偉大な創造者エホバ神は、ご自分の預言者イザヤを用い、神エホバのご意志を守り行わないイスラエルの民を死に至らせ、エホバに祝福を求める者は、神エホバによって祝福を受けることを告げられました(イザヤ65:15,16)。
次に神エホバは、悔い改めたイスラエル人の残り者をバビロンでの流刑から帰還した後に回復させるという約束についてさらに詳しく説明し、イザヤを通して次のように言われました。
「私(エホバ)は新しい天と新しい地を創造している。以前の事柄は思い出されることも、心に浮かぶこともない」(イザヤ65:17)。
回復に関する神エホバの約束は必ず成就するので、神エホバはその将来の回復が既に生じているかのように述べておられます。上の聖句の預言は、まず、西暦前537年、イスラエル人の残りの者がバビロンからエルサレムに戻った時に成就しました。その時の「新しい天」とは何でしょうか。エルサレムに中心を置き、大祭司ヨシュアによって支えられた、ゼルバベルの総督職です。回復したイスラエル人の残りの者は、「新しい地」を構成しました。つまり、そのような支配に服し、その地での神エホバへの清い崇拝の再興を助けた、清められた社会です(エズラ5:1,2)。そうした回復の喜びによって、それまでの苦しみは全て覆い隠されました。以前の苦難は思い出されることもありませんでした(詩編126:1,2)。
使途ペテロは、イザヤの預言と同様のことを次のように書いています。「神(エホバ)の約束によってわたしたちの待ち望んでいる新しい天と新しい地があります。そこには義・正しいことが宿ります」(ペテロ第二3:13)。1914年に、真のクリスチャンたちが待望していた「新しい天」・神の王国政府が天に誕生しました。神エホバは、神の王国政府に、全地に対する権威を授けておられます(詩編2:6~8)。イエス・キリストを神の王国政府の王とし、14万4,000人の共同支配者と共に地上の臣民を導いているのが「新しい天」です(啓示14:1)。
「新しい地」は、新しい天・神の王国政府の支配に喜んで服する地上の人々・真のクリスチャンたちです。それらの人々はあらゆる国、言語、人種から来ており、神の王国政府の王イエスに仕えるため、共に地上で働いています(ミカ4:1~4)。
さらに、イザヤの預言の言葉は何と述べられているでしょうか。その内容は次回にお伝え致します。
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