試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

クモハ101-118[ツヌ133F] 車体更新 (クモハ101-170[Mc170] 改番,LP402前照灯・津田沼区仕様屋根板交換施工) ※'弁天橋区仕様

2016-01-16 21:48:47 | 国鉄/JR101系
勇み足。

KATO製国鉄101系津田沼区仕様(ツヌ118F:Mc155)の生産が決定した。
遂に奇跡がやって来たと思ったが製品番号が変わっていない事に驚かされた。
まさかツヌ118F(Mc155:1978/3)のまま再生産されるとは思わず読みは完全に外れている。


国鉄101系ツヌ133F 池袋区借入車組込編成(1972/4)。
[ツヌ133F]:Mc118-M'102-T'c52+Tc61-M169-M'163-T94-T271-M117-M'c131。
※津田沼区仕様:イメージ編成(1972/4/3:編成番号不明)。

心配なのは告知画像が明らかに弁天橋区仕様(Mc170)のままでATS[BS]標記になっていることである。
本当に新金型車体へ改められるか不安だが取り敢えず予約は行った。
なおツヌ118F(Mc155)のまま出場させるか改番するかは未定である。
セットバラし品のクモハ101-170(Mc170:弁天橋区仕様)はツヌ118F再生産情報入手の直前に投入した。
まだクハ100-86(弁天橋区仕様)も残っていたが敢えてクモハ101-170(Mc170)のみとしている。
先にツヌ118Fの再生産を知っていればクモハ101-170は投入しなかったかもしれない。


クモハ101-170(Mc170)。
※弁天橋区仕様。

三代目となるクモハ101-170(Mc170)の車体更新用名目で導入した。
新金型車体更新はツヌ133Fが第一候補だったがツヌ101F(Mc148)の組成と両立させる方向に転換した。
そのためツヌ123F(Tc78),ツヌ124F(Tc74)の車体更新へと切り替えられる。
結局ツヌ133Fはクモハ101-118だけ新金型化を図ることになった。
従来の車体更新車同様に原則各部品類はクモハ101-118から流用する。
問題はクモハ101-118が行先表示器を使用せず乗務員室内に行先表示用紙を掲げていることだった。
金型変更により前面印象が変わったが前面窓角度変更の影響が大きかった。
もしかすると前面窓セルは共通かもしれない。
淡い期待を抱いて分解した。


入工中のクモハ101-170,クモハ101-118 (Mc170,ツヌ133F)。

前面窓セルだけを比較したところ旧金型車体は若干天地が狭いように見える。
クモハ101-170へクモハ101-118用前面窓セルを嵌め込んだところややがたつきが出た。
一方クモハ101-118はクモハ101-170用前面窓セルを受け付けず残念ながら交換は不発に終わった。


部品交換前のクモハ101-118,クモハ101-170

行先表示紙は透明ラベルに印刷したもので白を挿すのが手間である。
上手くインクを乗せないと文字が溶けてしまう。
加えて不要となる行先表示紙ステッカーを剥離したところ大量の糊が残ってしまった。
再度ラベル式とするのは気が進まない。
そこで新たに原版を興し行先表示用紙を製作した。


[千葉⇔中野]行先表示用紙原版。

鏡面だった原本を反転させ正対へ変更し普通紙に印刷した。
下地がグレーなのは切り出し誤差を誤魔化すためである。
切り出した行先表示用紙を前面窓セル内側へセロハンテープにて貼り付けた。
ニチバン製は耐性に不安があり100円ショップで購入した日本製を用いている。


行先表示用紙をセロハンテープで貼り付けた前面窓セル。

行先表示用紙掲示はある意味実車通りになった。
普通紙へ印刷したため若干文字が滲んだが逆に手書きらしさを演出していると思う。
セロハンテープでの貼り付けは前面窓セル頂点に折り返しを設けた。
車体と挟まれることで今後劣化しても脱落しない作戦だが上手く行くか不安が残る。


部品交換中のクモハ101-170,クモハ101-118

ユニット間の色温度差を解消するためクモハ101-118用屋根板をクモハ101-170に取り付けた。
僅かな差のため神経質になる必要はないがこれまでの車体更新車に倣っている。
そしてプリズムケースを新金型車体用に変更しクモハ101-118で使用していた床板へ組み付ける。


プリズムケースを交換したクモハ101-118用床板。

最近の竣工車では表示器用プリズム色挿式にて点灯色変更を施してきた。
しかし今回は10号車のクモハ100-131が車体更新対象外のため1stLOTライト基板を使用する。
クモハ101-118用床板はライトスイッチ部品の無い1stLOT品で最新の車体に最古の台枠が組み合わされる。
部品交換を終えれば標記印刷消去を残すだけになる。
早まった点はクモハ101-170がATS-BS併設車であり消去箇所が増えてしまったことである。
津田沼区仕様であればATS[B]標記のはずで消去は必要無かった。
なおクモハ101-118は池袋区からの借入車で電略標記印刷消去は変わらない。


標記類を消去したクモハ101-170

エンド標記を残し全てラプロスで標記印刷を消去した。
#4000→#6000→消しゴム→磨きクロスの手順はいつも通りである。
クモハ101-148(ツヌ101F:弁天橋区仕様)から時間が空いたがまだ要領を忘れていなかったらしい。
相変わらずインレタ調達の機会に恵まれず古インレタを寄せ集めて転写した。
1-3位側,2-4位側共に[クモハ]+[101]+[-]+[1]+[1]+[8]で苦しい配置になっている。
そろそろ市場に出回ってほしい。
シルバーシートステッカーはプロトタイプ都合で転写しない。
なおホース付ジャンパ栓納めは他編成に揃え旧製品LOT品を起用した。




クモハ101-118 点灯試験[03C [千葉⇔中野] ]:LP402前照灯交換,1stLOTライト基板振替,表示器類変更施工。
※弁天橋区仕様。


旧クモハ101-118 点灯比較[03C [千葉⇔中野] ]:元ツヌ133F(1stLOTライト基板装着車)。
※津田沼区仕様。


クモハ101-195 点灯比較[03C 中野]:ツヌ110F(1stLOTライト基板振替施工車)。

点灯試験は予想通りの結果だった。
プリズム交換を行っていないためツヌ110F(Mc195)に近い点灯状態になる。
しかし電球色系統に違いはなく光量も上がったため不問とする。
クモハ100-131の現行LOTプリズム交換だけ施しても面白いかもしれない。




クモハ101-118(ツヌ133F:クモハ101-170 改番,屋根板交換施工)。
※弁天橋区仕様:車体更新。

肝心の[北イケ]電略標記インレタが手元になく当該部が空欄になってしまった。
電略インレタ都合でツヌ133Fの新金型車体編成化を見送ったが当初の計画に近くなっている。
これだけが物足りないがクモハ101-118(ツヌ133F)への車体更新は完了を迎えた。
なお電略標記インレタは[北イケ]の他にも[北ウラ],[西ムコ],[千ツヌ],[千ラシ]が不足しており補完したいところである。
この記事についてブログを書く
« 京成3300形3344F 3,4次車 現... | TOP | 国鉄101系津田沼電車区133F [... »