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Love&Teeth

藤島歯科の治療室ダイアリー。インプラント治療や審美治療。趣味や日常の出来事を紹介します。

京都勉強会

2012-07-20 12:35:05 | インプラント
22日(日)は京都でインプラント専門医の勉強会が有ります。

安全に長持ち出来る治療を目指した専門医の集まりです。
私はノーベルガイドを用いて、自分で新しく考案した治療法を発表させて頂きます。

ひょっとすると、他の専門医の先生も考えていらっしゃるかもしれませんが。




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ノーベルガイドのプラニング

2012-06-25 01:58:26 | インプラント
先週、今週とインプラントオペにはノーベルガイドを使用します。

オペを単純化するためのシミュレーションには時間を使います。
歯肉を剥離せず、インプラントだけが通る穴をあけます。

侵襲が少ないので、痛みや腫れ出血などの炎症症状が少なくなります。
痛いのは誰でもいやですね。

藤島歯科医医院は即時負荷を第一選択にしません。
長持ちする事を第一選択にしています。
インプラントを入れたときにはまだ骨はくっ付いていません。

出来るだけ永く使うためには骨がくっ付くのを待ちましょう。
その日にインプラントに負荷をかけるのはリスクが有ります。

良い質の骨を選び良い方向にインプラントを入れたいです。
プラニングには時間をかけています。




Photo



ノーベルガイド と即時負荷

2012-05-16 17:03:23 | インプラント
ノーベルガイドは侵襲が少ない事はたびたび説明しています。

それだけではなく、術前に最終の補綴物をシミュレーションできます。
条件が良ければ、仮歯をその日に被せる事(即時負荷)も出来ます。

写真はノーベルガイドを用いたAll-on-4の模式図です。
当院は原則all-on-6です。
しかも当院では即時負荷は原則としてしないようにしています。

手術の日に骨はオッセオインテグレーション(骨とインプラントの癒着)はしていません。
30年前でも上顎は半年(6ケ月)下顎は3~4ヶ月待つのが原則でした。
今インプラントの表面性状が良くなり表面積も増えていますが、それくらい待ってる間も骨はくっついている最中なんです。

骨の状態が良ければ6週間待てば良いと思います。
総入れ歯はAll-on-6でも最終補綴物は6ヶ月待ちます。
即時負荷はリスクを伴うことを術前にお話させて頂いています。

患者さんの立場で考えると、私自身でも早い方が良いと思います。
でも早く出来上がるのより、永く使える方が良いと思います。






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サージカルガイドとノーベルガイド

2012-05-16 16:38:44 | インプラント
インプラント手術でインプラントのだいたいの方向のを示す器具がサージカルガイドです。
歯ぐきは大きく剥離します。ドリルの位置はだいたいです。深さはドリルの目盛りで見て足のエンジンを止めます。

ノーベルガイドは深さ方向をCTの画像の中で手術前に決めておきます。もちろん専用のソフトを使用します。
インプラントの通る小さな穴しか開けません。深さもストッパー付きのドリルを使用します。
ドリルが滑って突き抜けると危険なのでよく使用します。
侵襲(歯ぐきを切ったり、ドリルを使う事)を少なくして、痛み、腫れ、出血を出来るだけ少なくします。
外科手術の内視鏡手術も侵襲が少ないのですぐ退院できますね。同じようなコンセプトです。

今週の患者さんもインプラント一本の手術ですがノーベルガイドを使います。
下顎管(下顎の大きい血管神経の通る管)を避けて安全に手術します。もちろん剥離しないのでその分痛みが少ないです。
また方向は骨の密度もCTで良い骨の場所を選びます。
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2Dと3D

2012-03-10 00:43:05 | インプラント
X線写真の2Dとは平面画像です。3Dとは立体画像です。

CTですごいことは立体画像を見ることが出来るだけでなく、
0㎜の画像を見ることが出来ます。しかもあらゆる角度の輪切り画像を見ることが出来ます。
しかも密度を変えてみることが出来ます。

平面画像は厚みのある骨の中の病巣は写りにくく、
症状が進んでからで無いとわからないことが多いです。

この写真の矢印の病巣は平面のX線写真ではわかりにくいです。
最初の2枚がCT写真で最後の写真が2Dの写真です。3枚目では根尖病巣(根っこの先の腫瘍)が分かりにくいです。
この写真は患者さんの御好意で掲載させて頂いています。
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抜歯の道具

2012-03-10 00:21:31 | インプラント
この薄い刃の道具で歯を抜きます。
歯と骨の間にそっと差し込み使います。
こねて骨を割ると骨の位置が下がります。

骨を移植で作ることも出来ますが、余計な処置を少しでもしないように優しく抜きます。
時間がかかります。でも、移植で腫れたり、痛くなるのを避けたいのでこういった道使います。

CTの3D等の画像をよく診査して綿密に抜歯の計画を立てます。インプラントより時間をかける場合も多いです。

今日のインプラントオペは夕方4時30分のスタートでした。将来のオールオン6を考え直径4.3㎜の長さ13㎜のフィゥスチャー(インプラント本体)を45ニュートンで埋入しました。即時負荷が可能ですが、リスク(危険性)は避けました。ISQ(インプラント安定値)は81(65以上が良好な値)いい数値です。3ヶ月後に2時手術を行ないます。


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即時負荷

2012-02-15 03:06:53 | インプラント
インプラントを手術して、その日のうちに上部構造(被せもの)を入れる治療を即時負荷と言います。
患者さんにとってはすごく夢のような治療です。

この即時負荷の治療法は、咬合力(咬む力)が弱く、長いインプラントを埋入でき、
所定の力で固定出来れば成功率は高くなります。

しかし、手術をした時は全く骨はインプラントとくっ付いていません。
機械的にそこに噛み込んでいるだけです。
藤島歯科医院は即時負荷をする事が出来ますが、第一選択にはしておりません。

感染が有ったり、予想以上の力がかかると脱落の危険性(リスク)が有ります。
時間をかけ骨がくっ付くのを待った方がリスクが少ないです。
長持ちし易いです、同じ条件では。

藤島歯科医院は患者さんに骨の状況等をCTで説明させて頂き、
出来るだけリスクの少ない方法を選んでいます。
あまり急ぎません。

永く維持する事を願っているため、無理はしません。
美味しいもの、硬いものを永く食べられる方が良いですね。
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やすりで?

2011-12-06 12:38:20 | インプラント
知り合いの患者さんです。
以前、オールオンー6のハイブッリドの上部構造(被せもの)が壊れた方です。
メタルはチタンです。特殊加工をしています。
インプラントと同じ素材で身体に優しいのですが加工や調整が難しく硬いものです。

ヤスリですり減ったものではなく、歯ぎしりによるものです。
加工の出来にくいものも、咬合力でこんなにすり減ります。

このような方が歯を長持ちさせるためには、力のコントロール(フォースコントロール)が必要です。
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ノーベルガイド

2011-11-07 01:48:48 | インプラント
インプラント治療を出来るだけ痛みを少なくする方法。
侵襲を少なくするために、内視鏡手術と同じような考え方で行なう手術法です。

ガイドのホールに合わせたストッパー付きのドリルで
安全に所定の位置まで埋入窩を作ります。

3Dでシミュレーションしたデータをスウェーデンにe-mailで送ります。
1週間程でカドカムで作製されたガイドが空輸されてきます。
今週のオペは全てガイドオペで行ないます。

痛くない方がいいですね。
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写真

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