Tout est bien qui finit bien.

結果オーライ(笑)

さんにんのパリ

2009-07-27 | Photo
日曜午後、真夏の陽射しの西麻布までワタナベアニさん、常盤響さん、池田晶紀さんの「さんにんのパリ」展を楽しみに出掛ける。


アニさんに会うのは前々回の「ふたりの上海」展以来なので2年振り。展示してる写真観ながら少し話したり、トークショーってことで他のお客さんも多かったので普通に挨拶させてもらう。
来場者一人ひとりをアニさんが写真撮るってことで、会場の隅で座って写真撮られちと緊張したりしなかったり、、。

去年の「ふたりのサイゴン」展は業務多忙で観に行く時間が採れなかったのね、、。

今日は会社の写真部(?)のNさん、Oくんも誘ってのトークショー参加。O君は中野方面から渋谷経由で自転車で西麻布まで、、、この炎天下40分も自転車で走ってくるって凄い!と言うか信じられない、、若さか?(笑。

トークショーの前に一通り写真観て回って、アニさん、常盤さん、池田さんのそれぞれのフィルター通したパリのスナップを楽しむ。久し振りにパリの街の雰囲気を楽しめた感じでなんとも懐かしい気分になったり、あぁ、パリで写真撮りたいと思ったり、、。

私がパリに住んでたのはかれこれ10年以上前なんだけど、アニさんに聞いた感じと、写真観た感じではそんなに以前と変わってない様子で、そこら辺がパリと言うかヨーロッパらしいところなんだろうなと再実感。


常盤さんの写真は色がビビッドで物凄く広角で寄った感じのその場の空気感とか体温が伝わってくる感じでした。 アニさんの写真はアニさんらしい切り取り方で色味も常盤さんのビビッド感とは対照的な春のパリの乾いた感じが伝わって来て、「そうそうこうなんだよね」と思わず頷いてしまうスナップが多くて楽しかった。 池田さんの写真は視点がまた常盤さんやアニさんと違ったところからの写真で、日常の臨場感が感じられてそれはそれでパリらしさが出ていて面白かったです。

私は住んでたってのもあって生活者視点で観てた街なので、アニさんたちさんにんが観るのとはまた違った見方してたのかも知れないんですが、それぞれの視点からのパリの街角の断片が思ってた以上に三様で非常に楽しめました。アニさんがトークショーでも言ってた「パリっぽい『如何にもなショット』は避けてちょっとシニカルな感じを意識して撮るのが難しかった」と言うところは非常に共感できるところで、確かにパリって普通にスナップとっても街並みが洒落てるし、ちょっとした小物なんかも一々洒落てて格好良い写真は意外と簡単に撮れてしまうんで、逆に人間臭さと言うか生活観の出てる写真って撮るの難しいんだよねぇ、、。

向こうの生活してる人々の中に居ればそれはそれである意味簡単に撮れる部分ではあるんだけど、日本からふらりと行って4、5日歩いて回って撮ろうとしてもそういう面はツーリストには見れない(見せない)街だしねぇ、、。生活空間がパブリックとプライベートで綺麗に区別されてるのがパリなんで。なんて偉そうなコメントしてみたりして、、、テヘ(笑。


そんなわけで、「さんにんのパリ」展は8月1日までやってるんで、パリの街の雰囲気に触れたい人には是非お勧めします。

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