早稲田建築AO入試 空間造形力エキスパートコーチ 高橋順一の日記:合格最短の秘密


国内外美大デザイン受験指導32年約1000名累計合格率89.9%
/早稲田建築AO他10年指導コーチング

美を創る

2019-08-31 08:53:47 | 早稲田建築AO受験マスタ−コーチの秘密
「新しい美を、自分独自のものを表現し制作したいと願う、特に若いアーテイストは、みんな自身の心の中に未知の素晴らしい作品の数々を持っている。

美術やデザイン分野における美を、デザイナーや美術家あるいは建築芸術家などが自らの想像・イメージで創造することは、はるか彼方にある未知の素晴らしい作品をすでに自分の内側に秘めていると言える。それはまだ具体的に創造された表現として具体化されず、無意識のはるかなる彼方の海の底に傑作として眠っている。

それはいつかあなたは優れた作品として発表したいと心に持ち続け、それを達成するために、ひたすら一生懸命に自ら選んだ仕事を毎日努力してそれに関する表現技術や様々な専門知識の書籍、あるいは様々な芸術作品や自分が選んだデザインや建築などの分野の作品を、実際に自分の目で鑑賞し体感して研究し歩んでゆく。

そのようにして膨大な時間を費やすうちに、あなたの心の奥深く存在した漠然とした自己の「知られざる黙示的な作品世界」がある日突然、顕在意識に具体化して浮かび上がり、画家、彫刻家などの美術家、映像作家、建築芸術家、デザイナー、プロヂューサーというアーテイストであり作家、あるいはイマジニアやテクノロジストとしてフレームで優れた作品としてこの世界に生まれ出てくる。

そしてそれはそれを共有する第三者にとって、同じ芸術的共感を得ることで一つの奇跡的な経験として深く心を揺さぶり、一生心に刻まれる芸術的な精神的昇華としての体験になる。

そこからそれを創造した作家は、そこで夢を形にまたそれが新たな不動の信念へと変化し、更に内面に眠る新しい未知なる美の核を具体化し発表し続けて、社会に意義ある美術家、芸術家、建築芸術家、デザイナー、イマジニア、テクノロジストという独自な”世界でひとつのセルフイメージ”を持って日々を与えられた時間という有限な資源である、人生の一度の旅である「時間」を、そのように使いながら、数多くの失敗や成功を繰り返し自己変革と自己実現を現在進行系で前進し成長,進化してゆく個人的なストーリーに思える。先天的な「美への探求感覚」はそういうふうに潜在意識と顕在意識の合同作業とも言えのではないか?

非常に優れた鑑賞者とは様々な形で自分独自の作品を制作しているアーテイストとは、見ている次元も意識も全く異なるフレームを自身に待っている。ポジショニングも全く違う。

 一番重要な事実は「自分の内なる未知の作品の種子」が芽をふき強烈に育ち、自身の心の奥底から突き上げて来る感覚、前兆の予感を感じる人間の自覚が最初のスタートを踏み出し、後天的な知識や技術習得の努力や研究と研鑽が集結し作品誕生までの過程では、数多くの挫折感を味わう、それでも諦めずに努力を継続することで、奇跡にめぐりあい「美の芽」が傑作として出現する自分の内面的世界観といえる本当の精神世界である自分の姿といえる。そして自己内省と自己対話を形にした姿とも言える。

そういうただ一度の人生の旅と言えるのではないかと、わたしにはどうもそういうように感じられる。



あっという間に夏休みという、受験生に一番貴重なまとまった時間という有限な資源も、もうすぐ終わりですね。

→展覧会鑑賞体験感想文(見る前と後の意識の変化など..)、自己PR資料の構成や章立て、あるいは自宅課題図書の読後感想、過去問題の制覇、アート系作品制作、立体構成かあるいは造りたい建築模型制作など夏休み初期に申し伝えてありました。

 私は大学受験は自分が当てた目標達成のための「自己管理構築のための良い機会」であると昔から受験生に伝えて来ました。だから最初にその目標達成のために何をすべきか?その項目をすべて書き出し、その計画表を時間を取って作成するのが仕事の段取りと同じで、達成計画の是非を決める80%である仕事場で昔から言われる「段取り8割」という意味です。

 まず目標を決めて、→ そのために必要なことをすべて書き出す→ そして与えられている締切までの時間を計算する→達成計画を創る→ ベストを出して行動する。→進捗を自分及びコーチにフィードバックする。→ そこで得られた改良点を修正する。以前に話したように未来を決めて、現在に戻ってくるリバースエンジニアリングというトヨタなどの製造業で考案された世界的に有名な手法です。改良を繰り返して精度を高める「改善=KAIZEN」ですね。

 早稲田建築AO入試は学科だけでは合格できませんので、入試で出題される課題と自己PR資料(世界で一つの美的感覚の才能ある自分)を自分最高の資料でまとめ、それを使い入試後半の面接で、将来世界的に活躍したいあなたという、未来の建築芸術家としての気概や信念、野心などを実際に早稲田建築の教授先生方に自分一人で最高のプレゼンテーションしなければならない訳です。

 その道をあなたは自ら選んだのだから、その自分が選択した仕事を愛してベストをつくし、それも一流の仕事をしければならない訳です....誰かから言われたり命令されたわけではないのだから。人生は一度しかありません、それは時間でできているからです。自分の人生のシナリオの中で一番大事な10代後半の今が、その後の人生を決めるスタートになるからです。志望大学合格は人生の最終目標ではないけれど、願望や野心を持つことや積極的な心構えとともにその実現のための計画作成や自己管理や大事なフィードバックと修正などの、未来の自分を創るとても重要な習慣形成の機会が大学受験友言えるのです。今いる自分の立つ位置といきたいところ、それを実現する計画、そしてできれば何度も経験してきた、ベテランの案内人のガイドやサポートする人々がいればアドバイスを聞く機会を持っていることも大事なことだと思います。