備前の古社を訪ねる(備前国内神名帳の研究)

備前の由緒ある神社を巡礼する

6.片山日子神社

2008-05-25 09:33:28 | Weblog
片山日子神社(かたやまひこじんじゃ)。
場所:瀬戸内市長船町土師799。JR「長船」駅の東南、徒歩で約800m。長船土師郵便局のすぐ近く。県道83号線に面しており、この道路は結構交通量が多く、神社のHPだと駐車場があるように書いてあるが、場所がよくわからない。少なくとも鳥居前にはない。
式内社で、もとは、当社の南にある「甲山」山頂に鎮座していたという。「甲山」は古く「神山」「国府山」の字をあてていた。旧社地には奇石が多いといい、「大吉備津日子命片山ノ仮宮」という伝承がある(「式内社調査報告」(第22巻)による)。
ネットで検索しても、甲山に登ったという内容のものに行き当たらない。備前国総社宮武部宮司が岡山日日新聞に連載していた「備前国の古神社は今」シリーズのなかで、甲山に登った記事が掲載されていた(2005年7月6日)。それによると、山麓にある「医王山正通寺」の東にある墓地から山道を登ると、「六郎稲荷神社」がある。その先に岩が並んでいる場所がある(大意)、というもの。現地に行ってみたが、確かに何となく、それらしい道がある(地面に赤いペンキで矢印が書いてある。)。しかし、とても素人さんが安直に行けるような感じではなかったので、行くのを止めた。磐座があるなら、是非、道を整備していただけないものか。
さて、当神社の付近には、地名のとおり土器製作工房が多数あったといい、その守護神として重要な神であったと思われる。

岡山県神社庁のHP:http://www.okayama-jinjacho.or.jp/cgi-bin/jsearch.cgi?mode=detail&jcode=12066

玄松子さんのHP(片山日子神社):http://www.genbu.net/data/bizen/katayama_title.htm

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