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この小さな箱の中で飛んだり跳ねたりしてみます(笑)

お誕生日会前夜

2005年05月14日 | 家族
もうすぐ長女の誕生日。

チーちゃんが「お誕生日会やりたいねんけど」
と相談してきたのは1ヶ月ほど前のこと。

嫁さんも僕も顔を見合わせて
「とうとう来たか…」と思った(笑)

5月14日土曜日のお昼からと日時を決め
お友達に招待状を書いて渡し
チーちゃんもはじめてのお誕生日会にワクワクしている様子。

僕もちょうど小学校4年生くらいだったと思う。
雑誌か何かで誕生日に友達呼んでパーティしよう!
というような記事を読んで
すぐさま影響されて親に相談したのを思い出した。

田舎の小学校のこと
みんな家が遠くてわりと距離がある。
「お誕生日会」をする人などいなくて
クラスの中でも僕が初めてだったんじゃないだろうか。

その後みんなお誕生日会を開くようになって
普段なかなか行けない友達の家に行くのが楽しみだった。

チーちゃんもお友達との遊びが楽しい年頃になったんだと
ほほえましく思ったのだけれど
嫁さんの方は戦々恐々である(笑)

まず何より部屋を掃除しなくては行けない(爆)
普段二人してほったらかしにしてあるから大変なのだ(笑)
それに料理を何にしよう?
食器は足りるかしら?
ケーキも注文しなきゃ
お返しの品はどうしようか?
呼ばなかったお友達のお母さんから電話あったらどうしよう?
などなどやらなきゃ行けない事は山のようにあった(笑)

これが日曜日だったら
イベント好きの僕は張り切っちゃうところなんだろうけど
土曜日はあいにく仕事。

来てくれたお友達にお返しに渡す品はUSJで調達
掃除は連休最終日にまとめて(笑)
ケーキは翌日出社前に頼んだ
メニューはチーちゃんの好きなハヤシライスに決定
電話してきそうなお母さん対策も深夜会議で練り上げた(爆)
準備は着々と進んだ。

そんなわけで
昨夜は嫁さんと二人台所に立って
ハヤシライスとサラダを作った。

ここ数年でお互いに幅が広くなったもんだから
ただでさえ狭い台所が余計に狭い(笑)
ハヤシライスを煮込みながら
お互いのお腹の肉つまみ合戦をしていたら
トイレに起きてきたチーちゃんに
「何してんねん?」と白い目で見られた(爆)

食器を用意しておかなきゃいけないのを思い出して
深夜の押入れを漁る。
こういう時のために取っておいた
親戚の結婚式の引き出物がいくつかあったはず(笑)

籐のバスケットに入ったカレー皿5枚とスプーンのセット
木製の大きめサラダボウルと木製の取分けスプーンとフォーク
小さめの木製サラダボウル5個セット
本来はビール用なのだろうタンブラー5個
ようやく陽の目を見る事ができた食器達は
嬉しそうに蛍光灯の光を浴びて輝いている。

しかしここで問題発生。
誕生日会の出席者は招待客5名と本人の6名。
お皿もサラダボウルもタンブラーも5個づつしかない…
使えねぇよ…引き出物(爆)

結局、呼んだお友達の中に学年が下の子がいるので
その子には別の可愛い食器を使ってもらうことにした。

会場は普段寝室として使っている
ニ階の四畳半と六畳の部屋を繋げて使う。
そのため食卓を二階にあげなくてはならない。

細い階段を食卓かついでえっちらおっちら上り
僕の布団の横に立てかけた
地震があったら顔面直撃だ(笑)

そんなこんなで準備を終え
コーヒーで一息ついたのが午前1時。
嫁さんは明日に備えて就寝。

その後
個人的な趣味でCDジャケットを描いたので
その印刷と加工をした。
作業的に目処がついたのは2時前
仕事もあるので寝ることにした。

トイレに行って部屋に戻ると
押入れの前に何か落ちている。
さっき食器を出した後
しまい忘れていたのだろう。

落ちていたものを拾い上げてギョッとした。

そのビデオテープは押入れの奥深くに眠っていたはずの
秘蔵コレクションの一本だった(爆)





僕が布団にもぐりこんだのは2時半を回っていた。

GWの出来事

2005年05月09日 | 家族
前半は仕事、後半はバーベキューにUSJとそれなりに過ごしたのですが
最後の最後になってちょっと事件が…
本当は先に楽しかった思い出のレポなどをと思っていたのですが。

最近ドタバタしていて
なかなか落ち着かない生活を送っていたもので
ちゃんと生活しないといけないと思ったのでした。

昨夜、夕飯を嫁さんの実家でもらって
そろそろ帰ろうかという時にそれは起こった。

ニパちゃんが火傷を負った。

お茶を入れようとテーブルの上にあった急須を倒し
ポットから入れたばかりの熱湯をかぶってしまった。
顔の右半分から胸にかけて真っ赤になって
体を震わせながら火がついたように泣いた。

119に電話して電話口で対応方法を聞き救急車を呼んだ。
脱がしてはいけない服を脱がしてしまい
胸の部分の皮が剥けてしまった。
チーちゃんはニパちゃんの姿を見ていられなくて泣き出して部屋を飛び出した。

日曜の夜、赤ちゃんの火傷ということで
受け入れてくれる病院がなかなか見つからない。
救急車はサイレンを鳴らさないままとりあえず動き出した。

助手席では電話で激しくやり取りをしている。
ようやく受け入れ病院が見つかるとサイレンを鳴らし
スピードをあげた。
救命士さんは患部にガーゼを当てて冷やしてくれている。
ニパちゃんは「ママ、パパ」と交互に泣き叫ぶ。
嫁さんと僕は次女に話しかける。

結局近所に火傷の手当てができる病院は無く
大阪市内まで約30分のサイレン付のドライブ。

火傷の程度はたいしたことなく
様子を見なければ何とも言えないが
2週間ほどで治るらしい。
痕が残るかどうかはまだわからないけれど
新陳代謝が活発だからおそらく大丈夫だろうとのこと。

嫁さんの実家ということで
大人が沢山いるからと安心していた。
しかし、そこはやはり親がきちんと見てなくてはいけなかった。

病院の廊下で治療を終えて
眠ったニパちゃんの重さを腕に感じながら
嫁さんと二人お互いに謝った。
ニパちゃんにも謝った。

女の子にとっての顔と胸の火傷がどういうものなのか
キレイに治ってくれればいいのだけれど。
もしそうでなくとも
全力で守ってあげようと誓った。

静かな夜間の救急病院に次々と救急車が到着していた。
泣きつかれて眠るニパちゃんを抱えた僕の背後を
あわただしくストレッチャーが通過して行った。

会計を待つ間の
ニパちゃんの寝息と治療室の中から聞こえる電子音が耳に残っている。

義弟に迎えに来てもらって帰宅した。

その時そばにいた義母が自分を責めるような事を言っていたので
そうではないと話をして
ニパちゃんと一緒に嫁さんは実家に泊まらせた。
嫁さんは義母のケアもしなきゃいけないから大変だけど
ちょっと頑張ってもらうしかない。
僕は家に残って洗濯や洗い物など家の用事をかたつけた。

今日は午前中仕事を休んで
近所の皮膚科に連れて行ったのだけれど
「万が一の事を考えると入院設備のある病院に行った方がいい」と言われ
総合病院を2ほど回って2軒目の形成外科で受け入れてもらった。
当分は毎日通わなくてはならないけれど
痕は残る事はないだろうと言われて少し安心した。

で、今日はそのまま休んじゃおうかと思ったのですが
会社に経過報告の電話をいれたら
夕方からでもいいから出て来いとの事。
考えが甘かった(笑)

ニパちゃんには申し訳ない事をした。
最近注意力が散漫になっていたのは確かで
誰の責任でもない事故ではあるのだけれど
親の事情で生活に落ち着きを無くしていたのは
大いに反省しなくてはならない。

足元をきちんと見つめて
生活を組み立て直していかねばならない。

正しい休日の過ごし方

2005年04月11日 | 家族
娘達の騒がしい声で目が覚めた。
およそ1ヶ月ぶりのまともな休日の朝8時すぎ。

布団に潜ってからまだ4時間くらいしか経っていない
これではいつもと変わらないじゃないか…
「もう少しだけ寝かせてくれないかなぁ…」という淡い希望は
ニパちゃんのフライングボディアタックによって打ち砕かれた。

重い頭で居間に下りると
すっかり朝食の準備が整っていて
嫁さんは鼻歌まじりにお弁当の仕上げにかかっていた。
コーヒーメーカーがコポコポと香りを立ち上げて
僕の覚醒を催促している。

そうだった。
前夜深夜当番を終えて帰宅した僕は
「明日は桜でも見に行くか」などと
自分から言い出したのを思い出してゲンナリした。

トーストとコーヒーで何とかエンジンを始動させる。
外は厚い雲に覆われているが
雨が降り出しそうな気配はまだない。
「よっしゃ!行くかぁ!」
顔を洗って気合を入れた。

行くと決めたら動きは早い。
着替えを済ませると
荷物を次々と車に積み込み
いざ出発!


車を動かしたはいいが
どこへ行くのかまだ決めていなかった(笑)
候補地は2つ「花の文化園」か「錦織公園」
とりあえず幹線道路を南下する。

どっちに行こうかと話していると嫁さんが
「サバーファームはどう?」と新たな提案。
「イチゴ狩りやってるかも知れない」という言葉にチーちゃんが反応!
ということで目的地は「サバーファーム」に決定。
車は進路を左に取り幹線道路を離れた。

相変わらず雲は厚く垂れ込めていたけれど
まだ雨粒は落ちて来そうにない。
気温は高く暑いほど。

桜は満開、菜の花も盛り。
目の前に広がる風景に早くも浮かれ気分で駆け出す。
一番はしゃいでいるのは間違いなく僕だ(笑)





入り口を入るとよもぎ餅つきをやっていたので見学
子供にもつかせてくれると言うのでチーちゃんが参加。
「よいしょー!」という掛け声と
ペッタンと杵が振り下ろされる度に
もち米の蒸した香りとよもぎの香りが漂う。



空はますます暗く低くなってきていて
今にも降り出しそう。
入場の時にイチゴ狩りを申し込んでいたので
とにかく先に済ませてしまおうと園内を進む。



肥料と土の匂いが懐かしい。
次女と手を繋いでのんびり歩いていると
ポツリと頬に冷たいものが当たった。

「雨や!」
長女の号令で僕は次女を抱きかかえて
ちょっと早足でイチゴ狩りのハウスに急いだ。

本降りではないけれど
そのまま屋外にはいられない程度の雨。
イチゴ狩りはハウスの中なので雨の心配はない。

受付でカゴのパックをもらい紙コップに水を入れる。
「中で食べるイチゴはこの水でちょっとゆすいでから食べてくださいね」
なるほどそのための紙コップか。



一区画を割り当てられてその両側のにあるイチゴは
その場で食べてもいいし持って帰ってもいい。

早速一つ摘んで頬張る。
鮮烈な香りが口中に広がる。
ジュースが口を満たす 
甘い♪



ニパちゃんは初めての体験だったけれど
器用にイチゴを摘むと次々とパックに入れる。
たまにまだ白いイチゴを摘んでしまうのはご愛嬌(笑)

あっと言う間にカゴはイチゴでいっぱいになった。
チーちゃんは甘そうなイチゴを選んで口に運ぶ。
ニパちゃんは半分土遊びをしながら
摘んだイチゴを嫁さんに渡していく。



時折吹く強い風がハウスを揺らす。

持ち帰りのイチゴが2パック程度になったところで切り上げる。
もう雨はすっかり止んでいた。

お弁当どこで食べようか。
広い農場の中にはところどころにあずまやがあって
雨が降ったせいもあってどこも満員状態。

しばらくゆっくり歩いて行くと
芝生の広場にある桜の側が空いていたので
そこに陣取りお弁当を広げる。
風は強いが気温が高く寒さを感じる事はない。

桜吹雪がお弁当の上に舞い
おにぎりを頬張るニパちゃんの頭に桜の花びらが舞い降りる。
空は晴れ間も見えていて
もう雨の心配は無さそうだった。

お花見気分を満喫してお弁当を食べ終わると
チーちゃんとニパちゃんはきゃーきゃー言いながら走り回り
僕がシートに横になってお昼寝体勢を整える頃には
日も差し始め「いつでも寝てください」と言わんばかりのシチュエーション(笑)



頬に風を感じながら目を閉じると目の前が影になった。
「ん?」
薄目をあけると長女が仁王立ちで立ってこちらを覗き込んでいて
その右手にはしっかりとフリスビーが…

「パパ、行くで!」

たっぷり1時間以上も僕は汗を流し続けた。

3時を回ったところで帰る事にした。
僕は久々に走り回って運動不足を痛感し
ニパちゃんは遊びつかれて眠りそうになっていて
嫁さんは出口付近の売店のソフトクリームが気になって仕方ない様子(笑)
チーちゃんだけが遊び足りなさそうにしていた。



雨の予報は嘘のようにはずれ。
空は晴天、心も晴天。
気持ち良さそうに泳ぐこいのぼりが
春の終わりを感じさせてくれる。



駐車場脇の直売所で嫁さんは野菜と卵を購入。
チーちゃんはお友達にお土産を。
まるで夏のような陽射しの中帰路についた。

帰宅するとチーちゃんはそのまま
友達のところに遊びに出かけて行った。
ニパちゃんは車の中から引き続きお昼寝、
嫁さんはその隣でお昼寝(笑)

僕は冷蔵庫から発泡酒を取り出して飲む。
昼間の熱と疲労感たっぷりの身体は
まるでスポンジのように吸い込んで行く。

僕は静かな部屋にごろんと横になって
ようやく待ち望んだ睡眠を手に入れた。

またもや娘達の声で目が覚めると
外はもう真っ暗で
机の上は晩御飯の用意が整っていた。

先日、田舎から届いたトマト
帰りに買ってきたほうれん草のおひたし
同じく直売所で買った卵で卵かけご飯。

久しぶりに家族揃ってにぎやかで幸せな食卓。
満足で満腹な休日はこうして暮れて行った。

夜、娘達が寝静まった後
嫁さんといつものコーヒータイム。
珍しくテレビも消してあれやこれやと話をする。

すっかりチーちゃんに引き継いだものだと思っていた
嫁さんのマシンガントークが久々に炸裂!

耳が痛いこともズケズケと言ってくれる(笑)
「ごめんね、ちょっと言い過ぎたかな?」
「いやいや、ちゃんと言ってもらわないと自分じゃ気付かないから」
「jumpくんもちゃんと言いたい事言ってね」
「うん、もちろん」
「さ、もう遅いし寝るね」
「うん、おやすみ」

時計はもうすぐ3時になろうとしていた…

3時間後
気持ち良さそうにいびきをかく家族の寝顔に見送られて
僕はいつものように出社したのだった。

キャッチボール

2005年04月07日 | 家族
今朝の通勤のお供には
BUMP OF CHICKENの「jupiter」を選んだ。
たまに思い出したように聴きたくなる名盤。

「FLAME VEIN」でドロドロに溶けた真っ赤な鉄は
「THE LIVING DEAD」でナイフの形になり鍛造されていき
「jupiter」は眩しいほどに輝く刃先を持ち、触っただけで切れそうな鋭さを手に入れた。
「ユグドラシル」で良くも悪くも商品としてショウウィンドウに飾られるようになった。

昨日は午後から半休を取って病院へお見舞いに。
ゆっくり大きな声で話をすると
同じようにゆっくりと言葉を返してくれる。
窓から差し込む初夏のような陽射しが
そんなゆっくりしたコミュニケーションを見守ってくれる。

「jupiter」の中でも特にお気に入りが「キャッチボール」
劇的でもドラマチックでもないけれど
何気ない瞬間に吹く暖かくて深くやわらかな風。
何もたいそうに構える事なんてなくて
大切な事はみんなあたりまえの風景の中にあるんだ。

 雨上がりの並木道
 排気ガスと草の匂い
 君は僕のななめ前
 咳をしながら
 苦しそうに
 笑った

病気も仕事の多忙さも娘の寝顔も
あの人の笑顔もくだらない雑談も
思いやりも自己嫌悪も自慢話も
全部あたりまえの風景の中にある。

家に帰ってお昼寝でもしようかと思ったけれど
チーちゃんはそれを許すまじとまとわりつく(笑)
久しぶりに娘達を連れて散歩にでかけることにした。

ニパちゃんの手を繋いで
チーちゃんはそのままそろばん教室に行く準備をして
ゆっくりと歩いた。

河原まで行こうと思ったけれど
病院で思った以上に時間がかかってしまい
もう夕方の空になりかけていた。

近所の公園に咲く満開の桜に誘われて
公園のベンチに腰を下ろす。

「jumpくんコーヒーでいいよね」
後から追いかけてきた嫁さんが缶コーヒーを渡してくれた。
「あれ?来たんだ。昼寝しとけばいいのに」
「うん、なんとなく外に出たくなってん…」
「もう満開だねぇ」
「ホンマやね」
いきなりハイテンションではしゃぐ娘2人の声が響く中
満開の桜を見上げて缶コーヒーを開けた。

 赤く錆びた鉄棒
 造りかけの砂のダム
 君は僕の後ろから
 ゴムのボールを
 日の沈んだ空に
 高く投げた

緑色のゴムボールを持って長女が言う
「パパ!ボール遊びしよ!」
ポケットの小物を全部出してベンチに置くと
嫁さんは「いってらっしゃい」と目線をくれる。

すっかり重くなった体をゆすってボールを投げる。
チーちゃんは器用に受けると思った以上に力強いボールを返してくる。

 「とれるわけないだろう!」 呆れながらも 慌てて追う
 「とれなくてもいい」と 君は微笑んでた

僕はちょっとはしゃいでボールを追う
新庄気取りでジャンピングキャッチしてみたり
立浪のようなフィールディングでゴロをさばいたり
野茂をまねてストレートを投げ込んでみたり
まるで子供だ(笑)
 
 君のボールはいつも
 届かない所へ飛んでいく
 君はボールを何度も
 僕に投げた

木の枝に引っかかったボールを
チーちゃんは文句を言いながら
すいすいと木に上って取ってくる

僕がちょっと強目にボールを投げると
チーちゃんは仕返しをしようと目一杯の力で投げ返す。
ボールはあらぬ方向へ飛んでいく。
必死で追いかけて目一杯背伸びしてボールを取る

 「とれるわけないだろう!」 呆れながらも 必死でとる
 「とれないと思った」と 君は驚いてた

チーちゃんはそれが悔しくて次はもっと力を込めて投げる
僕の走る距離がどんどん大きくなる。

そうこうしている間にそろばん教室の時間になった
チーちゃんは名残惜しそうに自転車のペダルを踏んで公園を後にした。

ニパちゃんは砂場で遊んでいた。
3歳くらいの男の子が滑り台をするのを見て
自分でもできると思ったのか
滑り台の階段を上り始めた
僕はあわてて背後からついていく。

しっかりと丁寧に足場を確かめながら
両手と両足を全部使ってゆっくりと確実に上っていく。

とうとうてっぺんまで上りきった。
「スゴイ!こんなの初めてやで」嫁さんが驚いていた。
後は滑り降りるだけなのだが
こちらの方が怖かったらしくもう滑り台には近づかなかった。

また砂場に戻って遊ぶニパちゃんを見ながら
ベンチで嫁さんと少し話をした。

どんな家庭だって大なり小なり問題はあって
仕事にかまけてちゃんと向き合えないでいたりする。
子供の話、将来のこと、家計のこと(苦笑)
GWどうしようか、車検はどうする、
漠然と抱えている不安感。

 今まで
 見逃した 優しさや愚痴やいろいろ 必死で追う
 キャッチボールは続いていく いつまでも続いていく

「晩御飯どうする?」
「僕もいるし、たまには外食でもする?」
嫁さんは財布を覗く。
「お義母さんも誘って一緒に行こうよ」
「うん、そうやね。たまにはいいか。」

 カーブの様な愚痴
 消える魔球の様な優しさ

「帰るで!」
嫌がるニパちゃんを砂場から引き剥がす。
嫁さんは実家に電話をする。
満開の桜に見送られて公園を後にする。

車の通行量が増えてきた夕方の道を
両側からしっかりとニパちゃんの手を握り
ゆっくりと歩いた。

赤い靴

2005年04月05日 | 家族
春雷が地鳴りのように響き
激しい雨を呼び寄せた日曜日の夕方。

幹線道路は空いていて
前車が歩道に跳ね上げる水飛沫の大きさが
雨の激しさを際立たせる春の嵐の中
僕は帰宅すべく車を走らせた。

家につく頃にはすっかり雨も上がっていて
夜風が少し寒く感じられた。
玄関を開けると懐かしい声がする。

時刻は19時を少し回ったところで
いつもに比べたら格段に早い帰宅で
チーちゃん、ニパちゃんのはしゃぐ声が聞こえる。

部屋に入るとニパちゃん(1歳6ヶ月)が驚いたようにこちらを見上げ
両手を差し出して抱っこしろと近寄ってきた。

すぐにも抱き上げたいところだったけれど
それを制してまず手洗いとうがい。
洗面台まで両手を差し出したままひょこひょこと
僕の後をついてくるニパちゃんが可愛い♪

うがいと手洗いをすませると
ようやくニパちゃんと僕の想いを一致させることができた。
すっかり熱も下がって元気そうなニパちゃんを
身動きとれないほど抱きしめて居間に戻った。

チーちゃんは昼間デパートで行われた
「エンジェルブルー」のイベントの感想を日記に書いていた。
抽選会でクッキーが外れたと大変お怒りの様子だった(笑)

それでも「天てれ」に出てたお姉さんと握手したり
一緒に写真を撮ったりできたと喜んで話してくれるのだが
一向にその写真を見せてくれない。

夕飯は義母特製のバラ寿司!
義母のバラ寿司は絶品で、おかずなど何もいらない。
それだけで何杯も食べられる。
しかも飽きない。

ニパちゃんを下ろしてさっそく「いただきます!」
そういえば空腹感の残っている間に夕飯食べるの久しぶりかも(笑)
文字通りパクついていると
嫁さんにせかされてチーちゃんがイベントで撮った写真を持ってきた。
写真を見せてくれなかった理由は「笑顔じゃないから」だそうな(笑)
うむ、そろそろおういうお年頃なのね。

と、バラ寿司食べながらチーちゃんと話をしていると
背中をつんつんと突付かれた。
ニパちゃんがこっちを向けと催促していた(笑)
小さなアンパンマンのフィギアをいっぱいに広げて
一緒に遊べと誘っている。

食事中である事、今はお姉ちゃんと話をしている事を説明して
ちょっと待ってくれるように言い聞かせ
「わかった人?」と聞くと
「お」と返事して(ハイと言ってるつもり)
右手を軽く上にあげるそのしぐさがたまらなく可愛い(笑)

再びバラ寿司を口に運びながら
チーちゃんの話をいろいろ聞いていると
またもや背中つんつん。

メロンパンナちゃんを持って
「うー!」と僕に手渡そうとするニパちゃん。
だからね、今ご飯中だからともう一度言い聞かせ
「わかった人?」と聞く
「お」と言って右手をあげる。
可愛いなぁぁ♪

前に向き直ってバラ寿司を口に運ぶのを再開すると
すかさずチーちゃんが話しかけてくる。
するとまたニパちゃんが背中をつんつん…

とうとうチーちゃんが怒る
「今、パパはワタシと話してんの!待ちなさい!」
ニパちゃん泣き出す(笑)

そんなチーちゃんに
「あのう…パパは今ご飯食べてるんですけど」
と言うと
「食べながら聞いてくれたらええから」と…
最近いっちょまえの口きくようになったなぁ(笑)

バラ寿司をお代わりしても
チーちゃんとニパちゃんのバトルは続く。
その度にニパちゃんは泣き
チーちゃんはプリプリ怒る(笑)

いやぁ、何だかモテ男気分(バカ 笑)

でも、そんな娘2人を前に気付いたのは
これでオロオロしてる僕は
間違ってもプレイボーイにはなれないということ(泣)

何とか夕飯を終えて
ちょっとだけニパちゃんと遊んで
いざ家族会議へ!

実家の母にちょっと相談の電話して
アドバイスなどもらっていると
ニパちゃんが近寄ってきて
「うー、うー」と受話器を取り上げようとする(笑)
話したいのかな?と思って変わると
母の呼びかけにも全く声を出さないで
すぐに受話器を返してきた(笑)
最後にチーちゃんに代わって電話終了。

僕はニパちゃんを毛布でぐるぐる巻きにして抱っこして
家族全員で嫁さんの実家(徒歩3分)へ行く事に

ニパちゃんは「まんま」「ママ」など簡単な単語を話せるようになってきた。
しかし、どうしても「パパ」は言ってくれないのだ。
まぁ、顔あわせる時間が少ないから仕方ないのかも知れないが…

しかし、今日は何だか違う。
いつも以上にニパちゃんが積極的に僕に甘えてくるのだ。
きっとパパに会いたかったに違いないのだ(妄想中 笑)
だから今ならきっと「パパ」と呼んでくれるに違いない!(希望的観測)

玄関で靴を履き
ニパちゃんを呼び寄せ
勇気を出して聞いてみた。

「パパって言ってごらん?」

するとニパちゃんは足元を指差し


「くっく、くっく」

…僕は小さな赤い靴に負けた。

嫁さんの実家までの道のり
僕はは足取りも重く
毛布ぐるぐる巻きのニパちゃんを抱きしめて歩いた。
夜風が身に沁みた。

日曜日も出社

2005年03月27日 | 家族
非常に心が軽い。
思わずスキップしながら出社しました(嘘)

午前中だけ半休もらったんで
昨夜は思いっきり夜更かししました!
4:00まで遊んでしまった(笑)
いやぁ、夜更かしは楽しいねぇ♪
と言っても全てはPCの前での出来事ではあるんですが(苦笑)

思いっきり寝坊するぞー!って思って
娘2人に起こされたのが9:30。
いやぁ、寝た寝た。
スッキリ目覚めました。

チーちゃんのしりを叩いて
ニパちゃんを抱っこして居間に行く。
まったりとした日曜日の朝の空気が懐かしい。

「お布団干さなきゃいけないんだけど…」
あ、僕の出番なのね(笑)
嫁さんと一緒に寝室に向かって
ベランダに布団を干す。

朝の光が気持ちいい。
太陽ってこんなに眩しかったっけ。

「僕が布団干すから朝ご飯お願いしていい?」
嫁さんにお願いしてみるが返事がない(笑)
最後に僕の大きな重い布団を干して終了。
後を嫁さんにまかせて僕は台所に。

娘2人と嫁さんはぶどうパン
干しぶどうが苦手な僕は昨夜の残りのご飯と味噌汁。

コーヒーをセットして落としながら
チーちゃんにトースターでぶどうパンを温めさせる。

「目玉焼きでいいよね?」
と聞きながら冷蔵庫を開けるが卵は2個しかなかった。
4人で目玉焼き2個は寂しいので急遽メニュー変更。

これがホントの「スクランブルエッグ」

なんちて(笑)

オホン…

冷蔵庫に首つっこんで棚の上にポークビッツを発見
冷凍庫からミックスベジタブルを取り出す。
たっぷり目のミックスベジタブルと
ポークビッツをバターで炒める。

ボウルに卵2個を割り入れ、
量を増やすために牛乳を加えてかき混ぜる
塩コショウに顆粒のコンソメ
最後にマヨネーズを入れてかき混ぜる
増量作戦成功(笑)

いい具合に炒まった具の上から増量卵を注ぐ
ふわっと感を失わないようにさっくりと混ぜ合わせ
すぐに火を止め後は余熱で半熟状態に仕上げる。

お皿に盛り付けパンを乗せ
嫁さんにはコーヒー、娘達には牛乳を。
僕はご飯と味噌汁を用意して
「いただきます!」

いつになくチーちゃんの食べっぷりがいい
「コレもうお代わりないの?」
よっぽど増量卵が気に入ったのか
嫁さんの卵まで奪って食べている(笑)
ニパちゃんは相変わらずマイペース。

僕も食後のコーヒーで一息つく
もう10:00をまわっている。

「散髪してそのまま会社行くね」
「あ、一つお願いがあるんやけど」
「何?」
「帰りに灯油入れてきて欲しいんだけど」
「うん、お安い御用で」

車に灯油のポリタンクを載せて
まずは駅前の散髪屋さんへ。
時刻は11:00前。

店に入ると10人ほど待っていたが
この店は早くて安いのがウリ。
8台ある椅子は一時も空く事無く回転している。

待ち時間中に朝もらったままのメールに返信。

20分ほどで順番が回ってきた。
バリカンで刈り上げてもらうと
バサバサと落ちる髪の毛と一緒に
ここ数日の疲れと心の殻が落ちていくよう

理容師さんのハサミのシャキシャキ音が耳に心地いい
気持ちにハリがでてエッジが立っていく感じがする。

店を出たのは11:40。
シャンプー込みで1995円也
やっぱ散髪屋はスピードが大事なのだ(笑)

日曜日のお昼前。
道路は適度に交通量があって怖い。
というのも普段運転していない人が多いからだ。
これなら渋滞してくれてる方がマシ。

周囲の流れを無視して右車線をのんびり走るワンボックス
ぬるぬるとウインカーも後方確認もなく車線変更してくるセダン
交差点も何もないのにブレーキランプ光らせるコンパクトカー
街は危険とスリルに満ち溢れている。

足取りも軽く出社したら
いつものルーティンワーク。
新聞のチェックとビデオのセット
ポットでお湯を沸かして
コーヒーサーバを洗う。

ようやくPCを立ち上げたのは13:00

今日は何をしてサボろうか(爆)

久しぶりに二人でお風呂

2005年03月17日 | 家族
珍しく早めに帰宅した昨日。
まだ動いてる娘たちに会える!(笑)

「ただいま」と玄関を開けるも
誰からも返事がない。

のそのそと居間まで行くと
チーちゃんがニパちゃんになにやら熱心に教えている。
ニパちゃんの手元を見ると
先日のウイングスタジアムでもらったヴィッセルの旗。
ニパちゃんは嬉しそうに
自分の身長ほどもありそうな旗を振り回していた(笑)

チーちゃんは今かなりサッカーに興味を持っていて
その距離感を測っている感じ。
基本は見に行った試合だったり
好きな選手(カズが好きみたい!)
自分の経験だったりするのだけれど
ルールやセオリーみたいなものも理解しようとしている。
ホンモノのサッカーフリークになる初めの一歩だ(笑)

嫁さんとニパちゃんが先に風呂に入り
入れ替わりで僕とチーちゃんが風呂に入る。
このお風呂タイムは二人だけの貴重なお話の時間。
といっても一方的にチーちゃんがしゃべるんだけどね(爆)

で、僕が先に風呂に入って髪と体を洗って
湯船に入ってからチーちゃんを呼ぶ。
我が家の狭い風呂ではこうしないと二人で洗い場は無理なので(苦笑)

ガリガリで鶏がらみたいなチーちゃんに
「もっとちゃんと食べて太りなさい」と言う
「今日はちゃんとご飯全部食べたで!」
「今日はじゃないやろ。毎日ちゃんと食べなさい」
「ハイハイ」
「ハイは1回!」
「ハ~イ」
「ハ~イじゃないでしょ?」
「ハイ」
これだけで疲れる(笑)

チーちゃんは髪の毛にお湯をザバザバとかけながら
「あのな、今日なたいく(体育)でサッカーやってん」
「うんうん、ポジションは?」
「えーっとな、自分のゴールの前で守る役」

僕は下半身だけお湯に入って水を足しながら風呂を沸かしている。
チーちゃんは休む事無く頭にお湯をかけ続ける。
「そっか、ディフェンスやったんや」
「うん、でな…」
「お話はいいからそろそろシャンプーしたら?」
「あ、そっか」
うーん…(苦笑)

「でな、ゴール前になすごい速いボールが飛んできてんな」
「うんうん」
チーちゃんは長い髪を器用にまとめてシャンプーしながら続ける
「で、思いっきり外に蹴ってん」
「ほう」
「だってな、前に蹴ったら敵に取られるかもしれんやん?」
「うんうん」
「そんでゴールされるよりは外に出した方がいいと思ったから」
セーフティファーストだね。
「この前の試合で見てそうすればいいんやってわかってん!」
「そっかそっか」
満面の笑みで頷く僕。
応援だけじゃなくちゃんとゲームも見ていたんだなぁ
なんだかすごく嬉しいぞ。

水の流量が多すぎてぬるくなりはじめたので蛇口を閉める。
「それからな!」
ちょっとチーちゃんの口調が強くなった。
「ん?」
沸かしたお湯の出口をかき混ぜながら聞く。
「ワタシもなゴールしようと思って前の方に行った時に…」
「うんうん」
「あ、ちょっと待って」
そう言ってチーちゃんはまたもやザバザバと頭にお湯をかぶり
シャンプーを洗い流す。
「でな、こうコートがあるやんか」
壁面に指で長方形を書き図解を始める。
「で、ゴールはネットとか枠なくて線描いただけやってんな」
「うんうん」
濡れた髪そのままで熱心に解説するチーちゃん(笑)
「ちょうどなワタシの前にボールが来たからシュートしてんやんかぁ」
「うんうん」
「ちょっと遠かったけどな転がっていって、ちゃんとゴールに入ってんな」
「ほぅほぅ、スゴイやん」
「で、斜めからやったから転がって右に行くやんかぁ」
「うんうん」
「そんでな、そんでな、先生が審判やってんけどな」
なにやらテンションが上がってきてる(爆)
「ゴールじゃありませんって言うねんで!」
「先生見えにくかったんかもなぁ」
「でもな、でもな、普通やったらな」
「うん」
「ちゃんとネットあるからな、絶対ゴールやってわかるやんかぁ」
「うんうん」
「それやのにな、入ってませんって言うんやで!めっちゃムカツク!」
「あ。」
「あ、ごめん。めっちゃ腹立つわ」
我が家では「ムカツク」はNGワードに指定している。
最近みんなやたらとちょっとしたことで頻繁に使うこの言葉が嫌いだから(笑)

チーちゃんは興奮気味にようやく髪の毛をまとめてゴムで止めた。
「パパどう思う?」
「うん…それよりリンスはせんでええの?」
「あ!忘れてた(爆)」
うーん、うーん…(苦笑)

リンスのためにまたザバザバとお湯をくみ出したので水を足す。
「でもな、先生も見えへんかったんかもしれんし」
「うん」
「それにな、先生が審判やねんから先生が入ってないって言うたらそれは入ってないねん」
「なんで?」
「それがルールやから」
「うん、でもな…」
「ハイ、次カラダ洗って」
自主性に任せていられないのでこちらから指示を出す(笑)
「でも何?」
「あれは絶対入ってたで」
「うんうん、入ってたと思う。でもな審判が言った事は絶対やねん。その判定が間違っててもな」
「う…ん」
「それがルールでそのルールがあって始めて成り立つのがスポーツやねん」

チーちゃんはイマイチ納得していないようだが
シャカシャカとカラダを洗い終えてまたザバザバとお湯をかぶる。

僕はずっと半身浴をしていたせいか体中ぽかぽかだった。
「ホンマにホンマに入っててんで」
「うんうん、それはわかるよ。」
チーちゃんのザバザバ攻撃で湯船のお湯はかなり少なくなっていた。
僕は上半身もお湯に沈めながら続ける。
「でもな、やっぱ審判が絶対やねんな。それが間違ってても」
チーちゃんが湯船に入ってくるので
僕は体育座りのままちょっと奥に寄る
「スポーツはルールがあって初めてスポーツになるねん」
「うん」
「ルールなかったらただの喧嘩になるし、面白くないと思わん?」
「うん、思う」

並んで肩まで浸かりながらサッカー談義。
「例えばな、この間も選手同士ぶつかったりして転んでファールになったりしたやんか」
「うんうん、担架で運ばれたりしとった」
「倒れたらピーって審判が笛吹いたやろ?」
「うん」
「でもなその時にな『わざとじゃないからええねん』って思って勝手にプレー続けたらどうなる?」
「喧嘩になる」
「うん、みんながそんなんしたら試合にならんやんな?」
「うんうん」
「だからそうならないようにルールがあって審判がちゃんと守ってるか見てるねん」
「うん」
「審判がおらんかったらサッカーできひんねんな」
「うん」

チーちゃんもカラダが暖まり顔が赤みを帯びてきた。
「で、ちゃんとサッカーの試合をするために審判の言う事は絶対に聞かなあかんねん」
「うん」
「これは聞くけどこっちは聞かんていうのはできひんねん。わかる?」
「うん、わかる」
「例えば、先生じゃなくて誰かお友達が審判やったとしても絶対言うこと聞かなあかんねん」
「うん」
「その判定が間違っててもな」
「うん、でもな…」
まだ納得がいってない様子(笑)
「ん?」
「パパだってテレビ見てる時、審判に文句言ってるで」

うげ!

「ふぅ~、パパずっと入ってたからのぼせるわぁ」
「先に出てええよ」
「う、うん…んじゃ先にあがるわ」
「いいよ~」

慌てて立ち上がったせいか
ちょっとふらつく足元で脱衣所に避難した(笑)

カラダを拭いていると風呂場からエコーきかせてチーちゃんが言った。
「ワタシも文句言うだけやったらええやんな」

軽くめまいがしたのは
長く湯に浸かりすぎたからに違いない(笑)

父親失格

2005年03月03日 | 家族
今日は3月3日。
ひな祭り。

皆様ご存知の通り
我が家は長女チーちゃん(小3)と次女ニパちゃん(1歳4ヶ月)の二人姉妹。
当然3月3日は一大イベントのはずなのだが…

イベント大好きjumpさんのはずが
どうも毎年おひなさまだけは気合が入らない(笑)

さすがに昨年はニパちゃんの初節句というのもあって
義母、義弟も呼んでパーティをしたんだけど
今年はお雛様すら飾ってない(汗)

嫁さんはイベントごとにあまり興味がないので
僕が主導権握って動かないと何も始まらない我が家(笑)
お雛様は親王飾りなので
いつもは2階の桐箪笥の上を片つけて飾るのだけれど
今年は嫁さんと「早く出さないとねぇ」と言いながら
どちらも片つけしないので(笑)
結局出しそびれてしまった。

それでも一応ケーキやはまぐりのお吸い物やバラ寿司は作るんだけれども
チーちゃんは「何でお雛様出さへんの?」と聞いてくる。

返す言葉に詰まる僕。

すまない…娘達よ。
ぐうたらな父を持ってしまったと諦めてくれ!(笑)

来年こそ
来年こそちゃんと飾るからな!

と言いながら
来年も似たような記事書いてる可能性は極めて高い。

休んだのは何のため、誰のため

2005年03月03日 | 家族
数日前かたじわじわと腰痛が顔を出していた。

そのため今朝は腰痛の薬を貰うために病院へ。
午前中半休もらった。

嫁さんも以前足をくじいたところがまだ良くないらしく
一緒に行く事になった。
チーちゃんはすっかり良くなって学校へ行った。
ニパちゃんは病院に連れて行くことに。

朝食を食べて病院へ
平日の午前中だが普段より空いている印象。
名前呼ばれて診察室に夫婦2人で入る(笑)
ニパちゃんはキョトンとしている。

「仲がよろしいというか何というか…」
苦笑いの先生と看護士さん(笑)

診察自体はあっと言う間に終わって
薬を受取に薬局へ。

家に嫁さんとニパちゃんを送り届けて会社に行こうと思ったら
「jumpくん、会社すぐ行かなあかん?」と嫁さん
「いや、一応午前中って言ってあるからお昼までに行けば大丈夫だけど…」
「ちょっと寄ってもらっていいかなぁ」
嫁さんの瞳の奥がキラリと光った…ような気がした(笑)

まずは駅前のショッピングセンターで
ホワイトデーのお返しにいいお店があるからと連れて行かれる (笑)
可愛いもので溢れる淡い色合いの雑貨屋さん。
「ここ、可愛いやろ?」と微笑むとニパちゃんを僕に預けて
「ホワイトデー商品いろいろあるから見てみ?」
と嫁さんは捨て台詞を残して雑貨屋さんの奥に(笑)

スーツ姿で赤ちゃん抱えて可愛い雑貨屋さんをうろつくオジサン
どう見てもアヤシイ(爆)

で、お返しを買うのかと思えば
「また後でワタシが選んで買っておくから」と(笑)

その後、薬局で紙おむつやらトイレットペーパーなどの大きな物を買い
食料品売り場でおひなさま用にはまぐりなどを
全ての荷物とニパちゃんを抱えてショッピングセンターをウロウロ。

えーっと
僕は確か、腰痛で半休もらってるんだよなぁ

「あ、重かったら一度車に荷物置いてきたら?」
さすが嫁さん察しがいい(笑)
「うん、そうする」

最後はケーキ屋さんによってお買い物ロード終了。
「ごめんねーつき合わせちゃって」と笑う嫁さん
ニパちゃんはチャイルドシートで眠りかけている。

家の前に車を停め荷物を降ろす。
今からならお昼過ぎには出社できそうだ。

しばらく車を走らせて気付いた。
「げ、今朝貰った薬忘れた!」

しくしくじわじわ痛む腰を抱えて午後から仕事した(泣)

たまにはのんびりの休日

2005年02月28日 | 家族
日曜日、
8時半に叩き起こされた。
前夜の夜更かしが効いていたけれど何とか起きた(笑)

前夜、熱を出したのチーちゃんを
嫁さんは朝から病院に連れて行った。

僕はニパちゃんと二人で朝食。
平日なかなか一緒にいられないので貴重な時間。
コーヒーは嫁さんが入れてくれてたので
目玉焼きとトーストを作って二人で食べていると
玄関のチャイムが鳴った。

義母が様子を見にきてくれた。
義母を見るとニパちゃんは飛んでいく(笑)
で、しっかり抱っこされたまま離れない。
そのまま義母に抱かれて嫁さんの実家に行ってしまった…

うーむ
確かに普段まともに顔あわせてないからね。
義母の方がなついてるし
仕方ないといえば仕方ないんだけど…
やっぱ寂しい。

ニパちゃんにフラれた僕はすねてフテ寝(爆)

お昼前に嫁さんとチーちゃんが帰ってきた。
どうやらインフルエンザではなくただの風邪ってことらしい。
ホッとしたらお腹が空いたのでおうどんでお昼ご飯(笑)
だしにちょっとしょうがを入れて喉のケアも。

午後からは嫁さんとチーちゃんは留守番で
僕が一人で買い物に出かけることになった。
義理チョコのお返しなども買わなきゃいけないので(笑)
晩飯の鍋の材料をメモして家を出た。

お気に入りのCD積んでドライブドライブ
そういえば、休日に一人で出かけるのはすごく久しぶり。

天気もいいし
車の中はぽかぽかと春が来たよう。

途中、本屋さん寄ったりお茶したり
ショッピングセンターの雑貨屋さんめぐりしてみたり
家電量販店(オトコノコの買い物には外せない 笑)冷やかしたりと
一人の休日を満喫(笑)

自分の買い物は
とりあえず来週会う友達の分だけホワイトデーのお返しと
CDラベル作るためのキットを購入。

あまり遅くなるわけにもいかないので
近所の業務用スーパーに
しゃぶしゃぶ用の豚肉と白菜、ネギなどをカゴに入れて
お魚は何にしようかと悩む。
ハゲが欲しかったのだが無かった
うろうろしてたら鯛の安いのが目に飛び込んできた(笑)
お魚は鯛に決定。

全ての買い物終えて帰宅すると
チーちゃんは2階で寝ているようで家の中は静かだった。

居間で嫁さんと二人並んで横になる
晩御飯までつかの間のお昼寝タイム(笑)

鯛は大正解だった。
脂が乗ってて旨い。
もちろん旭ポン酢との愛称も抜群(笑)
缶ビール1本と熱燗2本つけてもらって
いい気分でお鍋終了。
あと片付けしながらお鍋のシーズンもあと少しなんだなぁ…と思ったり。

ひさしぶりに一人ででかけて
自分の行きたいとこへ行ってぶらぶらした。
もうちょっと時間があれば河川敷でのんびりしたかったのだけれど
それはもうちょっと暖かくなってのお楽しみにしておこう。

夜、最近ハマりつつあるメッセ(爆)
キーを打つ指先もなめらか(笑)

ゆっくりと穏やかに日曜日は終わりました。