菊を諦める時

春のクラシックでも一瞬期待した馬(812)が、秋の緒戦に選んでセントライト記念で堂々の一番人気になった。結果は逃げ粘っての2着。もっとも、予想印からはスタミナの不足が伺える。どっちかというと「菊を諦めたことで短距離で活躍」になってくれるのを期待している自分がいるのであった。

彼が、春のクラシック路線で青葉賞3着に入ったときは、それこそ境勝太郎さんがサクラローレルに感じたのと同じぐらい期待したものだった・・・ってのは言いすぎか。サクラローレルと違ってちゃんとダービーに出て結果は12着だから、この時点ですでに「力不足」だったのだろう。ところが、そんな彼が秋の緒戦、セントライト記念に出て見たら一番人気に指示されているではないか。

これで見事に勝ちきってしまったときには、それこそ大いに悩んだと思うが、結果は前述の通り。予想印を見ても、スタミナの印だけ妙に低いしね。実は放牧明けのあと、強いところをやり過ぎたためか、セントライト記念の時点で既に調子が下降気味だったこともあり、仮に菊に向かって調整してもまともな体調で出走するのは難しい。というワケで、菊にはさして未練は無いので、心おきなく短距離路線にスイッチというワケだ。

ただ、問題なのが本賞金の不足。確か、今現在1900万円だから、このままだとG1クラスは間違いなく除外。スワンSか富士Sで賞金を積めれば、マイルチャンピオンシップにも出れるんだろうケド、体調を考えると間に合わない可能性大。

実は成長型「早熟」なので、出来れば3歳秋のウチに結果を出しておきたかったのだが、デビュー前に早々と屈腱炎になってしまい、3歳1月デビューだったからねぇ。なんとなく、ダビスタ04はデビュー前の故障が多い気がします。最新作はどうですかねぇ？