試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

クモハ101-180[ツヌ113F] 車両更新 (クモハ101-155[ツヌ118F] 改番,LP402前照灯用ライトレンズ嵌合修正施工) ※'再生産品

2019-08-08 21:54:04 | 国鉄/JR101系
正式採用。

首尾良くKATO製国鉄101系クモハ100-108(ツヌ118F:Mc155クモハ100-144:ツヌ113F)の改番を終えられた。
十六代目ツヌ118F(再生産品)は車両番号標記位置偏位車が多くモハ101-163(ツヌ113F)より消しゴム式印刷消去を復活させた。
またモハ100-230(ツヌ113F:Tc74)にてラプロス・消しゴム併用式消去を試行したところ大凡狙い通りの答を得られている。


国鉄101系クモハ101-180(ツヌ113F)。
※旧製品。

モハ101-163,モハ100-230での試行はクモハ101-155,クモハ100-108,クハ101-75,クハ100-78(ツヌ118F)の改番対策だった。
試行結果を受けたとは言えクモハ100-108の改番は半ば見切り発車に近かった。
新印刷消去方式の真価は実質的にクモハ101-155(→クモハ101-180:ツヌ113F)への施工で問われる。
クモハ101-155(ツヌ118F)は1-3位側の車両番号標記が腰板寄へ偏位していた。
新印刷消去方式は瑕疵の見られない2-4位側を先行させ1-3位側への備えとする。
その他項目は1stLOTライト基板への換装と運行番号,行先方向幕部品交換となった。


入工中の元クモハ101-202,クモハ101-155 (廃車,ツヌ118F)。
※塗装変更車,再生産品。

1stLOTライト基板振替は元クモハ101-202(廃車:元ラシ107F)と相互交換にて対処する。
元クモハ101-202もクモハ101-159(ツヌ104F:Mc159)とライト基板を振り替えた旧製品LOT床板装着車だった。
先にクモハ100-144から撤去した現行LOTライト基板は元クモハ100-191(廃車:元ラシ107F)へ移設された。
現時点での廃車されたクモハ101形,クモハ100形は元クモハ101-202,元クモハ100-191だけが習志野区仕様である。
現行LOTライト基板を持つ旧製品LOT床板を元習志野区仕様車両へ集約し今後の転用を行い易くした。
先にクモハ101-155(ツヌ118F)を分解したが気になる箇所を発見したため工程順はクモハ100-144とは異なるものになった。


張り出しを解消させたLP402前照灯用ライトレンズ。

KATO製101系運転台付車ではLP402前照灯用ライトレンズの嵌合が甘い個体に出会す機会が多い。
大半の場合押し込みで解消できるがクモハ101-155(ツヌ118F)はケーシングからの競り出しが残ってしまった。
一度目に止まるとつい目が行ってしまうため中間組込車ではあるものの修正を試みる。
LP402前照灯を分解するとライトレンズ取付脚部に繊維片のようなものが付着していた。
繊維片のようなものの前端はケーシングとレンズが接する箇所にまで達している。
これがケーシング内に収まらない原因だと思われクラフトナイフで切除した。


1stLOTライト基板に置き換えられるクモハ101-180用台枠 (元クモハ101-202用台枠,クモハ101-155用台枠)。

繊維片を取り除いただけでLP402前照灯用ライトレンズはケーシング内に収まってくれた。
この症状は他のLP402前照灯車でも生じているため良い解決策になるかもしれない。
LP402前照灯を撤去した序でに運行番号,行先方向幕部品も交換している。
次に元クモハ101-202の分解へ取り掛かりクモハ101-180用1stLOTライト基板を捻出する。
そして現行LOTライト基板装着車へと変更された元クモハ101-202を先に組み立て退場させた。
クモハ101-155用床板に組み込まれていた導電板はやや酸化が伺えたが工程簡略化のため未措置とした。




[クモハ101-155]:1-3位側。

クモハ101-155(ツヌ118F)の1-3位側車両番号標記印刷もクモハ100-108(2-4位側)と同じ三方コック蓋と並んだ位置にある。
予行演習として2-4位側の[クモハ101-155]標記印刷をラプロス・消しゴム併用式にて[クモハ101-155]へと消去する。
この際消しゴムは普段仕上げに用いている製図用から事務用へ変更している。
急遽採用した事務用消しゴムは滓が纏まり易く車体清掃を不要にする付帯効果まで付いて来た。
標記印刷消去結果は製図用消しゴムと同様であり1-3位側も擦過痕を残さず[クモハ101-155]へ持ち込めると思われた。
1-3位側の[クモハ101-155]標記印刷は慎重に消去を行ったが2-4位側との差を感じない仕上がりに達したと思う。


[[クモハ10][1][-][1][8][0]]:1-3位側。

低経年台紙の車両番号標記インレタにはクモハ101形用組標記が片側分だけ残っていた。
車両番号標記印刷消去痕はクモハ100-108(ツヌ118F)と同じ処置を施している。
上手く行けば1-3位側だけだが[クモハ101-]+[1]+[8]+[0]の並びで改番が行える。
しかし転写力が今ひとつ安定しない新インレタは[クモハ101-180]の追加に耐えられなかった。
何とか[クモハ101-180]が生き残ってくれたため[クモハ10]+[1]+[-]+[1]+[8]+[0]の組み合わせへと変更された。
2-4位側は当初から継ぎ接ぎ転写を迫られた関係で1-3位側と同一の[クモハ10]+[1]+[-]+[1]+[8]+[0]にて成立させている。




クモハ101-180 [03C 飯田橋]:LP402前照灯用ライトレンズ嵌合修正,運行番号・行先変更施工。
※再生産品。

クモハ101-180(ツヌ113F]への改番工程はクモハ100-144よりも早く終えられている。
恐らく事務用消しゴムの印刷消去力は製図用消しゴムより強力だと思われる。
使い方次第では車体成形色を露出させる危険性が高まるかもしれない。
ただ印刷消去具合の都度確認を行っており事務用消しゴムは正式採用が決定した。
[13C 千葉]表示だった旧クモハ101-180(元ツヌ113F)に対しクモハ101-180では[03C 飯田橋]表示へ変更している。
部品嵌合精度はクモハ100-144を更に凌ぎ[03C]幕,[飯田橋]幕とも一発の挿入で決められた。




クモハ101-180 点灯試験[03C 飯田橋]:1stLOTライト基板振替施工。
※再生産品:1stLOTライト基板予備車。


クモハ101-191 点灯試験[13B 津田沼]:カノ18F(現行LOTライト基板装着車)。
※再生産品。

再生産品車両の表示器部品嵌合精度不良は永遠に付いて回るものだと決め付けていた。
中にはクモハ101-180,クモハ100-180のような個体も存在するらしい。
但し[03C]幕:切り出し失敗品,[飯田橋]幕:白濁発生品と何れも瑕疵を抱える部品が用いられた。
従って嵌合精度に個体差があるかはクハ101-75,クハ100-78(ツヌ118F)の行先表示類変更まで持ち越しとなる。
なおクモハ101-159譲りの1stLOTライト基板は照度低下も無く再び予備品が補充されている。
この後ライトスイッチ部品を[OFF]位置へと切り替えたが再生産品LOT床板を履いているため動作に関しての不安は無い。




クモハ101-180(ツヌ113F:クモハ101-155 改番)。
※再生産品:車両更新。


クハ100-85(ツヌ113F:クハ100-78改番車)
※再生産品。

クモハ101-180(ツヌ113F)も車両番号標記印刷の偏位に左右されない竣工となった。
ツヌ113Fには車両番号標記印刷消去結果が思わしくなかったクハ101-74,クハ100-85(再生産品)が組成されている。
クハ101-74,クハ100-85はペイントリムーバー式を取り止めラプロス式にて車両番号標記印刷を消去した。
車両番号標記跡周囲の黒ずみは消去不足か成形色かを判断できず現在でも修正されていない。
その結果先頭車両よりも中間組込車の側面見附が上回る逆転現象に繋がっている。
竣工時差を隠せない編成見附になるがここは急展開した車両更新の止むを得ない部分だと思う。




クモハ100-144+クモハ101-180 (ツヌ113F:元クモハ100-108+元クモハ101-155)。
※再生産品。


クモハ100-170+クモハ101-148 (ツヌ105F:旧クモハ100-144+元クモハ101-170)。
※旧製品+弁天橋区仕様。

新金型運転台付車両の中間組込車化は解禁から期間が開いていないながらも徐々に勢力を拡大している。
その嚆矢であるツヌ105F(Mc154)は再生産品車両3両,弁天橋区仕様車3両で旧製品車両4両を挟む3+4+3編成を組ませた。
2019年5月に出場したカノ18F(Mc191:再生産品)では標準的な3+7編成に戻ったがクハ101-79,クハ100-92が中間に入る。
クモハ101-165(5号車:弁天橋区仕様)が含まれるツヌ104F(旧製品)だが旧製品車両の代用として組み込まれただけだった。
意外にもクモハ101形とクモハ100形(新金型車両)の突き合わせはクモハ100-144+クモハ101-155が初登場になっている。
旧クモハ101-180+旧モハ100-230,旧クモハ100-144+旧モハ101-163の離脱によりツヌ113Fは再生産品編成へと格上げされる。
都合4本目の再生産品編成がまさか車両更新を経て現れるとは考えておらずこちらも意外な出場と言えよう。
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