Tout est bien qui finit bien.

結果オーライ(笑)

「シャトル計画正しくなかった」NASA長官

2005-09-29 | News
NASA のグリフィン長官が、アポロ計画の月面探査から地球の周回軌道上で活動するシャトル計画に宇宙開発計画を切り替えたのは正しい道ではなかったとの意見を表明したそうです。

YOMIURI ONLINE の記事から引用。
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米USAトゥデー紙は28日、「過去30年余りのスペースシャトル計画は正しい道筋でなかった」と同計画の欠陥を認める米航空宇宙局(NASA)のグリフィン長官のインタビュー記事を掲載した。

 NASA長官自らが米国宇宙開発の根幹を支えるシャトルを否定するのは異例。長官は、日本などが参加する国際宇宙ステーション(ISS)についても否定的な見解を示しており、計画縮小は避けられない情勢だ。

 長官は、シャトル機体の設計が「非常に先進的で、どうにか実現可能というものだった」と、安全面などに多くの問題があった点を指摘。機体本体でなく、シャトルの燃料タンクや大型補助ロケットを活用した新宇宙船の開発などで「我々はできるだけ損害のない形で道筋を変えようとしている」と述べた。

 ISSについても「自分ならば、今の場所にISSを建設していなかった」と語り、計画が誤りだったとの見解を示した。(2005年9月29日11時49分??読売新聞)
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国際宇宙ステーション(ISS)計画に関しても否定的な見解を述べてることから、どうやら今後は NASA が70年代に中止したアポロ計画でやっていた月面探査へ方向転換するってことみたいです。

NASA がそういう方に流れてくとなると、これ結構大変なことになりそうな気がします。ISS計画に参加してるロシアや日本なんかにも影響が大きいだろうしねぇ、、どうなることやら。。


---------- 追 記 ----------2005/9/30 16:30
NASA から文部科学省へ縮小計画が提示されたそうです。

Yahoo! NEWS の記事から引用。
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 文部科学省は30日、米航空宇宙局(NASA)から「国際宇宙ステーション(ISS)建設のためのスペースシャトルの打ち上げ回数を最大でも18回に減らす」との縮小計画が提示されたと発表した。従来の計画では、飛行回数は残り27回とされていた。既に完成している日本の実験棟「きぼう」は、予定通り3 回に分けて打ち上げられる。
 一方、きぼうの「打ち上げ費用」の代わりに日本が製作中の米生命科学実験棟「セントリフュージ(人工重力発生装置)」は、「探査の目的には必要ない」として、事実上の中止を通告した。
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ガンガンに減らすと云う訳にも行かず、準備がまだそんなに進んでなくて影響の小さな計画から中止を決定していってるのだろうけど、なんかいろいろと政治も絡んでそうで詳しい事は判らないんだろうねぇ、、。実験棟作ってもその後はどうすんの?ってのも疑問だったりもするんだけど、、、どうすんでしょ?

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