試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3400形3407[3408F-1] 登場時仕様 TNカプラーSP擬化 (2個モーター搭載動力ユニット加工)

2016-05-01 21:25:56 | 京成線:3400形
払拭。

グリーンマックス製京成3400形3404(3408F-2)は2コ1式床板化によりセンターピン支持に不安があった。
台車マウントカプラーではボルスターへの負荷が心配である。
TR-180床板の入手が難しく3408F全車をTNカプラーSP化する。


京成3400形3408F 登場時仕様。
3408F-1:[3408]-[3407]-[3406]-[3405]-[3404]-[3403]-[3402]-[3401]。
3408F-2:([3408]-[3407]-[3406]-)[3405]-[3404](-[3403]-[3402]-[3401])。
※スカート未装着,英字無併記[普通]種別幕+旧行先方向幕編成。

3408Fは暫定6両編成(3408F-1)対応のため3407を動力車にしている。
TNカプラーSP化に当たり最大の壁となるのが動力車をTNカプラー対応にさせることだった。
グリーンマックス製京成3150形は編成自由度向上のためTNカプラーSP化した。
この時採用したTNカプラーSP擬を製作し3407のTNカプラー化に乗り出した。


3407登場時仕様(3408F-1:動力車)。

分売パーツのJC6364で対応出来るらしいがキハ120系用でジャンパ連結器が無いのが難点である。
連結機能には影響ないが解結時の見附を揃えておきたい。
加えてJC6364を店頭で見掛けたことが無い。
入手都合と過去の細工からTNカプラーSP擬化を選択している。


元TNダミーカプラー,TNカプラーアッパーフレーム,TNカプラーSP。

マイクロエース製3600形3658Fから撤去したTNダミーカプラーのロアフレームを早速活用する。
連結器はゴム系接着剤で固定しており簡単に取り外せる。
糊除去の方が時間を要するほど簡単に外れてくれた。
当初1両分だけ残っていた3150形ダミーカプラー用アッパーフレームを使用するTNカプラーSP擬2とする予定だった。
しかし他編成への波及を考慮しTNカプラーのアッパーフレームを用いるTNカプラーSP擬とする。


加工したロアフレーム,アッパーフレーム。

ロアフレームは元TNダミーカプラー用を整形した。
復心スプリングの端部が引っ掛けられるようにロアフレーム後端を凸形に削る。
アッパーフレームは動力台車に支障しないよう後部の不要な部分をカットした。
これらが安易に外れないようゴム系接着剤と流し込み接着剤で強固に接着する。
復心スプリング引き掛け部は瞬間接着剤で固める安直な方式とした。


TNカプラーSP擬,SPフレームTNダミーカプラー。

余ったTNカプラーSPのロアフレーム,カバーにTNカプラーの連結器を接着するとSPフレームTNダミーカプラーになる。
連結器の線バネガイドを切除しロアフレームにゴム系接着剤で固定するだけでいい。
SPフレームTNタミーカプラーは3408FのTNカプラーSP化終了後に3600形3668Fへの装着を予定している。


更に同じものをもう一つ。

1両で2個必要でありもう一度同じ作業を繰り返す。
ロアフレームは同じく3658Fから捻出したTNダミーカプラーからの再用とした。
問題はここからである。
TNカプラーSP擬2に比べてカプラー位置が引き込むため現物合わせに時間が掛かる。
予めTNカプラーSP擬のロアフレームは大まかに形状を修正した。


入工中の3407。

動力台車はカプラーポケットを切断する。
使用していたKATOカプラーは後端を切り落としておりTOMIX製車両のKATOカプラー化に転用できるため保管品とした。
苦労してグリーンマックス製車両をKATOカプラー化したがこのような経緯で廃止するとは思わなかった。


カプラーポケットを切断したFS-383動力台車(上野寄)。

3150形の例に従い切断面を整える。
TNカプラーSP擬2ではこれで終了だがTNカプラーSP擬はそうはいかない。
ここからカプラー,動力台車,車体を何度も組合せ台車旋回半径を守る。
カプラー,動力台車共にかなりの幅を削り取りお互いの干渉を防げる状態になった。


ぎりぎり当たらないTNカプラーSP擬とFS-383動力台車。

TNカプラーSP擬製作は久し振りで現物合わせに30分程掛けている。
その代わりどの程度削ればいいか把握できた。
成田寄は15分強で仕上げられている。


当初から大幅に整形したFS-383動力台車(成田寄)。

アッパーフレームがTNカプラーでボス嵌合が若干甘い。
そのためゴム系接着剤を塗布してから動力ユニットにTNカプラーSP擬を装着した。
直ぐに車体と嵌合させ車端に寄せる。


車端に寄せたTNカプラーSP擬。

ここで少しでも余裕を稼がないとカプラーと動力台車が当たる可能性がある。
この作業を動力ユニット単体で行うと車体に押し戻される。
そのため車体嵌合後に位置を合わせなければならないのが少々面倒な点である。


TNカプラーSP擬化された3407。

両側ともTNカプラーSP擬を車端へ追いやり固着を待つ。
完全固着を考え12時間は放置する。
固着後の動作確認が心配だがひとまず装着は終えた。
3150形の例を見れば大丈夫だとは思う。

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