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東京都知事選挙も、問われているのは有権者のほうかもしれません。

2024年06月22日 23時03分39秒 | 政治
東京も大阪も昨日やっと梅雨入りしました。
そして一昨日、東京都知事選挙が告示されました。
前日までの報道でも言われていたように過去最多の56人の立候補者、それと掲示板のポスターの件で選挙戦初日から大きな話題・騒ぎになっています。

ネット上のニュース記事もその話題ばかりで上のニュース記事を探し出すのに非常に時間がかかりました。
gooニュースで候補者それぞれを取材し公約・政策などを聞きに回っている記事をアップしているのは僕が見た限りですが毎日新聞さんだけで、ほかのメディアはこの選挙戦をおもしろおかしく取り上げたいだけなのか?というツッコミを入れたくなる様相でした。
そもそも今回の選挙のようなモラル崩壊な状況に作り上げたのはメディアのほうではないのか?とも思います。

ポスターに関して、このようなことができてしまう背景には、まず今の日本社会のいろいろなモラルが崩壊している中で選挙というものも例外ではなく、もともとモラルによって守られていたルールが崩壊によってなくなり、法律の穴をすり抜けてできてしまうということでしょう。
モラルが崩壊している今、そのモラルによって守られていたルールはわざわざ法律によって規定されなければならない状況に追い込まれているということでしょう。おそらくこの選挙が終われば、法律が変えるための動きに入るでしょう。

それと、この件に関して都の選管には選挙2日目の21日の段階で、すでに1000件以上の苦情が入っているとのこと。
この動き自体は当然ですね。
この動きは選挙が終わる7月7日まで、どんどんやれば良いと思います。選管の皆様には大変ですが…。
モラル崩壊なことをやる人間はまだ一部であることを強調し崩壊したモラルを取り戻す動きでもあると思います。
まだまだ東京はそういう意味でも希望があります。

また候補者乱立に関しては、4月の東京15区での補欠選挙の時の記事にも似たことを書きましたが、いったい都知事を選ぶ選挙なのか?つまらない意地の張り合いなのか?単なる見せ物なのか?とまた思ってしまします。

とかく東京での注目を集める選挙では毎回このように「選挙」というものの本質から外れるような、売名行為や人気取り合戦のようなことになることがあります。
各候補者が掲げる公約・政策などがどのようなものなのか?選挙期間中に有権者に知ってもらうのが本来の選挙期間中の選挙活動のはずです。
その本質をどれだけの有権者が認識し冷静な選択を行うのかどうか?

具体的に名前は出しませんが、多数を占めているとんでもない候補者が当選するようなことがあれば、都知事を選ぶ選挙でありながら、本質的にそれが行われず単なる人気投票になってしまったことになります。
それが民主主義である日本で最低限避けなければならない事態です。
すなわちこの場合問われるのは有権者の政治や選挙に対する認識です。

どうか、東京都の有権者の皆様にはくれぐれも賢明で冷静なご選択をしていただきたいと思います。


今回の都知事選には56人の立候補者がいますが、事実上、現職の小池百合子氏と前参議院議員の蓮舫氏の一騎打ちの情勢です。冒頭のニュース記事のタイトルにもありますように、小池都政の継続か転換か?が主題でしょう。
パッと見、小池都政の継続でも良いような印象を受けます。しかし、それはこの8年間の小池都政の中で行われてきた「印象操作」の賜物だという風に思います。
維新が跋扈する大阪でも在阪のメディアは常に維新のことは悪く伝えません。東京でも在京メディアは都民ファーストや小池氏のことをこれまで悪く伝えてこなかったのかもしれません。しかしネット上を検索すれば多くの問題が出てきます。
また昨年から問題となっている神宮外苑の再開発の問題やそれを19日に行われた共同記者会見の場で「立ち止まる」と争点に挙げた蓮舫氏に対して、強引にすでに立ち止まっているとして「争点になりません」と強弁・言い切ろうとする小池氏の残念な人間性。
この問題は昨年からあらゆる角度で大きく取り上げられ、今回の選挙でも争点になることは自明であり、それを争点から「排除」するのはいかにも小池氏らしく、彼女がこれまでも、そしてこれからも自分に都合の悪い争点、質問、意見、ルール、人物などを「排除」していくという残念な人間性は変わらないことを露呈しています。
また同じ共同記者会見では行革で生まれた予算が本当に行革によって生まれた予算なのか?根拠がブラックボックスになっており明らかでないという蓮舫氏の指摘に対して、小池氏は会見の最後になって、データはすべて公開されておりオープン、共産党もそれを使って分析している旨の発言を記者陣に聞こえるように言い放ち、いかにも間違ったことはしていない「印象操作」を最後に記憶として人々に残そうとする浅ましさ。

つまり彼女自身がモラルが崩壊している政治家であり、ポピュリストであり、かつては都議会の自民党の長老を伏魔殿と批判した彼女が今の伏魔殿であり、さすがに自民党の推薦は断ったらしいですが、支援は受けるのでしょう。
これまでの公約の達成度については実はごまかしが入っていることや今回の公約発表をオンラインで行い、先ほども書きましたように自分に都合の悪い記者や質問を根こそぎ「排除」しようとする姿勢や選挙なのに「AIゆりこ」というAIにしゃべらせ、自分の口でモノを言わない姿勢は人間として如何かと言わざるを得ません。有権者も良い気はしないはずです。
そのような小池氏にこのまま都知事をやらせることは、あらゆる都民の生活を脅かす可能性が高く、彼女のごまかしがいつまでも通用するとは思えないのです。

個人的には、蓮舫氏が掲げる公約・政策に大きな希望を感じます。
徹底した現役世代への支援。これで高齢者も子供も安心できる生活になることは非常に筋道が通っています。さすが蓮舫氏です。都民、国民の生活の現状をわかっていらっしゃる。これがまさしくまっとうな政治家の言うことです。まっとうな彼女が当選すればまっとうな有権者のまっとうに冷静な選択が行われたと言え、まっとうなモラルが取り戻されることとなり、そこからまっとうな東京都、まっとうな日本に変わっていくことになるのでしょう。

大阪府民からも、もう一度お願いします。
どうか、東京都の有権者の皆様には必ず投票をしていただき、くれぐれも賢明で冷静なご選択をしていただけますよう心からお願い申し上げます。
そのご選択がやがて日本全体に波及していくことになるでしょう。

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