花づくり、読書、山登りをこよなく愛する年寄りの感動と失敗の生活日記です。

薙刀山・野伏ヶ岳 20.4.16 

2020-04-16 22:07:37 | 山登り
 新型コロナの影響で仕事や趣味などに十分打ち込めない皆様方には申し訳ない気持ちもあるが、季節は待ってくれないし、体力がなくなるおじさんにはコロナ禍の収るのを待つこともできない。できることは、地元の神社での祈り?くらいしかない。

 毎年6月30日の夏越の大祓に登場する「茅の輪」がコロナの退散を願い設置された

 3月18日に不完全燃焼に終わった薙刀山への再挑戦をEさんのご協力で今日行った。前回よりも1時間早く家を出て、開通して間もない高富インターを利用。ところが関広見インターから先が6時まで工事中で通れない。美濃インターから仕切り直しで現地石徹白へは6時過ぎに到着。雪のない林道を歩き、いつものように最後の林道をショートカット。雪がなく、笹藪が広がる。旧和田山牧場も雪はまばらにしかなく、融雪のため一面池のようになっていた。

 林道から旧和田山牧場へのショートカットの入口 全く雪がない

 野伏ヶ岳ダイレクト尾根のルートと分かれ、地形図上にある点線(林道跡)をたどっていく。しかし、廃止されてから長い年月が経ったせいか、木の枝や藪が出ており、結構難儀する。予定では点線のつきるあたりで沢を渡り、右の尾根に取り付きたいのだが、なかなか適当な場所がないし、斜面は雪が少なく、至る所に藪が出ている。沢を渡るのを止めて、雪のついている斜面を選ぶ。最上部には稜線らしきものも見えてきた。途中の急斜面でアイゼンを付けた。雪は堅くはないが、すべりどめになり、体力の消耗も少なくなる。11時少し前に稜線に到着したが、確認すると野伏ヶ岳と薙刀山の距離の3分の1野伏よりの場所。

 やっと稜線に出る 薙刀山への稜線

 薙刀への稜線を登る Eさん提供

 薙刀へは、結構狭い尾根、藪もあり時間がかかった。待望の薙刀山には12時過ぎに到着。山頂からは石徹白の周辺の山々が全て見える。

 薙刀山から野伏ヶ岳

 白山方面

 右経ヶ岳、左荒島岳(違っているかもしれない)
 
 予想タイムより1時間多くかかかったが、とにかく登頂できて大満足、快晴無風の中で久しぶりの山頂でのビールを味わうことができた。このあと、このまま下るということも考えたが、折角の機会であるので、野伏ヶ岳にも登ることにした。途中、急傾斜の雪も比較的堅い所があった。ピッケルは用意したが、いらないだろうと判断して、車の中においてきた。ストックでは雪面に十分刺さらないので、確保は難しい。アイゼンを利かせながらとにかく慎重に登った。その場所をすぎると傾斜は緩やかになり、すぐに広い野伏の山頂に立った。平日のためか誰も山頂にはいない。二人で山頂からの展望を独占した。

野伏ヶ岳パノラマ Eさん提供

 薙刀山方面

 小白山方面

 野伏ヶ岳からの下りはダイレクト尾根を予定していたが、2峰への登頂に気が緩んでいたのだろう。そして今日のものと思われる単独者の足跡にだまされて、東からやや北寄りの尾根を下りてしまった。途中で気がついたが、今更登り返す体力はないので、そのまま下り、薙刀へのルートの途中、廃林道に下りた。前月は降ったばかりの思い雪、今回は少ない雪に苦労した。


 西日が当たる芦倉山、丸山方面

 旧和田山牧場からの野伏ヶ岳

コースタイム 石徹白駐車場6:25→旧和田山牧場8:00→稜線10:53→薙刀山12:13~12:45→野伏ヶ岳14:15→駐車場17:20


 野伏ヶ岳ダイレクト尾根との分かれ道から 林道をしめす点線とGPSの経路が少しずれている

コメント
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