早稲田建築AO入試 空間造形力エキスパートコーチ 高橋順一の日記:合格最短の秘密


国内外美大デザイン受験指導32年約1000名累計合格率89.9%
/早稲田建築AO他10年指導コーチング

“明日はいよいよ早稲田創造理工・建築一般入試ですね”

2018-02-16 20:56:36 | 早稲田建築AO受験マスタ−コーチの秘密

 “明日はいよいよ早稲田創造理工・建築一般入試ですね”

 今まではなぜよりも、どのようにしたらいいかという受験生の質問に答える形の、いわゆる技術的なスキルなどへのアドバイスが、一番重要な精神的心構えや情熱あるいは大きな世界的な視点よりもどうしても比重が大きくなってきたと思いますが、最後はやはり建築が好きという事につきるのではないでしょうか?物作りは絵画でも、彫刻でも、さまざまなデザインでも創り出すことがすきでないと続きません。時給いくらという打算や功利的なこころではまず、続かない世界でありいくら言葉で説明しても一目瞭然でダメなものはダメであり、職人の世界とは異なるからです。

  創造的想像力がすべてであり創造と破壊が芸術な世界です。古い物が新しい物に取って代わる世界であり20世紀の後半から21世紀の前半までの変化は、世界史の産業革命の時代よりも大きな変化がありました。だから全ての物が新しく生まれ変わる時でもあるのです。既得権益や保守本流という流れは押し流されて新しい考えや、世界をより良くするための革命的な動きが現代に進行しています。

 「すでに起こった未来」というドラッカーの見識が次々現実化しているからです。あなたたち10代後半の若者がこれからの世界をつくるのです。今までの事を覚えるのではなく、全く新しい世界観をつくる機会を与えられているのです。それは総合芸術家としての建築家としての使命といえるのではないでしょうか。

 あなたは今まで毎日努力をして目標に向かいがんばって、学科とドローイングの勉強を寝る間を惜しんでひたすら勉強してきたと思います、受験の神様もそれは見ています。そして、いま時という宇宙の叡智が持つ砂時計の砂がつきようとしています。

 今日はいつもより少し早く眠り、明日のために十分に休養をとるようにしてください。あれこれとさまざまな想念が邪魔をするかも知れませんが、今までの自分を振り返りゆっくりと深呼吸をして、「こころよ静まれ、身体よ静まれ」と指示をしてこころが穏やかになるまで暗示をかけてください。

 あこがれのキャンパスに学ぶ自分を想像してください。全ての選択が明日のあなたの現実をつくります。

それは「意志的」で「意識的」で「意図」であるといえます。結果はそれまでのあなたの「意志的意識的意図」の相対であり結果です。その経験はあなたの人生にとても大きな影響を与えます。

 どうして生まれてきたのか? 自分は誰なのか? 自分の考えはどこから来るのか? 自分の過去も現在も未来も同時に存在していると云えるかも知れません。人生の大きな節目での自己選択は”責任と勇気”が伴いますが、その選択はその時は”点”ですが、それが連続すると”線”になり、最後には”面”というあなたのなりたい自分という人生での造形になります。「人生は知識を知恵にするただ一度の時間芸術」なのです。

 

 それは誰のものでもない、世界でただ一つのあなたの世界観であると云えます。常に自己成長してなりたい自分に向かい自己実現してゆく、現在進行形が人生という学校であると云えます。順風満帆にうまくいく事は人生ではあまりありませんが、若い時は生命エネルギーが一番活発な時ですので、情熱だけでも走ることができる素晴らしい時です。どうか自分を信じて明日は悔いがないように完全燃焼をしてきてください。

 

それでは、あなたをこころから応援しています、あすはどうか頑張って全力をだしてきてください。

 

 「DO YOUR BEST AND THE FIRST CLASS」ポールラッシュ博士の言葉

 

高橋 順一


2月14日(水)のつぶやき

2018-02-15 05:31:34 | 早稲田建築AO受験マスタ−コーチの秘密

早稲田建築AO入試で求められる人とは?

2018-02-14 09:05:50 | 早稲田建築AO受験マスタ−コーチの秘密

早稲田建築AO入試で求められる人とは?

▶通常は下記のような質問に明確に自分が考えた答えを用意しなければならない。そして、その事を文章化し出来れば絵や空間造形表現などアート系作品などで、言語化できないあなたの価値観などを表現した作品などをまとめて自己PR資料として他の人に見せて、自分の言葉でも自分自身の価値観をアッピールできることが求められますので、受験生は早いうちに準備をスタートすることが合格への早道と云えます。

 

1  なぜ早稲田大学でなければいけないのか(志望理由と動機)

2  建築が好きか、それはなぜか

3  なぜ建築家になりたいのか

4  入学したらどういうことを学びたいか

5  建築工学と建築芸術の2つの教育目標を持つ

6  高校生活で得たこと

7  あなたの価値観とはどういう事か

8  建築を通じて解決したいことはどういうものか

9  日本伝統建築についてどう思うか

10  あなたが思う美とは何か

11  あなたの強みとはなにか

12   空間造形制作が好きか

13  デザイン、絵画、彫刻、工芸などに興味があるか

14  好きな建築家がいるか? なぜ好きか

  

■    私が思うに専門領域である建築を学ぶ真摯な姿勢と建築家への積極的心構えを前提に、自分という人間を客観的に深掘りし、世界を取り巻く国際的環境への好奇心と視点を自分自身で考え、建築という表現手段を通じ自由に総合建築芸術家として自己表現できるようにめざしていけるといいと感じています。

 

 

                  高橋順一 ©

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2月8日(木)のつぶやき

2018-02-09 05:29:28 | 早稲田建築AO受験マスタ−コーチの秘密

早稲田建築一般受験生へ、私から早稲田ほか建築科デッサンに必須のドローイング・チェックリストを、今年は私のブログを見ている人だけに特別にプレゼントします!

2018-02-08 17:51:34 | 早稲田建築AO受験マスタ−コーチの秘密

早稲田建築一般受験生へ、今年もいよいよ一般入試が近づいてきましたね。

 学科対策は大丈夫な人も多いと思いますが、AO入試でなぜかうまく結果が出せなかった人が数多くいることを私は知っています。それで、そういう受験生へエールを送りますね。それは、

私から早稲田ほか建築科デッサンに必須のドローイング・チェックリストを、今年は私のブログを見ている人だけに特別にプレゼントします!

 まあ、能書きを言ってもしょうがないので、このドローイング・チェックリストは今まで、私の個別特別の特別講座を受講した人には、マニュアル中にありました。でも今までは、部外者には無料での公開はしていませんでした。しかし今回は特別に今年の早稲田AO入試では、考えるところがありここで無料公開します。

 こういうツールをどう使うかは、受験するそれぞれが考えてください。分からない人は専門的な造形表現知識も絵画や美術の専門知識がないと思いますので、それを今の段階で無料で教える事は私の仕事ではありません。

 それでも採点側の考え方を少しでも理解して、自分なりに使い一点でも良い点を事故学習して取得してください。たぶん、ほとんどの受験生は基礎的なデッサンや立体構成や立体造形を3時間とか、あるいは屋外で大きな建築物を6時間とか集中して描いたことがないと思います。

 美大受験生は遙かに過酷なデッサンを始め毎週、受験する科にもよりますが色彩構成や立体構成を高校1年とか二年から、春、夏、冬休みをはじめ冬期集中特訓などを美大受験予備校にもよりますが、日々継続的に高校の授業がおわりそのあとに通学してだいたい9時までの間、科別の対応によりデッサンとか色彩、立体など造形演習が行われています。

 学科ウエイトの高い大学の場合は同じような対策を大手の大学受験予備校などで、学科を勉強しているは英国、アメリカ、中国、韓国、フランスなどでも超難関校大学受験では同じで、特殊な分野に進学する場合は、予備校やあるいはその上の富裕層では専門のベテランのコーチングプロが個別に委託され早い時期から天才教育を受けています。オリンピックや将棋、あるいはクラシック・バレー、クラシック・音楽などさまざまにそういう極めて狭い分野でもプロのコーチが存在します。

 これはいままで一般には公開されてはいないので、あなたの胸に密かに秘めて試験に望むようにしてください。 

 

 


“ドローイングの採点基準についてヒント”

2018-02-06 10:52:48 | 早稲田建築AO受験マスタ−コーチの秘密
  1. 出題意図の理解と問題に対しての明確な自分のアイデアと内面的な価値観を意識や見解をもとに文章と絵により正確に表現して第3者に伝達できるか?

(建築科という自己選択において、歴史、文化、国際的な視点や変化、人々の住む空間や都市や環境、生活において自分の意思を文章(左脳による論理的認識)と視覚的に表現する能力(右脳・創造的想像力のイメージング力)の全脳思考を考査する。

 2. 建築科を選択する前提の意識をもち、出題文の解釈と文章および、視覚的絵画表現における表現意図が整合性があり、文章と絵が適切に表現されているか?

 3. 自分の独自アイデアによる視点をデッサン(ドローイング)造形表現分野における基本的な空間性、遠近の意識、物質の材質感、陰影の表現、人物の視覚的表現が適切に描けるか?

言語と感覚という内省的な統一表現力。

 4. 建築科という美術的側面での独自性と自己の発想力を現実の都市空間という中で、総合芸術として工学と芸術という異なる基準を独自な立体造形表現という手段で表現でき世界の次世代の建築を創り出する人材か?

・    出題文に対して建築家としての意識のアイデアがあるか?

・    空間と奥行き感の意識があり表現されているか?

・    パース(建築家にとり必要な遠近法)の基礎が理解され表現に落とし込まれているか?

・    そこに表現される、人、哲学、文化、歴史、建物、外部、内部、空間、材質、植物や生態系、都市環境、文化、伝統的な価値観、世界の異なる文化の理解があるか?

・    絵画表現としての陰影表現の基本が正確か?(描き手の視点、1点透視、2点透視、等角投影、影の表現、植栽や自分を含めたさまざまな人間の形体表現)

■簡単にまとめると

▶1.  出題意図に対して、その解決方法などを日々の中でさまざまな世界と日本の現状とを 

    比較し、建築家のたまごとしての独自な自分のアイデアを出す事ができるか? 

 2.  出題文に対して自分のアイデアを明確な文章として表現し、その意図を視覚表現と

    して絵で適切に表現している

 3.  出題文が建築的視点での解決を求めているか? あるいは、出題文から浮かぶイ

    メージを独自な絵で空間性を感じさせる絵で、できればそこに表現するものや人

    などを陰影や遠近法などの意識を感じさせる表現できるか?

 

 今回のブログで協力してくれた磯野君のドローイングは、

 

1. 建築的発想を問う出題文

 まず、カド消しという文具の形からそれを発展して建築というものに発展させている点で

  とても良い発想と云えます。俯瞰された全体の概要形体と正面図と断面図の人との関係も

  シンプルで分かりやすく表現されている。

2. 出題文における遠近法的意識の有無 

他の作品は遠近感と陰影の意識と表現がなされています。ただのアウトラインによるマンガ的で平面的ではないので、奥行きと空間性の意識が根底に感じられます。

3. 幾何形体の想定デッサン(客観的描写力考査)

a. 木質と円錐、そして球体の相貫体の想定デッサンは、遠近法とアウトラインの問題と

台設定での影の描き方が塗り調子で、台の設定観と陰影の奥行き感と光に対しての

それぞれに出る、影が不正確です。球体の反対側の意識や際の描き方や材質感、透明アクリルの円錐の表面と反対側の面の張りの表現と材質感、木質の直方体の遠近法と面の方向性と材質感が不正確です。

b. 立方体を異なる材質で想定デッサンする

 . 全体が等角投影法になっているので、自分の目線から俯瞰して下を描いているので、視点(水平線の位置と描いている縦軸)を明確化してそこから消失点を意識しよう。モチーフが近いので等角投影みたいに見えると思うが、目先にだまされると押し潰された妙な空間(昔の絵巻物の空間)になるので注意しよう。

c.また、アクリルのそれぞれの面の方向性や木質のそれぞれの面の張りと方向性と奥行き感が乏しくアウトアインの線が強いので平面的に見える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2月4日(日)のつぶやき

2018-02-05 05:37:12 | 早稲田建築AO受験マスタ−コーチの秘密

 なぜ著名大学の建築科はドローイングや立体造形作品の公開をしないのか?

2018-02-04 10:41:48 | 早稲田建築AO受験マスタ−コーチの秘密

なぜ著名大学の建築科はドローイングや立体造形作品の公開をしないのか? それと反対に多摩美術大学や武蔵野美術大学などは、合格者の造形表現作品や学科の問題や解答をなぜ公開しているのか?

 最近は京都大学の試験問題に解答が不可能な問題が公開され、さまざまな問題を引き起こしていますね。

  この問題について、私の見解を話してみます。これは完全に閉鎖的な大学側の問題と自己保全でのブランドの維持という戦術で戦略です。

 国際的な視点で見ると日本の大学のブランデイング戦略は非常に低いと云えると云えます。それは国内が少子化なのに留学生がいるのか?ということでもあると云えます。やはり、本当に世界で通用する人材を輩出しているのか?やはり受験生に対して公正でオープンな大学が指示されるではないでしょうか?公開はおろか、閉鎖的でシラバスも整備されていない旧態以前の国立大学もあります。世界先端のアメリカの大学のようなその大学の教育で何を学べるか?つまりマーケテイングの視点が必要だからです。大学側が堂思うかではなく、市場側つまり受験生側がどう思うかです。海外大学が国内大学と同じように選択側にあるという事です。

 メリットを外部世界に明確に分からせる留学生や受験生に見せるシステムがない大学がまだ日本には存在します。昔のイメージだけに頼るのでは現代の世界における学生獲得競争には乗り遅れているからです。

 世界の大学の教育ランキングが標準になっています。現在ではシンガポールや中国の著名大学も上位にいます。学生による教授への採点の反映や年次契約などの仕組みも標準です。単位の交換や交流なども当たり前です。

 建築で言えばどこで学んだか?ZAHAが学んだ英国のAAスクール、フランクゲイリーはハーバード大学や南カリフォルニア大学、坂茂はNYのクーパーユニオンですが、安藤忠雄さんのように極めて独自な戦略である独学で学ぶという手段もあるから、一概にどの大学が良いかとも言えません。それは法則ではないからです、その作家が本当に努力して人の何倍も努力して時間の全てを費やして仕事をした結果だからだと言えます、近道はないのです。

 自分が好きで選んだ分野で人より一生懸命努力した結果、さまざまな運や交友関係や売り込みや後援してくれる友人など、複雑な要因や運命で世界が認めたからその結果と云えます。しかし、その原因は最初の10代の頃に建築を志した事は共通と云えます。

  自分のアーテイストの心を信じ、自分が選んだ分野で一心不乱に努力する事は、成功した世界的に名を知られたアーテイストである建築家や美術家、あるいは音楽家・ミュージシャンに共通することです。評価されるのはそのアーテイストではなく他の人であり市場であるのです。それはどうなるかは分かりません考えても分からないからです。

 自分の才能を信じて自分が選んだ分野で好きな人と仕事をすることで、自分が精神的に成長し人々の生活に役に立ち世界に貢献しながら、歳を重ねて心から幸せな愉快な日々を過ごせたらそれはとても素晴らしい、なりたい理想的としている自分のセルフイメージになるという、自己実現への日々の歩みと云えるのではないでしょうか?

 多摩美や武蔵美のような美大系では、3年分の実技と学科の過去問題の解答と参考作品の公開をして過去問題集も販売してHPでも公開してます。早稲田や横浜国大、京都工芸繊維大、筑波大学、東京理科大、明治建築、東京芸大など全く公開はしていませんのでブラックボックス戦略ではないかと云えます。予備校対策と大学側は言うかも知れませんが、予備校がなければ何もしないで過去の栄光のイメージだけにすがるだけでは、この先受験生の数が少なくなる一方で、生徒募集や集客はどうするのでしょうか?アメリカはマーケテイングが盛んですので、活発な在校生や卒業生などの絆やブランド戦略が匠であり昔からの寄付や独自ブランドの構築と戦略と戦術商品や販促戦術が行われてインサイダークラブも活動的と言えます。

 長い時系列で見ると倍率の低下という数字に現れてくると予想されます。税金でやってる国公立大学は良いのかも知れませんが…..世界を標準に見た場合は少し先未来にどうなるか?ブランデイング戦略の不在が影響される事は明白だと感じます。

 ▶早稲田建築AO・一般 (ドローイング参考作品例)

 

 ここで、早稲田建築一般入試の受験生や、今年予定されているAO入試受験生が気になる

ドローイングについて許可を得てここに掲載しますので、やはりデッサンの勉強が必要な事を自覚してください。何も描いたことがない人は実際にデッサンをすることは、とても難しいと思います。美大では客観的な描写力が基本で、それを発展した想定描写という想像で描くデッサンが出る科も多くあります。美大の建築関連系や絵画、版画、情報、デザイン系、工芸、テキスタイル系など多岐にわたります。

 

                      参考作品提供協力 磯野君