jump in the box

この小さな箱の中で飛んだり跳ねたりしてみます(笑)

覚悟と想像

2011年04月15日 | 生活
震災から1ヶ月が過ぎた。

僕は長野県南部で生まれ育った。
震度3程度の地震は何度も体験していたし
東海地震に備えて学校での教育や避難訓練を繰り返し
地震に対する知識や防災意識は高い方だと思っていた。

高校卒業後、大阪に来ると
「関西は地震が来ない」というのが常識として通っていて
僕も安心な土地に来たのだと本気で思っていた。
1995年のあの日そんな常識は一気に覆された。

アスファルトはうねり、ビルが傾き、
立っているだけで平衡感覚を失うような神戸の街に立って
「この国に住む以上、地震と無縁の地はない」のだと気づいた。

そして僕は「覚悟」を決めた。
どこにいても何をしていてもどんなに備えても
いつ災害が自分に降りかかってもおかしくないという事を。
そしてひとたび巻き込まれたら
何一つ抵抗できないまま全てを失うという事を。

今回の震災でも、津波などの防災意識も高かったはずの
東北沿岸の街ですらなすすべなく波に飲まれてしまった。
絶望的な気持ちで映像を眺めながら改めて「覚悟」を決めた。

自然の猛威は人間の予想を遥かに超えて襲い掛かってくる。
そうなったら僕なんてひとたまりもない。
だからと言って諦めるということではない。
「覚悟」するという事は
普段からいつそうなってもいいように準備をしておく事だ。

何もこれは自然災害に限った事ではない。
今回の原発の事故にしたって
「安全だと言ってたのに騙された」と言う意見を見かけた時
「この世に100%の安全がある」と信じていたのかと耳を疑った。

100メートルの防波堤を作ろうといくつものバックアップをしようと
そんな人間の想定など軽々と超えてくるのが自然の力であり、
人間の狂気は予想だにしない方向からやってくるものだと
そんなのは当たり前の事だと思わなかったのだとしたら
それは「覚悟」が足りなかったと言わざるを得ない。

原発に隕石が落ちたら?
どこかの国が原発にミサイルを撃ち込んだとしたら?
そんな「想像」をしてみれば
「安全です」なんて言葉は何の意味も持たない事は明らかだ。

今回の報道やネットの情報に右往左往して不安を煽ったり
買占めに走ったりデマに踊らされた人々に足りなかったのは
「覚悟」と「想像」だったのではないかと思う。

例えば
自動車は生活に欠かせない道具であるが
車を運転している人、歩道を歩いている人は
一体どれほどの「覚悟」と「想像」をしているのだろうか?

通勤や買い物で車が人とすれ違う。
生身の人間のすぐそばを、1トンもの鉄の塊を時速40キロ以上で移動させているのだ。
それも見ず知らずのどんな性格かもわからない人間同士が。

5キロの鉄アレイを高さ5センチの所から足に落としたと「想像」してみよう。
考えただけで眉間に皺がより顔が歪む。
車を運転するという事はその鉄アレイの何百倍もの物体を、5センチから落とす以上の速度で生身の人間にぶつけてしまう可能性があるという事だ。

居眠り運転の車、急に飛び出してくる子供、急な故障でコントロールを失った車、風に煽られて車道に出てくる自転車
いつ、どこで自分がそんな状況に遭遇してもおかしくない。
そんな「覚悟」を持って道を歩く人がどれほどいるだろうか?
車を運転しながらそんな「想像」をしている人がどれほどいるだろうか?

僕は車を運転しながら、通勤で道を歩きながら
時折そんな「覚悟」と「想像」を意識する。
そうすると、自然に周囲の状況に目を配るようになり
できる限り危機を回避するように心がけるようになる。
そして万が一そうなった場合にどうする事がベストなのかを
考えたり学んだりするようになる。

例えば地震が来た時、家族がバラバラでいる時に被災したらどうするか、
どこに避難してどうやって連絡を取るか、家には何を備えておくべきか、
そういった決め事や意識は家族で話し合って共有しておく。
実際にはそう上手くいかないだろうけれど、
それでも万が一被災した時に落ち着いて正しい行動が取れるよう
「覚悟」と「想像」を常に持っていたいと思うのだ。

僕は地震と火山のある自然の美しいこの国に生まれ
僕が生まれた時にはすでに原子力発電所があった。
今の政権も過去の政治家も選んだのは僕ら自身であり
低い投票率で半分以上の権利を放棄してきたのも僕らである。

そういう現状にはもう「覚悟」を持って対応するしかないが
どうすればいいのか「想像」を働かせて次世代のために行動する。
僕らがやらなくてはならないのはそういう事なんだと思う。




路傍の猫

2008年07月04日 | 生活
少しだけ寝坊したが
いつもどおり身支度を整え家を出ようとしたら
もっそりと長女が起きてきて居間にごろんと倒れこんだ。

そんなに眠いなら無理して起きなくてもいいのに。

期末テストの結果について少し説教(笑)
テストで点数を取れというのは
この先自分の進路への選択肢を広げるために必要なのだと話した。
個人的には中学のテストで何点だろうが関係ないと思っている。

それより本を読ませたい。
読解力が低すぎるので(苦笑)

そんな朝
玄関を出るともう真夏の蒸し暑さ。
うんざりしながら駐車場まで歩く途中
ある家の前で地べたに横になっている猫と目があった
僕は猫に対して思い入れというのはほとんどない。
なのでいつもならそのままスルーなのだが
今朝の猫はどうにも眼力がある(笑)

僕の歩く速度にあわせて
黒と白のまだらが美しい猫は
首を左から右に振り
金色の瞳を僕に向け続けていた。

負けた。
思わず微笑んでしまった。

ニヤリと口元をゆがめたまま
車に乗り込み
渋滞が始まりかけた大通りへアクセルを踏んだ。

ぼちぼち

2008年07月02日 | 生活
早いもので今年も残すところ半年になってしまいました。

仕事は忙しさのピークは超えたのだけれど
毎日事務所に半軟禁状態というのは続いていて
正直もう精神的に疲れちゃって
どうでもいいやって気になりかけてたんですがね

今朝、某攪拌系SNSで(笑)
大好きな漫画家さんがBLOGを始めておられるのを知ってしまった。
早速見に行くと日々の出来事の合間に一枚のイラストが掲載されていた。

この漫画家さんのせいで
僕の人生が決定したと言ってもいいくらい影響を受けた方で
そりゃもう雲の上のそのまた上のような存在で
BLOG読むだけでドキドキしたりなんかして
もうね
その方が病気だろうが震えてようがロト外そうが関係なくて(笑)
更新されているだけで嬉しかったりするわけで
そんな中の一枚のイラスト。

いやぁ、勇気もらいましたね。

高校の漫研の部室で
ドキドキしながらその方の作品を読んでいた
あの頃を思い出して
何だかスッパイモノがこみ上げてきて
酒飲んでないのに二日酔い?みたいな(笑)

とにかくそれだけで
今朝はもうテンションアゲアゲ状態で
BFでも他の同人誌でもいいから
とにかく何かやらなきゃとモチベーションも高まっているわけです。

なんかねぇ
嬉しいねぇ

高校時代
その漫研で「地元出身の漫画家さんの研究」てな企画で
長野県出身の漫画家さんにアンケートのお手紙を送った事があって
その方やお兄様にも送ったのですが
後日、
漫研の部室にその方からの返送があって
アンケートの回答と共にサインの入った色紙を見た時は
もう部員全員飛び上がって喜んだのを思い出した。
(ちなみにお兄様の方からは返事がなかったような気が…笑)

今朝見たイラストは
その当時と同じくらい嬉しくて
特別なプレゼントのようで

うん、まだ僕は頑張れるのだ!
と思ったのでした。

デートとサッカー

2006年06月05日 | 生活
昨日はチーちゃんとデートしてきました。

ニパちゃんが「自分も連れていけ」とぐずる中
お昼前に家を出て心斎橋まで。

まずはジャニーズショップに行ったんだけど
雰囲気に圧倒されたのか
チーちゃんは「欲しいものが無い」と撤退(苦笑)

その後アメ村をブラブラながらアディダスのショップに
と思ったのだけれど下調べが不十分で迷ってしまった(爆)
「まだか?疲れた」と文句を言われながらも何とか到着。
代表コーナーにウキウキするチーちゃんに
Tシャツくらいなら買ってあげると言ったんだけど
「いらない」と一言…。
結局何も買わずに店を出て昼食を取ることに。

二人きりだから普段行けないようなお店でランチでも
と思っていろいろ調べてたんだけど
チーちゃんの希望は「うどんかラーメン」とのこと
安上がりな娘だわ(笑)

適当なラーメン屋さんに入って
僕は坦々面チーちゃんは冷麺で昼食。
「もう一回ジャニーズ行きたいんだけど…」とチーちゃん
やっぱり欲しかったんだぁ。
確かに最初はあの雰囲気には圧倒されるもんねぇ(爆)

昼食後に再びジャニーズショップへ行き
赤西仁の写真を4枚(謙虚やわ)購入して満足げなチーちゃん。

再びアメ村をブラブラして
途中黒人さんに声かけられてHIPHOPなお店に入ったりして(笑)
子供用のジーンズとかTシャツとかめちゃクールな品揃えで
黒人さんも丁寧に接客してくれたんだけど
チーちゃんは終始うつむいていて無言(笑)
店を出てから「あのタンクトップかっこよかったなぁ」と
安堵の表情で言ったのには笑った(笑)

ニパちゃんのTシャツを探すんだと何軒か洋服屋さんをハシゴしたんだけど
小さいサイズのものを売ってる店がなくて断念。
(何年か前に行った子供服屋さんも無くなってた…)

最後に電器屋さんに寄ってから帰宅することに。
その間「ソフトクリーム食べる?お茶飲む?クレープもあるで?」と誘ってみるが
チーちゃんは「いらない。帰りたい」の一点張り。
何とか説き伏せてスタバでコーヒーとオレンジジュースで休憩(笑)

電車に乗る前に嫁さんに電話して晩飯の相談。
焼肉にしようという事になりデパートの地下で
普段買わないような高級なお肉をほんのちょっとだけ買った(爆)

電車の中で爆睡するチーちゃんに
そんなに疲れるほど引っ張りまわしたのかとちょっと反省。
僕が思うほど楽しくなかったのかもなぁ…と思った。

最寄り駅まで嫁さんに迎えに来てもらって
一緒に他の焼肉の材料を買って帰宅。
その間、チーちゃんはデート中とは別人のようにしゃべるしゃべる(苦笑)
その様子を見て嫁さんが「相当楽しかったみたいだねぇ」と。

帰宅後みんなで焼肉をした。
高級なお肉は脂がとろけて美味しかったけれど
そんなに沢山食べられるものではないなぁと家族全員一致(爆)
安上がりな胃袋で良かった(笑)

少し仮眠して
お風呂に入って
チーちゃんと一緒にきゃーきゃー言いながらサッカー観戦
キックオフ直後の玉ちゃんのゴールでボルテージは最高潮に!

その後のダレた展開にチーちゃんは後半開始早々に眠くなってダウンした(笑)

さて、
マルタ戦はW杯直前の仕上げの試合としては合格だったと思う。
マスコミは不安を煽っているけれど
本番ではそうそうスッキリしたゲームにはならないだろうし
ガチガチに守られる展開も予想されるだけに
いいシミュレーションになったと思う。

マルタは決して格下のチームでは無かったと思う。
確かにいい試合だったとは言い難いけど
控え組の調整や連係の確認といった意味も含めて
きっちり勝ったという結果は合格だと思った。

日本代表というのはちょっといいとすぐ安心してしまうところがある。
危機感と決定力不足という永遠のテーマを持って本番に望めるのはいい事だと思うのだ。

画期的ダイエット!

2006年05月11日 | 生活
と、タイトルで釣ってみる(爆)

さて、
自分の肉体が非常に危機的状況にあることに気付いてしまったjumpさん。
ズボラで飽きっぽくすぐに諦めるというダイエットには向かない性格なので
今までダイエットなんてハナからやろうとも思わなかったのだが
流石に今回のショックでちょっと頑張ってみようと思ったのだった。

そんな中
ホリエモンの第1回公判前整理手続きが始まったというニュースが流れた。
難しい事はよくわからないがそういうことらしい(笑)
僕が注目したのはこのニュースの中身とは関係ない。
テレビでこの話題を見ていたら「堀江被告は15㎏痩せた」と…
そう言えば保釈の時の映像でも明らかに痩せてた。

体脂肪ショックに打ちひしがれた僕がコレに飛びつかないわけがない!
なんたって15㎏ですよ!奥さん!(誰? 笑)
ホリエモンは東京拘置所にいる間に15㎏も痩せたのだ。
シャバにいる僕が出来ないわけが無い(笑)

名付けて「拘置所ダイエット」
いや、別に僕が拘置所に入ろうというわけではない(当たり前だ)
何となくイメージで拘置所暮らしって本読んだり軽く運動したりしてるだけって気がする。
それで15㎏も痩せるならズボラな僕にもできるんじゃないかと(笑)

早速調べてみた。
まずは拘置所での暮らしぶり
7:00  起床
7:10  朝点検
7:20  朝食
午前中 読書、作業、運動、面会など
12:00 昼食
午後  読書、作業、運動、面会など
16:50 夕食
17:20 夕点検
点検後 自由時間
18:30 就床(休んでも良い)
21:00 就寝
基本的に外には出られないわけだから
たいした運動ができるとも思えない。
なるほどあまりハードでは無さそうだ(笑)
また、1日の食事は1,200Kcalと決まっているらしい。

ところで
皮下脂肪1㎏というのは7200kcalらしい。
ホリエモンは15㎏痩せたというのだから…
7,200kcal×15㎏ 108,000kcalを消費した事になる。
拘置期間が94日間だから…
108,000kcal÷94日 1,149kcal/日
つまり1日あたり1,149kcal消費していたという計算になる。

1日の総消費エネルギー量の内訳(厚生労働省)によると
基礎代謝量70% 生活活動代謝量20% DIT10%とのこと
30~49歳男性の基礎代謝の基準値が1,500kcalなので
1,500kcal÷70%×100%で…
2,142kcalが普通に生活して1日に消費されるカロリーと考えられる(よね? 笑)

拘置所での1日の摂取カロリーが1,200kcal
1日の生活で消費されるカロリーは2,142kcal
ということは
2,142kcal-1,200kcalで 942kcal
つまり何もしなくても拘置所では1日942kcalが消費されるわけだ。

94日間で15㎏痩せるためには1日に1,149kcal消費すればいいのだから
942kcal-1,149kcal -207kcal
そうか、1日に207kcal運動などで消費すればいいわけだ。
何だたった207kcalか!
でも、207kcalの運動ってどれくらいの運動なんだろ?

簡単な運動による10分間の消費カロリーは
ゆっくり歩く 25kcal
早足で歩く  40kcal
ラジオ体操  40kcal
階段上り   50kcal
ジョギング  60kcal
腹筋運動   60kcal
縄跳び    75kcal
ふむふむ、なるほど。
これを参考に運動すればいいわけだ。
何だか現実味を帯びてきたではないか!

例えば
ゆっくり歩くなら
207kcal÷25kcal 8.28×10分で約83分
時速4kmで歩いたとして
4km/時間÷60分×83分 5.53km
拘置所の独房の広さは3畳ということらしいので
片道1.5m、往復3m歩くとして
5,530m÷3mなので
一日に独房の中を1,843往復すればいいのか…
でも、動物園のクマでもそんなにウロウロしないよなぁ
何だかアブナイオジサンみたいだなぁ(笑)

ただ、歩くのはちょっと退屈なので
ラジオ体操でもしてみようと思う日もあるだろう。
ラジオ体操第一は約3分なので
10分÷3分 で約3回
207kcal÷40kcal 5.175×3回だから
ラジオ体操第一なら16回で207kcal消費できる。
ん~、独房でラジオ体操16回かぁ
「ハイ腕を前から上にあげて背伸びの運動からっ!」
などと呟きながら16回のラジオ体操を繰り返すホリエモン…

ま、僕は独房にいるわけではないので(ある意味独房より酷い環境だが 爆)
仕事中や日常でできる事で考えればいいわけだ。
階段上りなら家でも事務所でもできる。
10分で50kcalと消費カロリーもあるし
何より計算がしやすそうだ(笑)
207kcal÷50kcal 4.14×10分で41.4分

ここでちょっとトイレタイム(笑)
ウチの事務所は2階にあるのだが
同じフロアにトイレが無いので3階まで行かなくてはならない。
で、今計ってみたところ約10秒で3階に到着した。
ま、ずっと同じペースというわけにはいかないだろうから
1階分階段を上るのに15秒かかるとしよう。
60秒÷15秒なので 1分で4階上がる事になる。
207kcal消費するためには41.4分なので
41.4分×4階だから
…165.6階(汗)
どこまで上るねん(笑)

横浜ランドマークタワーでも70階
大阪だとりんくうゲートタワーで56階
何だか雲行きが怪しくなってきたぞ…

仮にウチの事務所が横浜に引越したとして
(その時点で関西支社の意味は無いがこの際気にしない 笑)
ランドマークタワー最上階まで2回ほど上った後
25階の事務所まで階段で上れば207kcal達成だ!
…どう考えても仕事にならんだろ(笑)

ええとええと
あ、そだ、腹筋にしよう。
これならテレビ見ながらでもできるしね!
207kcal÷60kcal 3.45×10分 34.5分
なんだ30分の深夜番組1本分じゃん。

無理せずゆっくりやればいいんだから
5秒で1回するとして
60秒÷5秒 1分間で12回
34.5分×12回だから 414回。
ん?414回?
昨日試しに腹筋してみたけど20回でダウンしたのは誰だっけ?
400回もやったら腹筋ちぎれるぞ(爆)

いかん…
これじゃ全然楽なダイエットじゃないやん!
つーか、かなりハードなダイエットだぞ。
ホリエモンは拘置所の中で一体何をしていたんだ!
毎日腹筋414回やっていたのだろうか?

何だかダイエットする気なくなっちゃったなぁ
ってか、
本当にホリエモンは15㎏も痩せたのか?
まさか体重まで粉飾…ごにょごにょ(笑)

カナリヤバイ

2006年05月10日 | 生活
先日の日曜日。
嫁さんと二人で買い物に出かけたんですが(デートじゃないのが悲しいところ 涙)
電器屋さんをブラブラしていたら
「新しい体重計が欲しいなぁ」と嫁さん。
もともと丸い方なのだが最近拍車がかかっている(笑)
個人的には丸い方が好みなので全く問題ないのが
本人はやっぱり気になるようで
最近話題のダイエット用のクッキーを買ったりして
体重計に乗っては
「1Kg減ってる!」と喜んでいる。
「それ、誤差の範囲やで」という僕のツッコミはもちろん無視される(笑)

で、値札をチェックすると
カーネーションのイラストの並びに
『母の日のプレゼントに!』とあり値引き価格が表示されていた。
ポイントもサービスでつくようだ。

毎年母の日のプレゼントに頭を悩ませては
結局ドタンバになって慌ててお茶を濁すパターン。
これは渡りに舟とばかりに
「んじゃ、母の日のプレゼントに買ってあげよう!」と提案(笑)
「ワタシはjumpくんのお母さんじゃないんですけど」と嫁さん
「いやいや、娘達の代打ってことで…(汗)」

そんなこんなで
体重の他に体脂肪やBMI、内臓脂肪などが計れる体重計を購入した。
帰ると嫁さんは早速乗ってみると言うので
「服脱いだ方がいいんじゃない?」と言ってみたが
「テストやからこれでええねん」と一蹴された(爆)
確かに標準よりは高い数値になったが
思ったほどではない様子で
嫁さんは満足げに体重計を降りると僕にもすすめた。

しかし、最近ホントにお腹周りがヤバイ僕は断固拒否(爆)
嫁さんは自分の数値だけ見られたのが気に入らないのか
何とか僕を乗せようと必死に説得するも何とか逃げ切った(笑)

んで、昨日。
会社から帰宅して
嫁さんが娘達を寝かし付けに行ってる間に
こっそりとその体重計に乗ってみた。

「…」
絶句した…
最初は機械の誤作動かとも思ったのだが
買ったばかりの新品、そんなはずはない(笑)

ショックだった…
カナリヤバイ数値が出てしまった。
いやぁ、嫁さんに見られなくて良かった(爆)
いや笑い事じゃなく
ちょっと真面目にダイエット考えなくてはなるまい。

少し早く起きて

2006年01月17日 | 生活
また今日がやってきました。

いつもより15分だけ早起きして
布団の上に座り
眠っている家族の顔を眺め
ゆっくりと目を閉じた。

午前5時46分

昨年も書いたけれど
幸いにも我が家には直接的な被害は無かったものの
僕の心には薄れる事の無い記憶として
大きく爪あとが残っている。

瓦礫の山のような街
波打つアスファルト
割れた歩道
傾き平衡感覚を奪うビルディング
その光景は想像の範囲を超え感覚を奪う。

くしくも今日
耐震強度偽装問題で小嶋氏の証人喚問が行われる。
どんな気持ちで証言台に立つのだろうか?

いつもと同じ一日には違いないのだが
来年も今日はやってくる。

それは握手から始まった。

2005年12月05日 | 生活
奇妙な夜だった。

昼間強い雨が降ったかと思ったら
夜は強風が吹き荒れた。

冷えきった空気の塊がぶつかると
ガラス戸がシャンと揺れ
木造の家はピシと軋む
絶え間なくコオォォと風の鳴き声…

例のレーザー美顔機を使い終えた嫁さんが
PCの前に座る僕に右手を差し出した。
反射的に僕も右手を差し出すと
まるで完走したマラソンランナーを励ますように
ぐっと手を握り肩をポンポンと叩いて
「おめでとう、おやすみ」と言って寝室に上がって行った。
僕はPCの前に取り残された。

晩御飯の後転寝してしまったからだろう
なかなか眠くならなくて
気付いたら3時を回っていた。
相変わらず空気の塊は家を揺さぶり続けていて
泣き叫ぶような風の声も大きくなっているような気がする。
テレビとPCの電源を落として
僕も布団に潜り込んだ。

よく冷えた布団の中で
身体を丸くして毛布にぐるりと包まった
やっぱり眠れない。
何度となく寝返りを繰り返し
その度に首元から入ってくる冷気に身を震わせた。

夢を見た。

ギョロ目のミニラに似た女子ゴルファーが
優勝会見で変な事を口走っている。
地震が来るだの火山が噴火するだの天変地異が起こると
オカルトチックな発言を
センセーショナルにテレビが報じている。

地震があった。
震度は1くらいだろうか?
天井から下がる電灯がゆらゆらと揺れている。
予言が当たった?
バカな…

現場からのリポートが入る。
リポーターの背後の山から噴煙が上がっている。
カメラマンが早く帰ろうと叫ぶ。
次の瞬間山が大爆発を起こす。
慌てて逃げ惑う報道陣に火砕流が迫る。

リポーターが転ぶが誰も助けずに走り去る。
リポーターに迫る噴煙。
そこに自衛隊の装甲車の車列が現れ
リポーターを拾い上げた
住民の残した自転車を踏みつけながら
装甲車は走り去る。

山の中腹にあった研究所のような施設
いつの間にか建物自体が忽然と姿を消している。
何が起こっているのかわからないが
日本各地で次々と天災が起きているようだ。

獣道を息を切らして上っていく。
何かの取材陣のようだ。
山頂のわずかなスペースに
プレハブの建物が3つほどコの字に並んでいる。

小屋の中はよくわからないが
何やら機械類が山のように積んであって
ボアのついたオレンジ色のヤッケを着た職員が
何人かメーター類をチェックしている。

その中のリーダー格の男に話を聞くため
大き目の木製テーブルに座る。
女性職員がアルミ製のマグカップにコーヒーを入れ
目の前に無造作に置いてくれた。

民間の気象観測の会社だとリーダー格の男は言った。
どこか懐かしく聞き覚えのある声。
リーダーの男は篠田三郎だった!

とここで目覚ましが鳴った。

まだ部屋の中は真っ暗な午前6時。
風は相変わらずコオォォと鳴いている。

冷たく乾いた空気の塊が窓を叩くと
家がグラと揺れピシと軋む。
結局
眠ったのか眠っていないのか
わからないまま出社した。

まったく奇妙な夜だった。


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この話を書こうとして
夢の出演者で唯一の有名人
篠田三郎氏について調べてみた。
http://dir.yahoo.co.jp/talent/12/m93-1592.html

プロフィールを見て驚いた。
誕生日が12月5日。
つまり今日だったのだ。
彼の誕生日が僕と同じだったとは
今朝検索するまで知らなかった。

奇妙な夜はまだ続いている。

ジョゼとメガネとビデオテープ

2005年10月17日 | 生活
日曜日だというのに
珍しく嫁さんが朝食を作ってくれた。

形のいい目玉焼きとウインナーが2本に
トマトとキュウリが添えてある。
トーストとコーヒーが絶妙のタイミングで上がってくる。
「やっぱ違うなぁ。」と朝から敗北感(笑)

妹夫婦の新築祝を買いにミナミへ出ようかと思ったけれど
電車代その他を考えて堺の高島屋に(笑)

まずは腹ごしらえ。
バイキングのイタリアン。
これがバイキングとは思えないほど美味しい!
高級な食材を使っているわけではないけれど
パスタもリゾットも煮込み料理もサラダも
ちゃんとイタリアンしてる!(当たり前だが 笑)
中でも鶏のトマト煮込みがお気に入り♪
デザートも充実していて
女性陣(といっても僕以外みんなだけど 笑)も大満足。

妹からの
「和室に似合う掛け時計」
という注文の品を探し出して送ってもらう手配をした。
先日お世話になった尾道の友人に
お礼の意味を込めてすき焼き肉を送った。
皿一杯のシャコに比べたら安いもんだ(爆)

用件が終わって買い物に付き合ってくれた娘2人にごほうびを。
すぐそばにある大型児童館「ビックバン」に向かう。
http://www.bigbang-osaka.or.jp/index2.html

大人1000円の入場料は痛いが(苦笑)
チーちゃんは大喜びで遊ぶ遊ぶ。
ニパちゃんは初めてのこともあり恐る恐る(笑)
二人とも存分に楽しんでくれたようで何より。

夕飯用にお弁当とか惣菜を買い込んで駐車場を出た。

途中お祭りなどで道路は渋滞。
後席の娘達は爆睡中。

家に帰る前にメガネ屋さんに寄ってメガネを受け取る。
そのまま車に戻ってすっかり暗くなった街を運転してみる。
「なんてこったい」
こんなに楽に運転できるんだ!
もっと早くメガネにするべきだったよ…(笑)

夜は借りてきていたDVDを見る。
「ジョゼと虎と魚たち」
妻夫木くんはいつもながら自然体のいい演技をしているが
池脇千鶴がまたイイ。
このジョゼというキャラクターは難しい役だと思うけど
すごくハマっている!
くるりの音楽もいい感じやし♪

しかし
「メゾン・ド・ヒミコ」の時も思ったけれど
この犬童一心監督の描くキスシーンはエロい(爆)
その後のラブシーンの何倍もエロい。
リアルっちゃーリアルなんだけど
ナマナマしいというか…
見てて照れる(爆)

ラストシーンのほほえましさを引き摺ったまま見るには
落差が大きすぎた。

「NNNドキュメント'05」
「解かれた封印  雲仙 大火砕流・378秒の遺言」
1991年6月3日、43人もの犠牲者を出した雲仙普賢岳の大火砕流。その中には、日本テレビの撮影クルー3人も含まれていた。あれから14年。今年6月、被災した彼らのカメラが発見された。その中に遺されていた最後のテープ。それは多くの報道陣が犠牲になった「定点」と呼ばれた場所で撮影されたものだった。史上稀に見る報道陣の被災はいったいなぜ起こったのか。そして彼らの死の教訓とは一体何だったのか。遺されたテープを通して考える。
(NTVホームページより)

画面の半分近くを覆うノイズが映像のリアルさを強調する。

その時「定点」にいた者、いなかった者
報道陣と地元のタクシー運転手や警察、消防団の人々。

こういう形で公表し放送した事は評価できる。
しかしもっと深く突っ込んで考えても良かったのではないか?
もっと自省する姿勢があっても良かったのではないか?
そうまでしなければならない報道とは何なのか?

あまりにも生々しいそのノイズだらけの映像に映っていたのは
その場にいた人の最期の姿だった。
引く勇気。
引かせる決断。
教訓にならない教訓。

おそらくこの番組を作った側も見た側も
さらに加熱するであろう報道合戦に麻痺していく。

事件は現場で起きていた!

2005年10月03日 | 生活
土曜日の夜の出来事。

夜中2時前
嫁さんに「食パン買ってきて!」と言われてコンビニに。
無事食パンを買った帰り道
サイレンを鳴らしものすごい勢いで走って行くパトカー2台とすれ違った。

「何があったんだ?」とパトカーが来た方向を見ると
一つ先の歩行者用信号の辺りに
赤いランプがいくつもペカペカ回っている。

最初は事故かと思ったが、
単なる事故にしてはパトランプの数が多い
何よりパトカー2台がサイレンを鳴らして走り去るなんて
ただの事故ではあるまい。

僕は家に向かって走り出した。
コンビニのビニール袋の中で食パンが暴れる。

玄関で嫁さんを呼び遭遇した状況を説明する。
迷うことなくサンダルに足を落とす嫁さん。
やっぱり見に行くのね(爆)

現場の国道へ行くには家の前の道を北上して印刷屋の角を曲がればいい。
何故か早足の二人。
深夜の住宅街に響く靴音とサンダルのペタペタ音
ビニール袋のシャカシャカ音は意外に大きな音だと気付く…
ん?
僕はまだ食パンを持ったままだった(爆)

ワゴンタイプの警察車両が一台
軽のパトカーが1台
交通整理の警官が数名
道路一杯に無数のガラス片が飛び散っている。
事故があったのは明らかだけれど
事故車両は既に撤去されているようだ。
ヤジウマは道路の反対側に数名。

結局何の事故なのかわからないまま
「ただの事故じゃないよねぇ」
と話しながら現場を離れようとすると
目の前の居酒屋の駐車場に
ハザード焚いてナナメに停まる不審なセダンが1台。

「何だ?こんな停め方して…」
おそるおそる脇を抜ける時に運転席を見ると
テレビで見るようなベストを着た恰幅のいいオジサンが2名。
「うわ!きっと刑事だよ!」
「うんうん、警察24時とかでやってるのと同じだ!」
と興奮気味なヤジウマ夫婦(笑)

何だかわからなかったが
ただの交通事故では無いのは確かだった。
そんな感想を言い合いながら国道を外れた。

「あ、オリオン座」
細く暗い路地の隙間に3つ星が見えた。
「夏の間は全く見えなかったのにね」
この時間になると多少は星も見えるんだ。
路地の途中で立ち止まってしばらく星を眺めた。
狭い星空だったけれど殺伐とした興奮を鎮めるには十分だった。


日曜日。
チーちゃんの運動会だった。
朝から見学に行ったのだが
学校に入るには保護者証か受付で名前を書かねば入れない。
また殺伐とした空気に包まれる。

午前の部を終えて一旦帰宅。
お昼のニュースを見ていたら一つの事件のニュースが流れた。
どこかで見覚えのある風景…
「あっ!コレだ!」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051002-00000104-yom-soci

ひええええ!
これって殺人事件じゃん!

犯人はたまたま事故現場に突っ込んだから
その場で警官に取り押さえられたらしいのだけれど
もしこれが普通にコケてたりしたら
その犯人は自宅の周辺に潜んでいたかもしれない…

こういうのはブラウン管の向こうで起こるものだと思っていたのだけれど
いつどこで自分の身に降りかかるかわからないのだ。
言い知れぬ恐怖に背筋を凍らせた日曜の昼。

午後からまた運動会に出かけた。
10月としては異例の暑さだった。