jokichi つれづれ日記

自然観察大好きじいさんが 見たこと 感じたこと を気ままに綴ります。

冬芽 アズマシャクナゲ と アカボシシャクナゲ

2017-01-05 22:41:29 | 池のまわりのこと
アズマシャクナゲ と アカボシシャクナゲ はよく似ている。
双方とも秋には翌春咲かせる大きな花芽を茎頂に着ける。
花芽の着かない枝先には葉芽だが 小さいから区別はカンタン。
最初は魚沼の山地に自生する アズマシャクナゲ だ。
 
次は台湾から導入されたと言う アカボシシャクナゲ。
一見しただけでは区別を付けにくいが葉柄の色にはっきりと違いが見える。
 
ところが個体によっては アズマシャクナゲ にも葉柄が赤みを帯びるものがある。
確実な相違点は 葉の裏側だ。右が アカボシシャクナゲ で左が アズマシャクナゲ。
アカボシシャクナゲ の葉裏は緑だが アズマシャクナゲ は短毛が密生しており白く見える。
この短毛の色も個体によって白と薄茶色の二通りがある。
アズマシャクナゲ はこの地方では うらじろ と呼ばれている。葉裏の色に由来してだろう。
「裏が白いのが うらじろ で白くないのは本物じゃねぇ」などと先輩から教わったものだった。
 
花も似ている。
樹勢強健 花付良好な アカボシシャクナゲ のほうが庭植えには適している。
 
しかし 気難しく育てにくい アズマシャクナゲ にはまた別の魅力がある。
庭に石楠花を咲かせたいと思ったのは五十余年も前のことだった。
夢がかなった今は秋にできる花芽を喜び 春の開花を楽しみ 冬の雪囲いに悩んでいる。

にほんブログ村 花ブログ 山野草・高山植物へ←よろしかったら クリック をお願いします。 PVアクセスランキング にほんブログ村