試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3400形3408F 登場時仕様 スカート未装着,英字無併記[普通]種別幕+旧行先方向幕編成 (種別幕交換)

2018-05-14 21:56:20 | 京成線出場
先行完了。

グリーンマックス製京成3400形3408F登場時仕様(3408F-1,3408F-2)が再出場した。
3401の後に入場した3406以下5両は失敗無く貫通扉窓セル固定を終えている。
側面窓セル支持に関係しないため全て流し込み接着剤を投入し脱落防止策を強化した。




京成3400形3408F 登場時仕様。
3408F-1:[3408]-[3407]-[3406]+[3403]-[3402]-[3401]。
3408F-2:([3408]-[3407]-[3406]-)[3405]-[3404](-[3403]-[3402]-[3401])。
※スカート未装着,英字無併記[普通]種別幕+旧行先方向幕編成。

3408F-2は製品仕様のスカートが装着された前期仕様で出場した。
当初から暫定6両編成(3408F-1)の組成に対応させ動力ユニット搭載車を3407へ変更している。
行先表示類は苦肉の策で[S17 普通 津田沼]となった。
その後3700形3708F前期仕様(1次車→3708F登場時仕様→3708F現行仕様:3708F-2)増備の影響を受けスカートが撤去される。
更に行先表示類も[53K 普通 西馬込]へ変更し3408F-1と3408F-2を無理無く両立可能にした。
消滅した3408F前期仕様はリニューアル再生産品(3408F-3)により補填を行った。
在籍する3400形,3700形では旧製品と同一プロトタイプのリニューアル再生産品導入が相次いでいる。
何時しかリニューアル再生産品を実質的な編成更新に充てる方向に変わった。
3408Fグループはその嚆矢になった編成と言えよう。


旧3408F-2。

スカート装着後に千葉線で運用された3400形は3418Fに限られる。
そのため出場当初の3408F-1はイメージ編成だった。
これは登場時仕様化により齟齬の解消を図った。
所有編成では出場が早くKATOカプラー化を経た後にTNカプラーSPへ再交換した経緯を持つ。
動力車に変更された3407はコアレスモーター搭載動力ユニットのリリース前にTNカプラーSP化を迎えた。
旧FS-383動力台車がTNカプラーSPマウントに支障するためTNカプラーSP擬を製作し乗り切っている。
TNカプラーSP擬は動力ユニット更新により廃止された。
但しサックスブルー成形FS-383動力台車枠が入手出来ずFS-383非動力台車枠の転用加工を行った。


3407(FS-383動力台車枠更新車)。

今回の改修入場で3407は転用FS-383動力台車枠から純正FS-383動力台車枠へ更新された。
見附の変化は少なかったがほぼリニューアル再生産品に肩を並べる仕上がりになったと思う。
3405(3408F-3)との差は動力台車の成形色だけしか伺えない。
その他側面窓セルの成形が一体形と分割形で異なっている。
しかし外観からは殆ど判らず十分だと思える。
非動力車との全高差は解消されないまま残った。
統一には3408以下7両の床板更新を要する。
これはTR-180A床板一式の更新コストが跳ね上がるため現実的とは言えない。
よって非動力車はTR-180床板での存続を余儀無くされている。
集電機構を有する旧非動力台車は摺動抵抗が大きく動力ユニット更新効果を最大限に発揮出来ない要因となる。
動力ユニット更新車組込編成の走行性能はリニューアル再生産品編成に敵わない状態が続く。


3408F-3 (改修施工編成)。

3408,3401には前面車体断面の黒色化を施した。
3400形の先陣を切った編成は3408F-3である。
種別幕の切り出しに失敗した3700形3818,3811中期仕様(5次車:3818F)の修正に3408,3401(3408F-3)のライトケースを充当した。
休車指定された3408F-3は3728F後期仕様(1次車:3728F→3728F-1)の改修後に入場となった。
この際に前面車体断面黒色化を施している。
3428F現行仕様(3428F)は脱線事故遭遇が契機だった。
3428の復旧入場時に施工し無瑕だった3421も仕様を揃えた。
その結果3408F-1だけが未施工で残された。
改修により在籍している3400形3編成は製品由来だった外観差が解消されている。


3428F (改修施工編成)。

3編成のプロトタイプが大幅にずれており離合機会は少ない。
ただ1編成だけ運行番号表示器窓下部の横桟が目立つ状況からの脱出を優先させた。
入場都合で3700形を軸に進めていた工程だったが3400形が先に施工を終えている。
3408F-1はグリーンマックス製英字無併記[普通]種別幕ステッカーを貼付する唯一の編成でもあった。
[K'SEI]CIマーク未貼付編成の種別設定との兼ね合いもあり然程気にしていなかった。
前面車体断面黒色化にはライトユニットの撤去を要する。
フィルムタイプのグリーンマックス製ステッカーは再用に向かず改修入場でお役御免となった。
種別表示は英字無併記[普通]幕のまま富士川車輌工業製ステッカーへ交換している。


3300形3308F-1,3408F-2

在籍車両のうち[K'SEI]CIマークが貼付される2001年3月以前をプロトタイプとした現行色編成は少数派に留まる。
製品仕様でも3150形,3400形,3700形の一部しか存在しない。
こればかりは対処が難しい。
仕様変更した編成はマイクロエース製3300形3308F現行色前期仕様(3308F-1←3304F現行色)のみである。
3308F-1は印刷済の[K'SEI]CIマークを剥離出場させた。
主力の3300形では唯一の[K'SEI]CIマーク未貼付かつ英字無併記[普通]種別幕を掲示する現行色編成になっている。


3300形3308F-1サイドビュー(モハ3305:[K'SEI]CIマーク未貼付車)。

3308F-1はマイクロエース製英字無併記[普通]種別幕が底を突き別途富士川車輌工業製ステッカーへ改めた。
その後3300形の交換を進めマイクロエース製英字無併記[普通]種別幕は既に姿を消した。
今までは3408F-1だけが種別幕の雰囲気が異なっていた。
3408,3401の富士川車輌工業製英字無併記[普通]種別幕交換で全編成統一が図られた。
同時にグリーンマックス製種別幕貼付編成が消滅している。
3150形等のグリーンマックス製種別表示板貼付編成は交換対象に挙がっておらず今後も主力にしたい。
なお3308Fの現行色化は1993年12月で1993年3月まで運用された3408F-1とはイメージ離合になる。




3408F-1サイドビュー(3401:3150形LOT誘導無線アンテナ搭載車)。


3150形3194F-1サイドビュー(モハ3191)。

改修に合わせ3408,3401の誘導無線アンテナを3400形旧製品LOTから3150形LOTへ変更した。
手持ちの少なくなった3150形LOT誘導無線アンテナだが剛性が低下していたため交換を行っている。
3401が搭載していた誘導無線アンテナ取付脚は屋根板に完全溶着しており置き換えに苦戦した。
ドリルでの修復は今後の参考になると考えている。
3150形LOT誘導無線アンテナの成形色はクーラーキセ成形色に近い。
3408F-3や3428Fとは揃わなくなったが3150形の屋根上見附に近く違和感は抑えられたと思う。

3408の通電系統整備には手を焼かされた。
点灯機構を持つ未改修のTR-180床板装着車はまだ残っている。
ある意味動力ユニット更新より厄介な工程である。
編成単位での入場時に整備を行う場合が多い。
走行時の点灯状況で施工順を決めても良いだろう。

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