出産シーズンは大変だ

ただ今52年度の4月、出産シーズンたけなわ。で、繁殖牝馬に種付けする種牡馬をどうするか悩んだり、産まれてきた子馬の名前をどうするか悩んだり、入厩時期を迎えた2歳馬の厩舎をどうするか悩んだり…。正直、現役馬の調教やレースよりもよっぽど時間がかかる。

牧場にいる牝馬の繁殖成績や、産駒のコメントをこんな風に残したり、競走馬の成績をこんな具合に1頭1頭記録しているわけで、レースの度に１行書き込むのは全然苦にならないのだが、2歳馬の入厩の際は新たにシートを1枚起こさなければならないわけで、これがかなり面倒くさい。今年のように7頭の2歳馬のウチ6頭が4月1週目入厩だった日には、作業が終わると「もう今日は1週進めないで寝ようか」ってな気になります。正直レースどころじゃない(笑)。

実際、前回のエントリーを書いてから3日経つワケですが、前回から1ヶ月しか進んでません。前回フラワーCを勝って桜花賞出走権獲得と書いた馬が、やっと桜花賞を走り終えた(結果は10着)ところで…。

で、新規入厩馬の成績表作成にもまして大変なのが種牡馬の選択。これで強い馬が続々でていて、「G1完全制覇も近い」とか「ダービー２代制覇達成」とかだと、もっと通な種牡馬も思う存分使えるのだが、現状では確率論的な観点から、実績Ｃや安定Ｃはイマイチ使いづらい。かといって、血統構成もある程度幅のあるものにしていかないと、牝馬が産まれても配合が難しいし…。もっとも、最近はそうした制約を自分ではめてしまったせいか、種付けする馬がちょっと偏りがちかも。ちょっと前のように、１時間も２時間も「本の種牡馬の血統表」と「PC画面の牝馬の血統表」を眺めているようなことは無くなったカナ。

幸い凱旋門賞に出た彼が、次世代にファロスが残らない、ミスプロ系さえ避ければアウトブリードになりやすい、パラメーターもそこそこ、となかなか使いやすい種牡馬になってくれたので、しばらくはちょっと悩んだら彼をつけるようにしよっと。