シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

"独断と偏見" で世相・経済からコミックまで 読んで楽しい 面白い内容を目指します。 

終末期の高齢の親にはどう対応すべきか

2019年08月31日 | 分からな~い人生
写真はかぼちゃのボート。
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ご近所の同年輩のご主人の姿を春頃から見ないので、どうしたんだろうと我々夫婦で時折 話していました。 私は「入院してるんじゃないかな」と推測しました。

先月初め 奥様が拙宅と接する庭先に出てきた時、丁度 妻が洗濯物を干している時だったので、訊いたら 3ヶ月前から入院しているとの返事でした。

その話しを聞いて、お見舞いに行った方がいいかなと また夫婦で話したりしました。 けれど お見舞いは難しいのです。 そもそも 本人が望んでいないのに、押しかけたら迷惑でしょうし、限られた情報では 判断が難しいのです。

結局 お見舞金を封筒に包んで、妻がご自宅に持参しました。
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また その家には 90を超えた高齢のお婆さんがいるのですが、その方は去年末頃から姿が見えません。 これも聞くところによると、去年から近くの高齢者向け施設に入所していたのですが、最近 別の病院に移ったとも聞きました。

理由は、高齢者施設の費用が高額だったらしいです。 これを聞いて、私の両親と妻の父親の事に想いが飛びました。 その3人はもう亡くなっています。

父は入院40日後に亡くなり、母は入退院を繰り返しながら2ヶ月ほどで亡くなりました。 妻の父は高齢者施設に7~8年入所して、そこで老衰で亡くなりました。

父は入院後 食事は取れない状態でしたから、毎日 500ml の点滴で命を繋いでいました。 担当医の提案で一度 輸血したら、一時的に元気になりました。 さらに医者から胃瘻 (いろう) という、外部から胃に直接栄養を補給する手術を提案されましたが、そこまでやっても 弱った体では50歩100歩 同じ事だろうと断りました。

いわゆる 延命治療・手術をしても、本人にとって幸せかどうか 判断が出来ません。 治療する側からの見方を勝手に推測すれば 医者は施術の経験を積むという観点から提案している可能性がゼロでもないといえます。

母は、診察時の医者の指示で 一度2週間ほど入院したあと、自宅で我々兄弟が2週間ずつ交代で 食事から洗濯など身の回りの世話をし、高齢者施設への入所を検討していた矢先 再入院した翌日、病院で亡くなりました。 母も90を超えた高齢だったので、特別な治療や手術は施しませんでした (高齢で出来なかった、といった方が正確かも知れません)。
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そこで ご近所の高齢のお婆さんです。 どういう治療をしているのかは、訊く事ではありませんから、もちろん 分かりません。 ただし もう意識は殆どない、つまり植物状態に近いらしいとは うすうす 先方から聞いています。

医者からどうしましょうかと訊かれれば、家族はできることなら何でもやってあげたいと考えるでしょう。 そこに医者から こういう治療はどうですか、別の治療はどうですかと提案があれば 医学知識のない家族が “お願いします” とならないとは限りません。

そうした治療を意識のない高齢者に施すことが、果たして本人と家族にとって最良の選択なのかどうか 考えさせられますね。 “こうだよ” というベストの回答はないでしょう。

これは家族ごと、その人ごとに事情が違うはずです。 難しい課題ですね。
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私の父と妻の父は、90近い高齢で、ともに老衰ともいえる状態でしたから、後悔はありませんが、母は亡くなる前までは話しも出来たし、それほど死期が迫っているとは思えない様子でしたので、亡くなった後 もっと何かしてあげられたかも知れないと 今は ちょっぴり後悔しています。 でも94歳でしたから 大往生だったと思います。

ご近所の同年輩のご主人は、煙草を吸っていましたから その関係の病気かと想像します。

今日はここまでです。

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