現在社会は、公正ではなく不義を行う者たちがまかり通っている社会です。み言葉・聖書が、現在社会の人々を予告している中で「邪悪な者とかたりを働く者はいよいよ悪に進む」と述べられている通りのことが生じています(テモテ第二3:13)。皆様方は毎日のニュースをご覧になり、どのように感じられていますか。公正を行い、親切を愛し、慎みを持って神エホバと共に歩む人たちは幸いな人たちです(ミカ6:8)。
イエス・キリストの伝道の主題は「神の王国の良いたより」でした(ルカ4:43.8:1)。使徒たちも神の王国の良いたよりを徹底的に証ししました(使徒28:23)。使徒の一人のペテロは、諸要素が熱して溶ける、つまりこの事物の体制の終結後に「義の宿る」新しい地上の回復・地上に楽園が回復することを次のように予告しました(ペテロ第二3:13)。このみ言葉の成就の時期が近づいています。
「エホバの日の臨在を待ち、それをしっかり思いに留める者となるべきでありませんか。その日(神エホバが再びイエスを用いこの事物の体制の諸悪を滅ぼす日)に天(神のご意志を行わない諸政府)は燃えて溶解し、諸要素は極度に熱し溶けるのです。しかし、神の約束によってわたしたちの待ち望んでいる新しい天(天の神の王国政府)と新しい地(回復される楽園での人類社会)があります。そこには義が宿ります」(ペテロ第二3:12,13)。
上の聖句がまもなく成就し、回復される地上の楽園では「義が宿り」ます。現在多くの人々が不公正・不義に苦しんでいますが、その不公正・不義が一掃されるのです。「義の宿る」新しい地上での生活がどのようになるかを聖書の巻末の書・啓示21章の4節には次のように、約束の言葉が記されています。「また神(エホバ)は彼らの目からすべての涙を拭い去ってくださり、もはや死はなく、嘆きも叫びも苦痛ももはやない。以前のものは過ぎ去ったのである」。何と喜ばしい「良いたより」ではないでしょうか。戦争やテロや不義・不公正や病気などによる「嘆きも叫びも苦痛」も除き去れ、「義が宿る」、つまり真の平和が回復され、地上はエホバの目的通り楽園になるのです。
この「義の宿る」地上に残して頂くために、ペテロは次のように励ましました。「それゆえ、愛する者たちよ、あなた方はこれらのものを待ち望んでいるのですから、最終的に汚点もきずもない、安らかな者として見いだされるよう力を尽くして励みなさい」(ペテロ第二3:14)。このみ言葉にこたえ応じる人々は、間もなく生じる大患難を通過させて頂き、義の宿る地上の楽園に導かれるのです(啓示7:14)。
雀らは 餌を分かちし 梅雨の中 今日の一句
近くの柿畑に咲いている「クロコスミア」