jump in the box

この小さな箱の中で飛んだり跳ねたりしてみます(笑)

拝啓 ジーコ様

2006年06月23日 | サッカー
W杯を目標として戦ってきた以上
1次リーグ敗退という結果は残念で悔しくてたまらない。
結果が全てである大会で結果が出せなかった事について
僕らサポーターは「良くやった」「頑張った」「感動した」などと
甘っちょろい事を言ってはいけない。
親善試合ならともかく本番の戦いで敗れたのだ。
この4年間、代表として戦ってきた全ての選手達に失礼だ。
彼らはサポーターに感動してもらうためにサッカーをしているわけではない。

だから今回のような試合を見せられると
悔しくて悔しくてたまらなくなるのだ。

2点差以上の勝利が絶対条件だったブラジル戦
1-4の惨敗だった。
挑んで戦って攻めきっての敗戦ならまだ納得がいく
それが世界との差なのだと感じられるなら仕方ない。
フランス大会と今回では敗戦の種類が全く違う。

全力で戦ってぶつかって勝てなかった戦いと
勝つチャンスを自らの手で摘み取ってしまう戦いでは
同じ敗戦という結果でも悔しさが違うのだ。

今朝のブラジル戦、試合終了のホイッスルの瞬間
思わず口から出た言葉がある。
「またか…」
オーストラリア戦と全く同じ
攻めない走らない諦める。
戦わないのだから負けて当然だ。

後半の入りでマズイと思った。
1-1で前半を終えたブラジルの方が必死だったからだ。
後半は全くやる気の無い試合展開
攻める気持ち、勝つ気持ちが全く見えない。

それでも1-2になった時点では希望を持ったものだ
「さぁ!攻めるしかないぞ!」
しかしその瞬間戦う事を止めてしまった。

マイボールになっても攻めあがりもしないし
相手のボールを奪おうという意志もなく
立ち止まり、歩き、目の前に来たボールはただ蹴り出す
ブラジルのパスワークを見守り続け
世界最高のチームにフリーになる空間を与え
ゴールに入りませんようにと神と川口に祈った。

「倒れてもいいから死ぬ気で走る」んじゃなかったのか?
「勝つしかない」んじゃなかったのか?

世界の壁は厚い?
そんなことハナからわかってた事じゃないか
何故戦おうとしない。
何故1点でも多く奪おうとしない。
何故ヤラレルとわかってて一歩前に出ない。

正直10点でも20点取られてもいいから
もう1点を奪いに行って欲しかった。

泥臭く追いかけまわし
交わされ、遊ばれ、回されても諦めず
倒れても倒れても起き上がり
得点を奪いに行かなかったのか。

結局こういうことなんじゃないだろうか。
ジーコの考えは4年間かけても選手には届かなかった。

オフトで開花しトルシエで成熟させた「組織」で戦う集団は
アジアで一番になるところまでたどり着いた。
しかしその「戦う集団」は世界にかなわないとわかると
途端に「戦えない集団」になってしまう。

ジーコはその「戦う集団」に「個人」を融合させることで
世界で「戦える集団」にしようとしていた。
以前から言っているが
僕はその理想は間違っていないと思う。

組織力だけでもスーパースターが一人いても世界では戦えない。
強豪国と言われるチームは組織の上に個人の能力が上手く融合している。

ジーコが示した世界への扉はあまりにも重く
今の日本では開くことができなかった。
と言うか
その重さに開く事を諦めてしまったのではないだろうか。

「戦う集団」の一員として集まった選手たちと
「戦う個人」の集団を目指したジーコ
ジーコジャパンと名付けられ祭り上げられた集団は
すれ違ったまま4年間を過ごした。

その差が明確になったのが皮肉にも本番の初戦オーストラリア戦だったというわけだ。
そう、あのゲームでもう1点を奪いに行かなかったことに全てが集約されていた。

落胆するのと同時にそんな事を思い
ちょっとスッキリもした。



拝啓、ジーコ様

4年間お疲れ様でした。
日本という国のサッカーを強化するため
貴方の指し示した方向は決して間違っていないと思います。
個々の試合では疑問に残る部分はありましたが
貴方の掲げる理想は日本サッカーが世界のレベルに到達するためには
避けて通れない扉なのだと思います。

ただ、4年間という時間はあまりにも短すぎました。

クラマー氏によってこの国にサッカーという競技が齎され
メキシコ五輪で世界という夢を見て
アジアのライバルにとことん跳ね返されながらも
世界の檜舞台に立つことを諦めなかった。
何度となく挑戦しようやく世界の入り口に立つ事ができた。
その扉が4年間で開かれるはずは無いのです。

ドーハを見て育った世代がピッチに立っているように
ドイツを見た世代がピッチに立つようになる頃には
貴方の理想とするサッカーの原型が出来上がっているかもしれません。

これで終わりと言わず
どうかこのまま日本のサッカーを見守っていてください。
10年かかるか20年かかるのか
或いはもっとかかるのかもしれませんが
貴方の掲げた世界という重い重い扉を
必ずいつの日か開ける事ができるはずなのです。

おそらく多くのサポーターからは批判が相次ぐ事でしょう
僕も今大会の結果は非常に残念に思います。
しかし、貴方の掲げた理想は間違っていなかったという事を
何年かけてでも我が代表は証明してくれる事でしょう。

敬具

求められるのは「結果」のみ

2006年06月21日 | サッカー
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        【【 作戦発動 】】

   発:kawakero司令
   宛:食う軍各隊員
  
   場所:ドルトムント/ドイツ
   目標:ブラジル
   時間:2006/06/23 04:00(日本時間)
   作戦名:オブリガード・ジーコ
   地上波:NHK
   衛星波:BSHi
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 地上波/解説:木村和司 実況:野地俊二
 衛星波/同上

この一戦が結果だけを求める試合になってしまったのは残念でならない。
せっかく王者ブラジルと本番で戦えるというのに…

例えば0-0で引き分けても日本のマスコミもサポーターもこう言うだろう
「残念だったけれど、王者相手に一歩も引かずよく戦った!」
だがそれは間違っている。
今回に限って言えばいい試合、中身の濃い試合に何の意味もない。

どんなに素晴らしいゲームをしても結果が残せなければ
一次リーグ敗退の記録が残るだけ。
つまり相手はブラジルでもアルゼンチンでも高校のサッカー部でも少年サッカーチームでも同じ。
それは全て勝てるゲームを勝ちに行かなかった
貪欲に1点を奪うことをしなかった結果なのだ。

いい加減目覚めろよ。
この2週間で失った4年間の蓄積を90分で取り戻せ。
奇跡は待つものでも祈るものでもない奪い取るものだ。


食う軍としては戦いやすい相手。
ブラジル産の食べ物や飲み物は比較的簡単に入手できる。
気合を入れて攻撃せねばならない。

何度裏切られようとも
僕らは代表を信じて食うのだ。

いったいどこまで…

2006年06月19日 | サッカー
自らを追い込めばいいのだ。
奇跡のお膳立ては一流だ。

さて、ここで一度グループFの成績を見てみる。

1位 ブラジル 2勝0敗 勝ち点6 得点3 失点0 得失点差3
2位 オーストラリア 1勝1敗 勝ち点3 得点3 失点3 得失点差0
3位 クロアチア 1分1敗 勝ち点1 得点0 失点1 得失点差-1
4位 日本 1分1敗 勝ち点1 得点1 失点3 得失点差-2

まず、ブラジルの通過が確定。
日本はブラジルに勝利が必要だが問題は点差である。
オーストラリアとクロアチアが関わってくるのだが
オーストラリアが勝った場合はそのままオーストラリアが通過。
引き分けた場合オーストラリア勝ち点4、クロアチア勝ち点2となり
オーストラリアとの2位争いとなる。
クロアチアが勝った場合クロアチアが勝ち点4となる。

さて、グループリーグの順位の決定方法だが
優先順位は以下のようになる。
1.勝ち点
2.得失点差
3.総得点
4.当該チームの対戦成績

実はこの順位決定方法大会前に変更になっていて
それまでは勝ち点で並んだ場合は当該チームの対戦成績で決定するという
最近の流れに沿った形になっていたのだ…

そうなるとオーストラリアが引き分けると日本は敗退が決定していた事になる。
危ない危ない(笑)

では改めて日本の決勝トーナメント進出の条件は?
○日本がブラジルに1点差で勝利の場合
 クロアチア-オーストラリアが引き分け→×
 クロアチアの勝利→×
いづれにしろ2点差以上の勝利が必要となる。
○日本がブラジルに2-0で勝利の場合
 クロアチア-オーストラリアが0-0で引き分け→×
 クロアチアが1-0もしくは2-1で勝利の場合のみ→○
○日本がブラジルに3-1で勝利の場合
 クロアチア-オーストラリアが0-0で引き分けの場合のみ→○
 クロアチアが1-0、2-1、3-2の場合のみ→○

どの場合も厳しいには違いないが
同じ2点差以上の勝利でも2-0と3-1では可能性が大きく違う。
何度も何度も何度も何度も言っていることだが
1点でも多く取る事が何よりも大切なのである。
オーストラリア戦後に敗戦よりも失点よりも
得点を奪いに行かなかった事に落胆していたのはこういうことなのだ。

だからと言って可能性が無いわけではない。
どんなに僅かな可能性でも最後まで諦めないのが日本の特徴でもある。

ブラジル戦の目標は勝利ではない。
1点でも多く得点を挙げること。
がむしゃらにひたすらにゴールを狙う姿勢に
気まぐれなサッカーの女神は微笑みかけるに違いない。

日本がやるべき事

2006年06月17日 | サッカー
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        【【 作戦発動 】】

   発:kawakero司令
   宛:食う軍各隊員
  
   場所:ニュルンベルク/ドイツ
   目標:クロアチア
   時間:2006/06/18 22:00(日本時間)
   作戦名:反撃1998
   地上波:テレビ朝日
   衛星波:BSHi
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 地上波/解説:セルジオ越後 松木安太郎 堀池巧 実況:角沢照治キャスター・矢部浩之
 衛星波/解説:井原正巳 実況:内山俊哉

残り2試合勝つしかない。
特にクロアチア戦は
負けはもちろん引き分けも許されません。


ただ勝つだけではダメなのです。
先日のこのエントリでも書きましたが
クロアチア、ブラジルに連勝しても
決勝トーナメントに出られない可能性があります。

クロアチア戦に求められるのは単なる勝利ではなく
2点差以上をつけての勝利なのです。

あの試合でもう1点を奪おうとしなかった事が
いかに大きな罪となって自らの背にのしかかっているか
しっかりと意識して戦いに望んで欲しいものです。

さて、システムを4-4-2に変更して
トップ下を俊輔と小笠原という布陣で戦うようです。
これは期待できます。
何よりも小笠原です。
今大会ボールの影響もあってか
ミドルレンジからのシュートが非常に有効です。
そして日本でミドルシュートが最も期待できるのが小笠原なのです。

「やればできる子」小笠原がいよいよ目覚める時です。
守備は世界一高い位置で守るディフェンダーであるヤナギと高原に任せておけ
パスは魅惑の左足俊輔とメッセージを届けるヒデに任せておけ
小笠原はとにかくゴールを狙え。
どんな位置でも前に相手がいてもかまわない。
ボール持ったら全てシュートだ!
誰にも何にも遠慮する必要はない。
全国のサポーターが後押ししてやる!

そんなわけで
クロアチア戦は小笠原のハットトリックで3-0の勝利だ!

食う軍的には
青龍さんの記事で紹介されているタコのサラダや
ロールキャベツでの攻撃を仕掛ける予定。

ベストゲーム

2006年06月15日 | サッカー
スペインが4-0でシェフチェンコのウクライナを破った後
嫁さんが「オーラの泉」を見ていたのでちょこっとネット。
嫌いなんだよねぇあの焼肉のタレみたいな名前のオッサン(笑)
ま、その人に限らず
人の弱みにつけ込んで金を奪う職業の人はみんな嫌いなんだけどさ(爆)

そんなことはどうでも良くて
で、それが終わったのが0:30で
当然のようにBS1にチャンネルを替えると
チュニジアとサウジの試合の真っ最中だった。
正直、興味なかったし(笑)
前半だけ見て寝ようと思っていたのだが
いやいや、これがまた面白いの何の!

華麗なパスワークやテクニックで魅せるサッカーではなく
ガシガシとぶつかり合いボールを奪い合う荒削りなサッカー
どちらも球際で1対1の局面で逃げない
そしてスキあらばどんな位置からでもシュートを狙う。

それでも
チュニジアの1点リードで前半を終えた時には
後半ちょっとだけ見て寝ようと思う程度だったんだけども
いざ後半が始まってしまうと画面から目が離せなくなった。

強い陽射しはないものの
ピッチにはまだ暑さが残っていただろう
その中を両チームの選手たちが駆け回る。
高い位置でのプレス
容赦ないスライディングでボールを弾く
ルーズボールには足を高く上げて何人もの選手が飛び込んでくる
後半になっても最終ラインと前線の距離が近いまま
コンパクトな地域での攻防も攻守の切替が早く
ボールを奪うと必ず相手のいない地域に人が走りこむ
後方の選手も上がってくるからパスが繋がる。
クロスもフィニッシュの精度も決していいとは言えないし
落ち着いて狙うというよりはとにかく蹴り込めといった大雑把な攻撃
とにかく得点を奪うのだという意志がはっきりと伝わってくる。

後半12分シンプルながら鮮やかなカウンターでサウジが同点に追いつく。
勢いに乗ったサウジはリズムが出てきたようで
パスも思うように繋がりだし何度もチャンスを作った。

1-1のまま後半も残り5分ほどになると引き分けの空気が漂うものだが
この試合は全くそんなそぶりを見せない。
相変わらずアタリは激しいし
どちらもとにかくゴール前に迫ろうとする。
そんな中またもやサウジのカウンターが炸裂!
途中交代で入ったジャバーが冷静にキーパーとの1対1を制して
サウジ逆転に成功。
普通なら勝負あったと思うんだろうけれど
何故だかこのままでは終わらないような気がした。

チュニジアのジャジリが大声で何か叫んでいる。
全員に上がれと大きなジェスチャーで鼓舞する。
白いユニフォームのチュニジアの最終ラインがぐっと前に出る。
眺めのパスでゴール前に迫るととにかくシュートを放つ
枠から外れようと相手の足に当たろうと打ってはこぼれ球を追う。
ディフェンダーもフォワードも関係ない。

それでもそう簡単に流れが変わるわけもなく
試合はロスタイムに入る。
サウジは守りに入っても良さそうなものだが
相手ゴール付近でのFKではとにかく点を狙いに行く。
まだまだガンガン攻める。
ひょっとしたらサウジもう1点追加するかも…
そう思った瞬間チュニジアが逆襲する。

細かいパスが繋がって
チームを鼓舞していたジャジリがペナルティエリア内に抜け出し
ゴールラインギリギリのところからセンタリングを上げた。
高いサウジのディフェンダーの間にふわりとボールが舞ったところに
チュニジアのディフェンダーがヘッド!
同点!

結果2-2の引き分けで終わったのだが
決して間延びする事無く
激しくぶつかり合い最後まで得点を奪いに行った両チーム。
僕が見た中で今大会のベストゲームだった。

決して美しくはないがスペクタクルでエキサイティングなサッカー
W杯で戦うという事はこういう事なのだ。

立ち直れない。

2006年06月14日 | サッカー
グループリーグ初戦で敗戦したチームが決勝トーナメントに進出する確率は4%なんだそうだ。
くだらねぇ。
全くくだらない。
過去の統計など何の意味もない。
日本代表はクロアチアとブラジルに連勝すればいい。

今年春のWBCで韓国に敗れた時、
日本が優勝するなど誰が思っただろう?

日本は残り2試合を連勝し
オーストラリアがクロアチアに勝ち
2勝1敗で3チームが並んだとする。
今後の試合が全て1点差だった場合。
得失点差-2を最低でも+1+1で0に戻す。
オーストラリアは+2から+1、-1で+2のまま
ブラジルは+1から+1、-1で+1
そう、日本代表は2勝してもブラジルに勝っても
決勝トーナメントを逃す可能性がある。

これが何を意味するかは明確だ。

何度も言うが
「点は取れる時に取っておく」
それだけだ。

W杯は結果が全てである。
何勝しようがどんなにいい戦いをしようが
グループリーグ敗退では何の意味もない。

敗戦も失点も仕方ない。
どんなに気をつけていても事故は起きる。
だからこそ
チャンスは逃さず得点に結び付けておく必要がある。
もちろんネットを揺らす事が簡単じゃないことはわかっている。
決定力不足は永遠の課題だという事もわかっている。

だったら何故チャンスでゴールを狙わない?
シュート6本で1点なら12本打てばいい
それでも入らないならもっとシュートを打てばいい。
確率が悪いなら数を増やす以外に得点は増えない。
この4年間ずっとそうだったんじゃないのか?
少なくともオーストラリア戦はそのチャンスがいくつもあった。
高さに跳ね返されようが
キーパーにはじかれようが
バーに嫌われようが
宇宙開発しようがかまわないじゃないか。

手も足も出ない完敗だったり
何本打っても枠の外で得点が奪えないなら
こんなに落ち込んだり怒ったりしない。
それこそ気持ちを切り替えて行けばいい。

だが4年間やってきて出来なかった事を
たった5日間で変えなくてはならないのだ。
明るく和気藹々と笑顔で練習してるヒマはあるのか?

この1敗はただの1敗ではない。
4年間の全てを自らの手で「無」にしたのだ。
この罪は大きい。

ふざけるな。

2006年06月13日 | サッカー
相手が強い弱いは関係ない。
きちんとトドメを刺してあげないからこうなるんだ。
勝ちたいなら戦え!

オーストラリアは高さはあったけれど
決して強い相手ではなかった。
ゲームプランも悪くなかった。
相手の高さも冷静にしのいでいた。
間違いなく勝てる試合だ。

後半何度もチャンスがあったのに
気のないプレーで追加点を奪おうとしない。
シュートチャンスでもをシュートを打たないのが何よりの証拠。
消極的とかそんな言葉じゃない。
彼らは試合を投げたのだ。
終盤の猛攻は自ら招いた結果でしかない。

最後まで諦めないオーストラリアは素晴らしかった。
ヒディンクの采配とかの問題じゃない。
オーストラリアはリードしてなおトドメを刺した。

もういいよ。
戦う気が無いなら帰っておいで。
この1敗はただの1敗ではない。

いざ!戦わん

2006年06月12日 | サッカー
全てはこの日のために


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        【【 作戦発動 】】

   発:kawakero司令
   宛:食う軍各隊員
  
   場所:カイザースラウテルン/ドイツ
   目標:オーストラリア
   時間:2006/06/12 22:00(日本時間)
   作戦名:RunRunRun
   地上波:NHK
   衛星波:BS1・BSHi
  -----------------------------------------

 地上波/解説:井原正巳 実況:栗田晴行
 衛星波/同上

2年前のアテネオリンピック。
サッカーの対ガーナ戦
日本を応援するためにガーナチョコを食った。

これが全ての始まりだった。

「敵国を食う事で日本代表を応援する」
我らが『食う軍』は戦い続けてきた。
多くのサッカー選手がそうであるように
『食う軍』にとってもW杯は目標であり夢舞台でもある。



相手国の食材の調査に苦労したり
食材の入手や調理が困難だったり
深夜の中継にアルコールと睡魔に襲われ
お腹の具合を気にしながらも食い続けたり
スーパーではいいオッサンが食材を手に取り原産国を確認し
家族にいぶかしがられながらも台所に立ち
ダジャレ攻撃に頭を悩ませた。




志を同じくする仲間が集い
熱くサッカー談義を交わし
エンブレムやマスコットが誕生し
様々なオリジナルグッズも作られ
kawakero司令はラジオ出演も果たし
我々『食う軍』は日本代表と共に歓喜し泣き笑い戦ってきた。





時は来た。

いよいよ本日
2006年W杯 オーストラリア戦が行われる。
戦いの全てはこの日のためにあったと言っても過言ではない。

さぁ、集え
声を出し
共に食い共に戦おう。

そんなわけで
我が家では昨日、先制攻撃を仕掛けるべく
近所のステーキハウスに行った。
(ここから妙に庶民的になるが気にするな 笑)

店は翌日のオーストラリア戦を控えているためか店の外まで客で溢れている。
食う軍恐るべし(違)
30分ほど待って店内へいざ出撃!
メニューを見る。

ランプステーキ(160g)(オーストラリア産) 1050円
サーロインステーキ(180g)(オーストラリア産) 1500円
ハンバーグステーキ(180g)(オーストラリア産牛肉使用) 920円


おおお、見事だ!
さらに詳細にメニューを観察する。

特選和牛サーロインステーキ(180g) 4500円

おおお!美味そう!
いやいや(苦笑)
これを注文するわけにはいかない。
というかとてもじゃないが経済的に注文する事はできないのだが(爆)
オーストラリア戦は家計にも優しい。

そんなわけで
僕はサーロインステーキを
準隊員(笑)のチーちゃんはハンバーグステーキを注文。
もちろんセットのご飯など頼まず肉のみで勝負だ!
嫁さんの不思議そうな顔が痛いが
経済的にもダイエット的にもご飯を頼まない方がいいだろう(笑)



さすがはオーストラリア。
ナイフを入れるが簡単には切れない
歯ごたえもなかなかのものだ
そう簡単には勝たせてくれないというわけか!
もしこれが特選和牛だったら…
いやいや、そんな事を考えてはいけない(爆)

でも、とっても美味しく完食♪
チーちゃんもいつもより沢山食べた。

そんなわけで無事に先制攻撃は完了した。

さてさて、
実際の試合の展望など。
今大会は開幕ゲームから良く点が入る。
そして強豪チームは序盤から飛ばし気味でスタートし
序盤で勝負を決めに行っている。

気温も上がっており体力勝負となりそうだ。

そこで日本。
立ち上がり様子を見るなんて事考えず
ガンガンに飛ばして行って欲しい。
前半15分までに先制できれば間違いなく勝てるだろう。
仮に追いつかれたとしても
後半はオーストラリアの足も止まる。
スタミナで勝る日本に必ずチャンスが来る。
ヒデの言うとおり走って走って走り勝つ。
これができればオーストラリアは怖くない。

緊張と興奮と感動のキックオフまで
残り12時間を切った。

風が強い

2006年06月09日 | サッカー
通勤中何度もハンドルを取られそうになった。
事務所の入ってる建物が揺れる。
窓を開けたら書類が舞う(爆)

朝の新聞チェック。
各紙ともW杯モード全開!
新聞によって日本代表の書き方が微妙に違うのが面白い。
ある新聞は不安要素を並べていたり
ある新聞は希望的観測中心だったり
ある新聞は対戦国がいかに強いかを書き
ある新聞は対戦国の弱点を指摘する

ジーコは非公開練習をしない。
出場国の中でも「all open」は珍しいそうだ。
そのことを批判的に書く記事が多かった。

ジーコは一貫して選手の個性、自主性、創造性を強調してきた。
それは監督の指示や作戦で戦うだけでなく
選手自身が向上しないことには上手く行かない。

オフトもトルシエも組織で戦う事で日本を強くする事に成功した。
しかしそれだけでは世界とは戦えても勝つ事はできない。
組織をより強くするには個人の能力とそれを活かす想像力が必要だ。
ジーコのやり方は強豪国への扉を開く第一歩でもある。

セットプレーでどんなに奇策を練り相手の裏をかいても
ゴールへの精度が欠ければ得点にはならない。
非公開で練習しても公開で練習しても
どんなに研究されたとしても
選手の頭の中や一瞬のひらめきまで見ることはできない。

ジーコはそれだけ選手を信頼しているという事なのだろう。
「見たきゃ見ればいいさ」
そんな風に思ってるような気がする。

事務所の外の風がはおさまってきている。
さっきまでの強い風がドイツで追い風になりますように。

デートとサッカー

2006年06月05日 | 生活
昨日はチーちゃんとデートしてきました。

ニパちゃんが「自分も連れていけ」とぐずる中
お昼前に家を出て心斎橋まで。

まずはジャニーズショップに行ったんだけど
雰囲気に圧倒されたのか
チーちゃんは「欲しいものが無い」と撤退(苦笑)

その後アメ村をブラブラながらアディダスのショップに
と思ったのだけれど下調べが不十分で迷ってしまった(爆)
「まだか?疲れた」と文句を言われながらも何とか到着。
代表コーナーにウキウキするチーちゃんに
Tシャツくらいなら買ってあげると言ったんだけど
「いらない」と一言…。
結局何も買わずに店を出て昼食を取ることに。

二人きりだから普段行けないようなお店でランチでも
と思っていろいろ調べてたんだけど
チーちゃんの希望は「うどんかラーメン」とのこと
安上がりな娘だわ(笑)

適当なラーメン屋さんに入って
僕は坦々面チーちゃんは冷麺で昼食。
「もう一回ジャニーズ行きたいんだけど…」とチーちゃん
やっぱり欲しかったんだぁ。
確かに最初はあの雰囲気には圧倒されるもんねぇ(爆)

昼食後に再びジャニーズショップへ行き
赤西仁の写真を4枚(謙虚やわ)購入して満足げなチーちゃん。

再びアメ村をブラブラして
途中黒人さんに声かけられてHIPHOPなお店に入ったりして(笑)
子供用のジーンズとかTシャツとかめちゃクールな品揃えで
黒人さんも丁寧に接客してくれたんだけど
チーちゃんは終始うつむいていて無言(笑)
店を出てから「あのタンクトップかっこよかったなぁ」と
安堵の表情で言ったのには笑った(笑)

ニパちゃんのTシャツを探すんだと何軒か洋服屋さんをハシゴしたんだけど
小さいサイズのものを売ってる店がなくて断念。
(何年か前に行った子供服屋さんも無くなってた…)

最後に電器屋さんに寄ってから帰宅することに。
その間「ソフトクリーム食べる?お茶飲む?クレープもあるで?」と誘ってみるが
チーちゃんは「いらない。帰りたい」の一点張り。
何とか説き伏せてスタバでコーヒーとオレンジジュースで休憩(笑)

電車に乗る前に嫁さんに電話して晩飯の相談。
焼肉にしようという事になりデパートの地下で
普段買わないような高級なお肉をほんのちょっとだけ買った(爆)

電車の中で爆睡するチーちゃんに
そんなに疲れるほど引っ張りまわしたのかとちょっと反省。
僕が思うほど楽しくなかったのかもなぁ…と思った。

最寄り駅まで嫁さんに迎えに来てもらって
一緒に他の焼肉の材料を買って帰宅。
その間、チーちゃんはデート中とは別人のようにしゃべるしゃべる(苦笑)
その様子を見て嫁さんが「相当楽しかったみたいだねぇ」と。

帰宅後みんなで焼肉をした。
高級なお肉は脂がとろけて美味しかったけれど
そんなに沢山食べられるものではないなぁと家族全員一致(爆)
安上がりな胃袋で良かった(笑)

少し仮眠して
お風呂に入って
チーちゃんと一緒にきゃーきゃー言いながらサッカー観戦
キックオフ直後の玉ちゃんのゴールでボルテージは最高潮に!

その後のダレた展開にチーちゃんは後半開始早々に眠くなってダウンした(笑)

さて、
マルタ戦はW杯直前の仕上げの試合としては合格だったと思う。
マスコミは不安を煽っているけれど
本番ではそうそうスッキリしたゲームにはならないだろうし
ガチガチに守られる展開も予想されるだけに
いいシミュレーションになったと思う。

マルタは決して格下のチームでは無かったと思う。
確かにいい試合だったとは言い難いけど
控え組の調整や連係の確認といった意味も含めて
きっちり勝ったという結果は合格だと思った。

日本代表というのはちょっといいとすぐ安心してしまうところがある。
危機感と決定力不足という永遠のテーマを持って本番に望めるのはいい事だと思うのだ。