試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3400形3408F 前期仕様 [K'SEI]CIマーク未貼付編成 (表示類変更,スカート位置修正) ※再生産品

2017-12-24 23:43:21 | 京成線出場
連動。

戦列を離れていたグリーンマックス製京成3400形3408F前期仕様(3408F-3:リニューアル再生産品)が再出場した。
3700形3818F中期仕様(3818F)へのライトユニット供出が休車の契機となった。
3818,3811(3818F)と同時入場させた3408,3401の組立を保留し早期復帰へ繋げている。




京成3400形3408F 前期仕様。
3408F-3:[3408]-[3407]-[3406]-[3405]-[3404]-[3403]-[3402]-[3401]。
※[K'SEI]CIマーク未貼付編成 表示類変更(ライトユニット交換),スカート位置修正:リニューアル再生産品。

3400形はAE100形増備で余剰になったAE車の主な走行機器を流用し新造車体を載せた改番形式である。
書類上でもAE車を引き継いでおり新製形式ではない。
車体は大榮車輌製で3700形を鋼製車に仕立てたデザインに近い。
3700形には存在した前面垂直方向のスラントは設けられなかった。
AE車全5編成が改番され3401F,3418F,3428F,3438F,3448F,3458Fが出場している。
3438Fまではスカートが未装着とされ後に追設された。
スカート装備後の変化は比較的少ない。
目立ったところでは2009年6月頃から運行番号表示器がマグサイン式からLED式に交換された。
2010年6月以降には色地種別幕への変更が行われ前面の印象が変化している。
PT-7131形パンタグラフへの換装は2003年から開始された。
当初は各編成の[34X5]が先行交換される変則的な進行となった。
3408FはAE10Fが種車でAE-3+AE-2+AE-1+AE-23+AE-28+AE-10+AE-9+AE-8の形式変更車である。
当初は3405+3404を除いた暫定6両編成で1993年1月に登場した。
やや遅れて1993年3月に3405+3404が落成し8両編成化された。
種別幕は英字無併記,方向幕には[UENO 上野],[NARITA AIRPORT 成田空港]を含む旧幕が起用された。
続いて出場した3418Fからは英字併記種別幕,行先方向幕が新たに採用されたため3408F独自の特徴だった。
この種別幕と行先方向幕は1998年10月に姿を消している。


第一次整備完了時の3408F-3。

3408F-3はスカート付TNカプラーSP+TNカプラーSP化を標準工程とした時期に投入された。
行先方向幕は選考の上[東成田]に決定している。
当時は3700形3818F中期仕様(3818F)に[(飛行機)特急]種別幕を採用して間もなかった。
対比要素と[(飛行機)特急]種別幕増強に備えメーカー印刷の白地[特急]種別幕が活かされた。
運行番号は[特急 東成田]から逆引きし1運用しか存在しなかった[65K]に絞り込んでいる。
奇しくも3818Fへライトユニットを供出した3408F-3には3728F現行仕様(→後期仕様:3728F)出自品が装着された。
ライトユニットはフルカラーLED式[特急]表示が印刷済で現状での転用が出来ない。
富士川車輌工業製白地[特急]種別幕ステッカーは予備都合で起用出来ず[急行]へ格下げとなった。
当然運行番号も影響を受けプロトタイプ当時のダイヤから[67K]へ改めている。
初出場以来大きな変動の無かった3408F-3は複合的要素が絡み前期仕様へ装いを新たにした。
なお3728Fから開始している前面車体断面の黒色化は3408F-3でようやく結実した。
運行番号表示器窓下部横桟のアクティブシルバー塗装は前面黒色窓枠と一体化され引き締まった表情に見える。
3400形は3408F登場時仕様(3408F-1,3408F-2),3408F-3,3428F現行仕様(3428F)の3編成体制である。
より効果が望める3400形への施工を優先するかもしれない。


1000形1037F-4。


3150形3158F-2。


3200形3216F-2。

[特急]から[急行]への変更は種別偏重にも貢献している。
3150形の逆組成を見合わせた都合もあり3編成まで減少した[急行]だったが増加に転じた。
現状の[急行]は異色の編成が多い。

◆1000形1037F+1029F中期仕様(1037F-4):元京浜急行1000形。
◆3150形3158F+3190F新赤電色(3158F-3):区間急行。
◆3200形3216F試験塗装色ライトブルー編成(3216F-2):4両編成。

3216F-2に続く[急行 東成田]の選定にはなった。
しかし当時のダイヤでは数多く設定されていた行先でようやく正統派の[急行]が登場している。
スカート装着後の3408Fでは[急行]種別幕も採用できた。
既に3408F-1(3408F-2)で英字無併記[普通]種別幕を使用しており差別化を図ったつもりである。


3300形3308F-1,3408F-3。

3408F-3は行先表示類以外の製品仕様をほぼ踏襲している。
[K'SEI]CIマーク未貼付+現行色編成は3150形,3300形,3400形,3700形に限られ少数派に留まる。
そのため離合に適合する編成は少ない。
3150形3170F-1+3162F-1現行色後期仕様(3170F-4),3174F-1現行色前期仕様(3174F-2)は北総開発への賃貸と時期が重なってしまった。
3194F現行色前期仕様(3194F)は3408Fへスカートが追設される以前に該当しプロトタイプが合わない。
3400形は3408F-1(3408F-2)が当該編成で編成番号が重複する。
3700形3708F登場時仕様(3708F-3)もスカート未装着編成のため相応しくない。
唯一の存在はマイクロエース製3300形3308F現行色前期仕様(3308F-1)である。
3308F-1は3304F現行色を改番し出場させた。
3304F新赤電色(3304F-1)との混色編成を組成条件に加えたため印刷済の[K'SEI]CIマークを剥離していた。
所有する京成形式で主力の3300形に対象編成が在籍していたのは幸いだった。
現行色以外では3154F晩年仕様(3154F-2:千葉急行色)が加わる。
僅か3編成の小所帯は新たな製品リリースが無い限り勢力を伸ばせないだろう。




3408F-3サイドビュー(3401:スカート付SPフレームTNダミーカプラー化)。

入場した3408,3401はスカート付TNカプラーSPからスカート付SPフレームTNダミーカプラーへの交換を行った。
スカートは従来より後方へ偏位した代わりに車体裾との空間が狭められている。
偏位代も大きくなく見附を狂わせる程では無いと思う。
3408F-3は3400形唯一のTR-180A床板装着車である。
よって3408F-1(3408F-2),3428Fのスカート位置修正入場とは異なる可能性が残る。
極力差異が生じないよう工夫したい。

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