
2匹の子猫が、植木鉢の中で1ミリのすき間もなく収まっていました (左)。 昼寝ネコ (右)。
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YouTube を見ていたら、複数の韓国人成人女性が日本に観光でやってきて 回転寿司チェーン店に入って寿司を次々に食べながら、「美味い美味い」と連発していました。
最後に「これ食べたら、韓国に戻ってもう韓国の寿司は食べられないね」といってるのを聞いて、これを逆に置き換えたら __ と考えましたね。
例えば 中国人が日本にやってきて、”街の中華料理店” に行き、中華料理を食べてどう感じるかと想像すると __ 恐らく 自分たちの “地元の中国料理” とは違うよねという感慨でしょう。
なぜなら 街の中華料理店の経営者・料理人は “日本人” だからです。 日本人の料理人は来店する多くの日本人の好みに合わせた味を提供するはずで、間違っても中国本土の中国人の好みの味にはしないでしょう。
だから 日本在住の中国人留学生はアパートの自室で自炊する例が多いのだと想像します。 街の中華料理店の “中国もどきの中国料理” よりは、自分で料理した方が自分好みの味になるからです。
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このような例は、どの国・どの料理についてもいえる事ではないでしょうか?
例えば フランス人が日本に来てフランス本国並みのフランス料理が食べられるとは、”はなから期待していない” でしょう。 しかし 日本人は取り入れた外国料理を、本場もの以上にしてしまう能力があるようです。
その例は __ インド発祥のカレーであり、中国発祥のラーメンであり、もしかしたら イタリア料理かフランス料理の一部も、かもしれません。
昔 音楽雑誌で読んだ記事にこういう例がありました __ 指揮者カラヤンがベルリン・フィルを率いて日本で演奏旅行・公演したおり、ソニーの盛田昭夫社長が都内の自宅にカラヤン夫妻を招待した事がありました。
夕食には 大阪のフランス料理店の日本人シェフを特別に呼んでフランス料理を提供しました。 夫妻はパリに行けば いつでも本格フランス料理を食べられるのにと受け止め、最初 あまり期待していなかったそうです。
ところが 出てきたフランス料理を食べて、その美味しさにびっくりしたそうです。 カラヤン夫人はフランス人ですから、この話しはお世辞ではないのでしょう。 カラヤンは夕食後 妻に「日本人は外国から取り入れたものを改良して さらに良いものにする能力がある」といったそうです。
日本人のこの能力は料理だけでなく、様々な分野で発揮されています。 自動車の日本独自の仕様 軽トラ もその例の1つでしょう。 包丁もです。 外国の包丁は鋳物ですが、日本の包丁は日本刀の伝統があり 鋳物ではないでしょう。
そういう視点で探すと、まだまだ いくらでもありそうですね。
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私も 国外で美味い寿司やカツ丼など 美味い日本料理を食べられるとは、ハナから思ってはいません。
今日はここまでです。