偉大な創造者エホバ神は、ご自分の預言者イザヤを通し、ご自分の教えに耳を傾け、望みをかけるように呼びかけられました(イザヤ51:4,5)。
次いで神エホバは、バビロンのネブカドネザル王が思い知ることになる真実に言及されます。天のような揺るぎない地位にある者も、地上の誰もが神エホバのご意志の遂行をとどめることをできません(ダニエル4:34,35)。イザヤは次のように記しています。
「「天を見上げ、地を見下ろしなさい。天は煙のように散らされ、地は衣服のように擦り切れ、住民はブヨのように死ぬ。しかし、私(エホバ)の救いは永遠であり、私の正義は決して絶えない」」(イザヤ51:6)。
神エホバの民のイスラエル人の捕われ人の帰還を許すのは、バビロニアの君主の政策に反することですが、ご自分の民を救おうとするエホバの目的が妨げられることはありません(イザヤ14:16,17)。バビロニアの「天」、すなわち支配者も砕かれます。バビロニアの「地」、つまりそれら支配者のもとにある臣民も「衣服のように擦り切れ」るつまり、終わりに至ります。その時代最大の強国でさえ、神エホバの強大な力に対抗することも、その救いの行為を阻むことはできないのです。
今日の真のクリスチャンは、こうした預言が完全に成就していることを知ると、大きな励みを得ています。何故でしょうか。使徒ペテロが、さらに将来に生じる事柄に関して、同様の表現を用いているからです。ペテロは、急速に近づくエホバの裁きの日に言及し、「その日に天は燃えて滅び」ますと述べ、「神の約束によって待ち望んでいる、新しい天と新しい地があります。そこには正しいこと(義)が行き渡ります」と記しています(ペテロ第二3:12,13.イザヤ34:4.啓示6:12~14)。強大な諸国家と、星のような支配者たちは、神エホバに逆らって立ったとしても、神エホバの定めの時に無に帰せられるのです。ただのぶどうの実のように、いとも簡単に踏みつぶされるのです(詩編2:1~9)。神エホバの義の行き渡る王国政府だけが、義にかなったご意志を行う人々の新しい社会を永久に保護し、導くのです(ダニエル2:44.啓示21:1~4)。神エホバの義は絶えることがありません。そのため、イエスは神の王国の良い便りを宣明するように、真のクリスチャンたちに命じられました(マタイ24:14)。
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