兄妹対決が楽しみというか怖いというか・・・

桜花賞を楽々と制した妹(894)の活躍を受けて、凱旋門賞を狙う兄(884)も負けてはいられない。年明け緒戦になんの気まぐれかフェブラリーSを使って惨敗した時には前途多難に思われたが<071001参照>、この惨敗がために次走でシャドーロールが着いたこともあってか、産経大阪杯は重馬場を力任せに追い込んでの快勝。

その後の調子落ちと馬体減が心配だったが、フタを明けて見たら春の天皇賞も見事な勝ちっぷり。

タイトルが菊の一冠だけだっただけに、天皇賞を落としていたら今年の凱旋門は無かったワケだが、これで一安心。後は宝塚までに調子と馬体の回復ができるかどうか・・・。ま、復調途上でも宝塚を勝つぐらいでないと、凱旋門賞父子制覇などともいってられないだろう。後は「ガンバレ郷原」

で、「ダービー出しちゃおうか？」と思ったりしている妹の方(894)だが、実は桜花賞後、5月2週目には早くも「絶好調」になってしまった。しかも体調が良いだけに馬体が増える増える。というワケで
１）調教はきっちり行い太め残りにはしない
２）そのせいで早めに調子が落ちだしたらオークスに出す
と方針を定めた。

結局、絶好調を維持したままダービーウィークを迎えた、レース当日の彼女(894)はベスト体重＋4キロの458キロ。スタミナ不安を考えると、ほぼベストコンディションだろう。もっとも、彼女が勝っても負けてもエンディングには関係ないけどね。というワケで、多分有力馬の一頭には違いないが、あまり緊張せずにレースに臨んだのであった。

今年のダービーには、彼女(894)のほかに、ニュージーランドトロフィーを勝った馬(893)を登録。早熟じゃないのでNHK杯(どうもマイルカップと呼ぶのに今だ抵抗アリ)はブービーに惨敗だったが、その後も元気だったので「雰囲気だけでも味わって来い」という感じ。

今年は実際のダービー馬がアドマイヤベガ・サニーブライアン・タニノギムレット・ジャングルポケットの4頭に、クロフネとサイレンススズカもいる。まぁ、そこそこ豪華なメンバー。ウチの娘(894)はアドマイヤベガ、サイレンススズカに次ぐ三番人気。

当然のようにサイレンススズカがハナを切り、サニーブライアンが番手を取り、ウチの若造(893)が3番手。

クロフネ4番手の後に少し開いて、5番手アドマイヤベガの直後が我等が紅一点(894)。タニノギムレットやジャングルポケットは外ワクだけに後方からの競馬となった模様。

3～4コーナーで徐々に前に進出した彼女(894)は、直線入り口で2番手に上がると

残り200を切った辺りで先頭のサイレンススズカを捉え

あっという間に突き放した。

勝っちゃいましたね。あっけないです。嬉しいですけど、なんか微妙。

ま、一度勝つと、その後ポンポーンと勝てるようになる(ような気がする)ものです。彼女(894)が元気なウチに、ちゃんと牡馬のダービー馬を出して、「両親ともダービー馬のダービー馬」を作るチャンスをもらったのだと思うことにします。

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