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シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

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ヘルデンテノールの余技

2013年01月22日 | ワグナー聞き比べ
06年11月3日投稿分__

ワーグナーの楽劇で英雄的な主人公を演じるテノール歌手は、強烈な声を要求されるために ヘルデンテノール Heldentenor (英雄テノール) と呼びます。 彼らはワーグナーものしか歌わない訳ではなく、軽い曲ももちろん歌います。

60年代を代表するヘルデンテノール ヴィントガッセン Wolfgang Windgassen は、ベーム指揮のオペレッタ「こうもり」映像盤 (Unitel) に登場、軽妙な歌を披露しています。 74年亡くなりました。

70~80年代のヘルデンテノール ルネ・コロ Rene Kollo はオペレッタ作曲家の家系のためか、オペレッタの録音に積極的に参加しました。

80~90年代のヘルデンテノール ジークフリート・イェルサレム Siegfried Jerusalem は、ドイツで制作されたポップス盤「the Glory of Love」(97年? Polystar 13曲) を全て英語で歌っています。 残響を響かせた録音のせいか、もの凄い迫力のカラオケ盤に聞こえます。

ワーグナーの楽劇も歌う万能歌手 1941年スペイン生まれのドミンゴ Placido Domingo は、最近さすがに黄昏れてきたようですが 英独仏伊スの言葉を駆使して、ミュージカル「ラ・マンチャの男 Man of La Mancha 」から オペレッタ「オペレッタ賛歌 A Tribute to Operetta 」や、タンゴ、サルスエラを歌った「サルスエラの夜 Noche de Zarzuela 」「港の酒場女 La Tabernera del Puerto 」、他 映画音楽、ポップスまでありとあらゆるポピュラー曲を歌っています (サルスエラ Zarzuela は、オペラの一種。 スペインの叙情的オペラ音楽)。
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これらに比べると、日本の歌手が歌うポップスは 音程の不確かな、幼稚な歌に聞こえてしまいますね。 もっと肉をいっぱい食べて、欧米の迫力ある歌手に負けない歌唱力をつけて欲しいものです。 かわいいとか、顔がいいとかで、歌唱力を身に付けないままでデヴューしてほしくないですね … え?「あれ位は誰にでも歌えるさ」ってのが日本では大事なんですか。     

以上

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