みなさん、こんにちは。
今回は当ブログでお馴染み、Reader's digest より、ちょっとかわいいエピソードと英文読書のコツをご紹介します。
今回紹介する文章は、Reader's Digest 2017年10月号の日々の暮らしの中で起きたおもしろエピソードが紹介されているページの
LORD, HELP US! (神様、助けて!)というタイトルが付いた教会での出来事にまつわる小話からの引用です。
まずは、辞書なしで、知っている単語を大切に、どんな話か想像しながらお読み下さい。
After a worship service, a mother with a fidgety seven-year-old told me how she finally got her son to sit still and be quiet. About halfway through the sermon, she leaned over and whispered, "if you're not quiet, Pastor Charlton is going lose his place and will have to start his sermon all over again." (From gcfl.net)
さて、いかがでしょうか。
今回は、教会でのお話ということで、教会に関する特別な表現がいくつかありますので、読解の第一段階としては、7歳の男の子と一緒に来ているお母さんが何かした話だなというのが取れたらOKですが、知らない単語に気を取られてしまっていたら、「7歳の男の子」の部分は読み取りが少々難しいかもしれません。
”7歳の男の子と一緒に来ているお母さん”というのはどこでわかるか?
本文始まってすぐの文章(特に太字の部分)が手掛かりになります。
a mother with a fidgety seven-year-old told me how she finally got her son to sit still and be quiet.
もし、ここで、a とseven-year-old の間にある、fidgetyに気を取られすぎたら、その先の内容は一つも頭に入ってこないということが起こりえます。
でも、ここで、fidgetyはちょっとわからないけれど~、ま、読み進めるうちに分かるかな~という気持ちで先へ勧めたら、話の大筋が見えてきます。
この話の登場人物は?
7歳の男の子、そして、そのお母さん、そして、a mother ~ told me .....とありますので、「私」そして、そのお母さんの発言の中に登場するPastor Charltonの4人です。
「私」って誰?!となりそうですが、文の流れから、この話を投稿した人、そして、このお母さんの話を聞いた人のことだということが分かります。
Pastor Charlton が、人のことだと分かる手掛かりは、その続きの文にヒントがあります。
Pastor Charlton is going lose his place and will have to start his sermon all over again.
Charltonさんが主語になっている文章でhis ~、his~とあるので、流れから、男性だなということが分かります。
この話の本題は?
まず、今回の話を読解する上で、一番大事な手掛かりは、『教会』での話だということです。
教会と聞いて思い出すこと、私もそこまで詳しい方ではありませんが、それでも、映画を見たり、何かしらの情報番組などを見たりして、教会で行われそうなことについて大まかな知識はあります。そこから考えて、小さい子供と一緒にお母さんが参加して、ちょっと心配になりそうなこと、起こりそうなことを想像すると、牧師さんがお話する時に、子供がじっと座っておとなしく牧師さんの話を聞いてくれるかどうかだと思います。今回のお話はその場面にまつわるちょっとかわいいオチがあるエピソードです。
そして、牧師さんのお話の時に、小さい子がどんな状態になるかが書かれているのが先ほど飛ばしたfidgety*という単語です。
ロングマン英英辞典の定義では、fidgety : unable to stay still, especially because of being bored or nervous ( 特にbeing bored もしくはnervousなために、stay still できないこと)、そして、同義語はrestless(←rest(休憩、ゆっくりしている状態)がless(ないこと)
これは、教会だけの話ではなく、誰かが長く話をするという状況であれば他の場合(お寺でのお坊さんの話や学校の集会で先生が話すときなど)にもあてはまりますね。
子供にとっては少し難しい話だったりすると思いますので、長くなると‟そわそわ”してしまいます。
でも、それをそのままにすると、牧師さんに失礼ですし、他の人にも迷惑をかけてしまうかもしれない、ということで、このお母さん、なかなかの妙案を思いつきました!
それが、最後の"if you're not quiet, Pastor Charlton is going lose his place and will have to start his sermon all over again."のところです。
ここで、今回のタイトルに出しました、lose one's place が出てきます。lose one's placeだから、lose (失う)his(彼の)place (場所)だから、
私ははじめ読みかけた時、え、職を失うの?!と一瞬思い、でも、その続きの and will have to start his sermon all over againというのを読んで、なるほど~!と思いました。あいだの単語を全部すっ飛ばしたとしても、start とagainで、”また始める”、そこから状況も併せて想像すると見えてくると思います。そこに、さらに子供がじっとしとかなきゃ!!と思える要素を加えたのが、start ~all over again (全部初めからやり直す)です。
私は、そこまで読んで、lose one's placeは、‟どこまで話したか忘れる”ことだ!と意味がピシッと整いました。
単語(または熟語の意味)の最終決定権(?!)は文脈にあり!です。
☆豆知識☆
教会にまつわる今回のお話より、教会に関係する表現として今後の参考に知っていたら、より理解が深まる表現
the worship service :礼拝
pastor : 牧師さん (宗派によって牧師さんを表す言葉は他にも色々あります。興味のある方は辞書を参照して下さい。)
sermon:説教 =a talk on a moral or religious subject, usually given by a religious leader during a service (オックスフォード現代英英辞典より)
それでは以上のことを参考にもう一度引用文をお楽しみ下さい♪
After a worship service, a mother with a fidgety seven-year-old told me how she finally got her son to sit still and be quiet. About halfway through the sermon, she leaned over and whispered, "if you're not quiet, Pastor Charlton is going lose his place and will have to start his sermon all over again." (From gcfl.net)
(礼拝の後、そわそわしていた7歳の子を持つある母親が、彼女の息子を、やっと、どのようにして牧師さんのお説教の間、じっと座って静かにしていさせるとこができたかを私に教えてくれました。
説教の中盤で、彼女は子供に身を寄せて、そっと、「静かにしていないと、Charlton牧師はどこまで話したかわからなくなって、また初めからお説教をやり直さないといけなくなりますよ」とささやいたそうです。)
お母さんの話を聞いて、この7歳の男の子が、え!!また、このお話が初めからやり直される?!それは困る!!と頑張って静かにじっと座る様子が目に浮かんで、かわいいなぁと思うお話でした
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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今年こそ、本当に使える英語の勉強を始めませんか。お気軽にお問合せ下さい^^♪
*fidgety
当校でfidgetingに関する記事を読まれた生徒さんは、もしかして?!と思われたかもしれませんね
映画も、ドラマもいいですが、読書が一番お勧めです!
今回は当ブログでお馴染み、Reader's digest より、ちょっとかわいいエピソードと英文読書のコツをご紹介します。
今回紹介する文章は、Reader's Digest 2017年10月号の日々の暮らしの中で起きたおもしろエピソードが紹介されているページの
LORD, HELP US! (神様、助けて!)というタイトルが付いた教会での出来事にまつわる小話からの引用です。
まずは、辞書なしで、知っている単語を大切に、どんな話か想像しながらお読み下さい。
After a worship service, a mother with a fidgety seven-year-old told me how she finally got her son to sit still and be quiet. About halfway through the sermon, she leaned over and whispered, "if you're not quiet, Pastor Charlton is going lose his place and will have to start his sermon all over again." (From gcfl.net)
さて、いかがでしょうか。
今回は、教会でのお話ということで、教会に関する特別な表現がいくつかありますので、読解の第一段階としては、7歳の男の子と一緒に来ているお母さんが何かした話だなというのが取れたらOKですが、知らない単語に気を取られてしまっていたら、「7歳の男の子」の部分は読み取りが少々難しいかもしれません。
”7歳の男の子と一緒に来ているお母さん”というのはどこでわかるか?
本文始まってすぐの文章(特に太字の部分)が手掛かりになります。
a mother with a fidgety seven-year-old told me how she finally got her son to sit still and be quiet.
もし、ここで、a とseven-year-old の間にある、fidgetyに気を取られすぎたら、その先の内容は一つも頭に入ってこないということが起こりえます。
でも、ここで、fidgetyはちょっとわからないけれど~、ま、読み進めるうちに分かるかな~という気持ちで先へ勧めたら、話の大筋が見えてきます。
この話の登場人物は?
7歳の男の子、そして、そのお母さん、そして、a mother ~ told me .....とありますので、「私」そして、そのお母さんの発言の中に登場するPastor Charltonの4人です。
「私」って誰?!となりそうですが、文の流れから、この話を投稿した人、そして、このお母さんの話を聞いた人のことだということが分かります。
Pastor Charlton が、人のことだと分かる手掛かりは、その続きの文にヒントがあります。
Pastor Charlton is going lose his place and will have to start his sermon all over again.
Charltonさんが主語になっている文章でhis ~、his~とあるので、流れから、男性だなということが分かります。
この話の本題は?
まず、今回の話を読解する上で、一番大事な手掛かりは、『教会』での話だということです。
教会と聞いて思い出すこと、私もそこまで詳しい方ではありませんが、それでも、映画を見たり、何かしらの情報番組などを見たりして、教会で行われそうなことについて大まかな知識はあります。そこから考えて、小さい子供と一緒にお母さんが参加して、ちょっと心配になりそうなこと、起こりそうなことを想像すると、牧師さんがお話する時に、子供がじっと座っておとなしく牧師さんの話を聞いてくれるかどうかだと思います。今回のお話はその場面にまつわるちょっとかわいいオチがあるエピソードです。
そして、牧師さんのお話の時に、小さい子がどんな状態になるかが書かれているのが先ほど飛ばしたfidgety*という単語です。
ロングマン英英辞典の定義では、fidgety : unable to stay still, especially because of being bored or nervous ( 特にbeing bored もしくはnervousなために、stay still できないこと)、そして、同義語はrestless(←rest(休憩、ゆっくりしている状態)がless(ないこと)
これは、教会だけの話ではなく、誰かが長く話をするという状況であれば他の場合(お寺でのお坊さんの話や学校の集会で先生が話すときなど)にもあてはまりますね。
子供にとっては少し難しい話だったりすると思いますので、長くなると‟そわそわ”してしまいます。
でも、それをそのままにすると、牧師さんに失礼ですし、他の人にも迷惑をかけてしまうかもしれない、ということで、このお母さん、なかなかの妙案を思いつきました!
それが、最後の"if you're not quiet, Pastor Charlton is going lose his place and will have to start his sermon all over again."のところです。
ここで、今回のタイトルに出しました、lose one's place が出てきます。lose one's placeだから、lose (失う)his(彼の)place (場所)だから、
私ははじめ読みかけた時、え、職を失うの?!と一瞬思い、でも、その続きの and will have to start his sermon all over againというのを読んで、なるほど~!と思いました。あいだの単語を全部すっ飛ばしたとしても、start とagainで、”また始める”、そこから状況も併せて想像すると見えてくると思います。そこに、さらに子供がじっとしとかなきゃ!!と思える要素を加えたのが、start ~all over again (全部初めからやり直す)です。
私は、そこまで読んで、lose one's placeは、‟どこまで話したか忘れる”ことだ!と意味がピシッと整いました。
単語(または熟語の意味)の最終決定権(?!)は文脈にあり!です。
☆豆知識☆
教会にまつわる今回のお話より、教会に関係する表現として今後の参考に知っていたら、より理解が深まる表現
the worship service :礼拝
pastor : 牧師さん (宗派によって牧師さんを表す言葉は他にも色々あります。興味のある方は辞書を参照して下さい。)
sermon:説教 =a talk on a moral or religious subject, usually given by a religious leader during a service (オックスフォード現代英英辞典より)
それでは以上のことを参考にもう一度引用文をお楽しみ下さい♪
After a worship service, a mother with a fidgety seven-year-old told me how she finally got her son to sit still and be quiet. About halfway through the sermon, she leaned over and whispered, "if you're not quiet, Pastor Charlton is going lose his place and will have to start his sermon all over again." (From gcfl.net)
(礼拝の後、そわそわしていた7歳の子を持つある母親が、彼女の息子を、やっと、どのようにして牧師さんのお説教の間、じっと座って静かにしていさせるとこができたかを私に教えてくれました。
説教の中盤で、彼女は子供に身を寄せて、そっと、「静かにしていないと、Charlton牧師はどこまで話したかわからなくなって、また初めからお説教をやり直さないといけなくなりますよ」とささやいたそうです。)
お母さんの話を聞いて、この7歳の男の子が、え!!また、このお話が初めからやり直される?!それは困る!!と頑張って静かにじっと座る様子が目に浮かんで、かわいいなぁと思うお話でした
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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*fidgety
当校でfidgetingに関する記事を読まれた生徒さんは、もしかして?!と思われたかもしれませんね
映画も、ドラマもいいですが、読書が一番お勧めです!