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和歌山市の水管橋崩落について思ったこと。

2021年10月09日 22時08分00秒 | 社会・経済

断水が解消されて何よりですが、
このニュース、現地の住民の皆様は大変な思いをされているのだろうな、と思いつつ、
ずっと思っていたのは、

「この水管橋は、なぜ、ひとつだけだったのか?」

ということでした。

実際のところ、何か事情がありそうで調べる術もなかったのですが、
通常、バックアップというか何かあった時のために同じ役割を果たす水管橋がもうひとつあってもいいような気がします。
過去には、紀ノ川の北側に浄水場があったそうですが、効率化を理由に休止されているとか。

元プロカメラマンとしては、メインのカメラが壊れて使用できなくなった時のためにもう一台カメラを用意していました。
それぐらいのことは仕事としてやっている者としては当然のことです。

今回の件も市民に水道事業の役割を果たすという意味において、まさしく仕事ですが、インフラとして「いのちの水」として考えると市民に対して「重責」を負っていると言えます。

なのに、「なぜ、ひとつだけだったのか?」ということです。
紀ノ川北側の浄水場を休止したのであればなおさらです。
それだけに、何か事情があったのかな?とも思いました。
このあたりは、和歌山市政に詳しくないので何とも言えませんが、結構この優先順位は高いような気がします。
どちらにしても、ひとつだけしかないのですから「つり材」の破断が確認できるほどに点検をきっちりとやってほしかったですね。

また、和歌山県を震源とする地震が結構あったりしますし、紀伊半島の南側で台風の襲来も多いような気もしますので、災害対策という点でも予備の水管橋は必要な気がします。

木曜日、千葉県を震源とする大きな地震がありました。
この時にも千葉県市原市の水管橋の水道管が地震によって破裂し水が噴き出す被害がありましたが、そもそも浄水場に送水する水管橋であったことと別ルートでの送水が可能だったため、この件による市民生活の影響は出ませんでした。
たまたまだったのか、やはり備えていたからなのか、よくわかりませんが、結果として市民生活に影響を与えていないのは大変重要なことです。

今後もこのようなインフラ設備の老朽化はいくらでも考えられるわけですから、ほかの自治体も「明日は我が身」として考えていただきたい出来事でした。

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