試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3400形3405[3408F-3] 前期仕様 TNカプラーSP化 (コアレスモーター搭載動力ユニット加工) ※再生産品

2016-10-13 21:14:50 | 京成線:3400形
弱点。

グリーンマックス製京成3400形3408Fリニューアル再生産品(3408F-3)の第二次整備は動力車の3405から開始した。
コアレスモーター搭載動力ユニット化により動力車を優先入場させる必要は無くなった。
本来なら工程数の上回る3400形M2c車を入場させるところだが気が変わり3405へ変更している。


京成3400形3405 前期仕様(動力車:再生産品)。

3408Fは前期仕様のためサックスブルー成形台車が採用されている。
台車枠に合わせコアレスモーター搭載動力ユニット用動力台車もサックスブルー成形品化されていた。
ただ旧製品に比べてFS-383動力台車の見附に違和感がある。
避雷器取付時に引っ掛かり何がおかしいのか確認した。


3405+3404 (3408F-3:動力車+非動力M2車)。


3408+3407 (3408F-1:非動力Mc2車+動力車)。

3407登場時仕様(3408F-1:旧製品)とFS-383台車枠形状が異なるように見えた。
ところが形状ではなく構造上余計なものが目に入ってくる事が原因だった。
コアレスモーター搭載動力ユニット用動力台車は台車枠が別体式に変わり自由度が高まった。
その代わり成形色次第では台車枠取付台座が違和感の元になる。
3700形3796現行仕様(4次車:3798F 再生産品)と3726後期仕様(1次車:3728F 動力ユニット更新車)のFS-547動力台車差異に近い。
成形色がサックスブルーに変わり更に深化したものと言えるだろう。
※3407(3408F-1)は暫定6両編成対応のため動力車化。


入工中の3405。

取り敢えずTNカプラーSP化を先行させ対策を練ることにした。
新FS-383動力台車のTNカプラーSP対応化は3796の新FS-547(047)動力台車加工から変わっていない。
TNカプラー側の構造変更や使用品番が異なる場合以外は何も考えなくて良いだろう。


TNカプラーSP対応化を施したFS-383動力台車。

両台車ともカプラーポケットを切断しTNカプラーSPを取り付けた。
ここで一度仮組みし3407と比較した。
その結果設計変更による印象差が大きく出た。


3407+3405 (2個モーター搭載動力ユニット装着車+コアレスモーター搭載動力ユニット装着車)。

2個モーター搭載動力ユニット用動力台車はロアカバーと台車側梁が一体成形だった。
そのお陰で台車側梁には立体感があった。
一方コアレスモーター搭載動力ユニット用動力台車は台車枠別体化により取付台座が垂直に設けられている。
FS-383の構造上ボルスタアンカー下部は暗い方が良い。
3405の動力台車はギアボックスまでサックスブルーにした結果立体感が削がれている様に見えた。


FS-383台車枠を取り外したコアレスモーター搭載動力ユニット用動力台車。

再度FS-383動力台車を分解し暗くした方が良さそうな部分をマッキーで黒色に塗り潰してみる。
マッキーなら失敗しても剥離が容易でリスクは低い。
FS-383非動力台車を参考にサックスブルーの面積を減らした。
黒色化した箇所は台車枠取付台座全面と台車枠の一部とした。
塗り潰しのため台車枠を取り外したが2点止めで類似構造のTOMYTEC製動力台車より着脱は容易だった。


一部を黒色化したFS-383台車枠とコアレスモーター搭載動力ユニット用動力台車。

取り敢えず試験的に色を挿したため雑な塗り潰しになったが効果を確認するにはこれで十分である。
一番肝心な箇所は台車枠取付台座下部となる。
台車枠取付時にここへ触れさせないよう気を付けながら動力台車を組み立てた。




3407+3405 (2個モーター搭載動力ユニット装着車+コアレスモーター搭載動力ユニット装着車:見附変更)。

改めて3407と較べてみたところまずまずの効果を得られた。
これなら台車枠形状に違和感を抱かなくて済むだろう。
更に黒色化箇所も絞り込めた。
残る面も全て同様にマッキーで塗り潰した。
試験的に黒色化した一面も丁寧に塗り直している。


3407,3405 (2個モーター搭載動力ユニット,コアレスモーター搭載動力ユニット)。

平面からでは2個モーター搭載動力ユニット用FS-383動力台車もサックスブルーが目立つ。
しかし内側への絞込みが効果を発揮しこれを相殺していた。
一部を黒色化したコアレスモーター搭載動力ユニット用FS-383動力台車はまだ不自然さが残る。
ただ違和感を払拭する当初の狙いは達成できたと思う。
と同時にコアレスモーター搭載動力ユニット用動力台車の意外な弱点を発見できた。
今後製品版コアレスモーター搭載動力ユニット用動力台車整備時の参考としたい。




3405(3408F-3:FS-383動力台車見附変更)。

引っ掛かりが晴れ3405が竣工した。
この違和感はサックスブルー成形動力台車だったからこそ抱いたものだった。
仮に3408F導入を見送っていれば気付けなかったかもしれない。

3408F-3でTNカプラーSP化以外の工程を組むのは3408,3401だけになった。
共にスカート付TNカプラーSP化が追加されるが既に3798Fで施工した内容である。
微調整と固着待があるものの手こずらせる項目ではないだろう。

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