試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

サハ100-25[ツヌ131F] 車体改修 (塗装変更車体被膜修正施工:青22号車両第二次竣工車)

2019-01-16 22:02:27 | 国鉄/JR101系
痛恨。

KATO製国鉄101系ツヌ131F(Mc70)は青22号車両と黄色5号車両の比率が7:3の混色編成である。
トタ5F(Tc14)から始まった101系リリースだが未だに青22号車両の製品化には至っていない。
そのため黄色5号車両とは一転し黄緑6号車両及び青22号車両は塗装変更車での存置が決定している。


国鉄101系サハ100-25(ツヌ131F)。
※塗装変更車。

ツヌ131Fは2014年7月付で6-4編成仕様(元ツヌ131F:M'c143)が先発出場を飾った。
当初サハ100-25はサハ101-36(トタムコ3FMc78)をサハ100形0番代へ編入した第一次竣工車だった。
その後勘違いが基でサハ100-38(トタ5F:Tc14)によりサハ100-25へ置き換えている。
青22号車両唯一の第二次竣工車であるサハ100-25クモハ101-70以下6両(ツヌ131F)とは仕上がりに大きな違いが生じた。
酷い柚肌に加え全く艶の無い塗装被膜になってしまい毛色の異なる状態が続いていた。
なお転用先が限られた旧サハ100-25だがサハ101-25(ツヌ131F)へ形式変更されツヌ131F-2(T25→ツヌ131F)出場に繋がっている。


入工中のサハ100-25

ツヌ131Fの改修ではボナファイデプロダクト製[北ウラ]電略標記インレタ転写を予定していた。
新たに青22号仕様がリリースされない限り車両更新及び車体更新は行えない。
現状のままサハ100-25に電略標記インレタを転写すると塗装被膜改善機会が失われてしまう。
柚肌の修復は絶望的であるが艶だけは取り返せると考えた。
主工程と言える[北ウラ]電略標記インレタ転写前に見附の劣るサハ101-25を入場させる。
目標はツヌ118F(Mc155:再生産品)で見られる半艶仕上げに据えた。


粗さが残る塗装状態(2エンド側)。

サハ101-25の塗装被膜は艶を帯びる面が一切存在しない。
しかも斑点状の塗料溜まりが至る所で見られ全面的な補修を要した。
そのため部品類は全て撤去し車体単体で艶出しを進める。
修正は塗装変更車でお馴染みの消しゴムを用いる。
ただ問題は厚塗り部と薄塗り部の差が激しく作業を均等に進められない事だった。
そこで四角形と棒形2種類の消しゴムを用意した。


反射する側板(1-3位側)。

雨樋や車体裾に下手な力を加えると朱色1号が顔を出しかねない。
先に腰板等の面積が広い部位を四角形消しゴムで擦る。
その後棒形消しゴムにて狭隘な箇所の補修へ移る手順とした。
消しゴムは青22号に染まった屑を出しながら少しずつ車体の艶を強めてくれる。
塗料溜まりは極細綿棒で押し潰した後に消しゴムで均す。
柚肌も多少落ち着きを見せ初めに手掛けた1-3位側はツヌ118F(再生産品)並の被膜に至った。


剥がれ落ちた青22号塗料(2-4位側)。

調子に乗り同一手順で2-4位側の修正へ着手した。
しかし車体裾の艶出しで事態は暗転する。
慎重に作業を進めていたが被膜の薄さは想定以上で朱色1号を露出させてしまった。
手元に青22号塗料は残っておらず隠蔽策が採れない。
止むを得ず青マッキーで塗り潰しせめてもの抵抗とした。
今後剥離箇所が増える可能性が高く注意喚起のため該当部車体断面に目印を設けている。


白文字標記と黒文字標記を取り違えていたボナファイデプロダクト製電略標記インレタ。

朱色1号に青マッキーを乗せても黒色に近くなるだけである。
結果は判っていたが放置するよりはましと考え敢えて処置に踏み切っている。
車体裾の塗料剥がれを除き2-4位側も見られる状態まで持ち込めた。
そしてボナファイデプロダクト製[北ウラ]電略標記インレタの転写に取り掛かろうとした。
ところが誤って黒文字標記インレタを手に取ったらしい。
よってサハ100-25の改修は主工程に入れないまま打ち切りとなった。




サハ100-25(塗装被膜修正施工)。
※塗装変更車。

何とも間抜けな失策で[北ウラ]電略標記は再現に至らなかった。
塗装被膜の艶出しは悪くなかっただけに惜しまれる。
結果サハ100-25(ツヌ131F)は中途半端な状態で竣工を迎えた。
[北ウラ]電略標記インレタが無い以上ツヌ131Fの改修を進める大儀は失われたに等しい。
クモハ101-70,クモハ100-68は現行LOTライト基板更新が工程に組まれていたが先送りも考えている。
なお黒文字標電略標記インレタには[北イケ]が含まれておりクモハ101-118(ツヌ133F:Mc118)で活用したい。




サハ100-216+サハ100-25 (ツヌ131F:元サハ100-211+元サハ100-38)。
※塗装変更車。

ただサハ100-25の入場そのものは無駄になっていない。
1両だけの艶無し塗装車両が編成見附を崩していた。
柚肌仕上げは青22号車両共通であり極端な見劣りは伺えなくなったと思う。
しかしツヌ131Fの改修は工程の見直しに迫られた。
現在旧モハ101-247+旧モハ100-241が離脱したままで正規編成を組めない。
先ずは旧モハ101-199+旧モハ100-193(元ツヌ106F:Mc160)をモハ101-247+モハ100-241(再生産品)へ改番する。
その後クモハ101-70,クモハ100-68の現行LOTライト基板更新に進むべきか検討を行う。
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