昔から、「男子厨房に入らず」と言われてきています。
これには色々な解釈がなされていて、孟子の「君子遠庖厨」から来ているとする説、
昔の男尊女卑の思想から言っているとする説、男女の役割分担を表しているする
説等々ただ言える事は、この言葉が結構重きを持って、多くの家庭で実践されてき
たことであると思います。
我が家の料理長は、結構幅広いレパートリーを持っていて、大概の料理は作ってくれ
ます。 何処で覚えたのか、かつお等も捌いてしまいますから、そこそこ立派です。
自分は、勤め人だった2年くらい前までは調理には一切手を出さず、まさに、「男子厨
房に入らず」の生活でした。
今は、結構ひまもありますから、男子も少しは食べ物に手を出すべきだと考えを変えま
した。
自分の場合の理由は、
1 男ゆえに、力が有った方がやり易いこと(大した力はありませんが)
(例) 蟹を捌いたり、鮪や鰺、鰤のネギトロ、タタキ、なめろう
2 段取りや手順が大事な場合
(例) 麺類の調理(ラーメン、生蕎麦、うどん等、パスタは除く)
3 多かった外食時の見様、見真似が通じる場合
(例) 刺身の捌き、ステーキを焼くこと、鍋物のだしづくり
等々です。
料理長は、迫力に負けて、黙って手伝ったりしています。 ただ自分の場合は、仕事が荒
く、その辺に具材やつゆをこぼしたりしているので、内心は舌打ちしていると思います。
PCの知人O氏の様に、分担できちんとした形で食事を賄うような立派なことはできません
が、男子も出来る事は厨房に入ってやるべきだと思っています。