11日から降り出した雪は 全く止む気配が見えない。
降り止むどころか13日には「大雪警報」が発令された。そしてその警報は今も解除されていない。
積雪も60cm近くなっている。池の水面もシャーベット状の雪で覆われた。
こんな日は 雪のなかった日に撮った ツノハシバミ の冬芽を。
ミヤマカワラハンノキ ほど大きくは無いが ツノハシバミ の雄花の蕾です。
雌花は葉と一緒に赤い芽鱗に包まれている。雄花に比べるととても小さい。
五月には 葉より少し早く小さな赤い雌花が顔を出す。
その頃 雄花は既に長く伸びて花粉を飛ばし終えている。
画面左側の遠景で長く垂れているのが雄花。
蛇足だが 1月14日は子供たちが最も楽しみにしていた冬の行事「鳥追い」の日だった。
「鳥追い」の日は いつも吹雪のようだったように記憶している。
夜更かしをした翌15日の朝は「塞ノ神」だ。眠い目をこすりながら餅を焼いたものだった。
六十年も昔のことだが懐かしく思い出される。
そうそう 14日には きな粉餅 を食べるんだった。その餅は フキドウレ餅 と言った。
フキドウレ とは 吹雪倒れ で吹雪の夜の遭難者のことだ。
吹雪の音に乗って「オーイ・オーイ・・・」と助けを呼ぶ声が流れてくる。
その声が聞こえると村中総出で救助に向かった・・・などと言う話を聞きながら。